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『守礼の光』古書、3冊入荷しました。
1959〜72年の米軍統治下の沖縄で発行・配布されていた雑誌。
豊富な写真と共に、沖縄の社会や暮らしの情報を掲載。
一見知的な教養誌ですが、実は「アメリカ陸軍第7心理作戦部隊」が編集し、大衆への宣撫工作を目的としたプロパガンダ誌なのです。
(続く)→


(続き)→ 軍命で北部への避難を禁じられた中南部の住民も、日本軍による食料強奪や避難壕からの追い出しに遭い、死傷者が拡大。
また軍は「民間人に偽装して米軍を襲え」とも指示、そのため当初住民は殺さず捕虜にする方針だった米軍側も、住民を射撃するように。
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日本軍は本土決戦まで時間を稼ぐため、敗北を承知で持久戦を継続。
住民の被害も止まず、浦添や西原では住民の約5割が死亡、後の南風原町など8割が死んだ地域も。
米軍が撮った写真には、傷ついた幼児や少年・少女兵らの悲惨な姿が。
大人の思惑で子どもさえ地獄に放り込んだ、それが沖縄戦です。 [添付: 5 枚の画像]

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79年前の今日・1945年5月5日は、沖縄戦で日本軍の総攻撃が失敗した日。
4日〜5日にかけ、浦添や西原での大規模な戦闘で日本兵約5,000人が戦死。
こちら『沖縄戦新聞』(2005刊)は、当時の出来事を現代の視点と新たな資料に基づき記事化した新聞。
第9号で、この時の凄惨な戦況を報じています。
(続く)→

朝ドラウォッチャーのホリーニョさん・ももたさん・やまちさん、そして まめ書房によるX /スペースでの『ちゅらさんトーク』。
次回は5/7火曜日、”21:00”からのスタートです、お楽しみに〜📻
twitter.com/i/spaces/1djGXNOWL
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ところで以前の放送で「ゴーヤーマンが欲しい」と発言したところ、なんと!
『お仏壇の赤峰』でお馴染み、沖縄の「赤峰家具」さまより3種のゴーヤーマングッズをいただきました。
①ストラップ・②キーホルダー・③耳かき、特に②と③はエイサーバージョンです😄
どうもありがとうございます!🙏
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(続き)→ 収録作「母について」で描かれるのは、比嘉氏の母の戦争体験。
日本兵に避難壕を追い出されたり、幼い学徒兵の特攻などを目にしながら、四人の子を連れて戦火を潜り抜けます。
一方「砂の兵士」は、沖縄で現地招集され武装は棒一本だけの”防衛隊”(棒兵隊)となり、戦場に放り出された氏の父が主人公。
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他に、壕に籠る日本兵や住民に、投降を呼びかける沖縄人捕虜の物語「砂の呼声」。
学徒兵が琉球王朝の貴重な古文書を戦火から守ろうとする「学舎(まなびや)」など。
様々な角度から沖縄戦の醜さ・虚しさを描きつつ、最後の一線で人間の善意を信じようとする作者の、強い想いが伝わる名作です。

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昨日、写真集をご紹介した比嘉慂(ひが すすむ)氏の、漫画作品を一つご紹介します。
こちら『砂の剣』(2010刊)は、元は1995年に出版された氏のデビュー作品集の復刻版。
いずれも沖縄戦をテーマとする七作の短編を収録した、比嘉慂氏の原点と言える一冊です。
(続く)→

(続き)→ 副題に『那覇の街角』とある通り、被写体は那覇の街並み。
花ブロックで飾られたアパートや、板張りの外壁に赤瓦屋根を戴く民家。
黒ずんだコンクリート塀やパステルカラーのアパート。
それらの隙間から忽然と現れる古井戸や拝所。
那覇周辺を歩いて出会う、古びた建物や路地が写されています。
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「年月を重ねた家の醸し出す風情は、真っ当に暮らしたいと願う人々の誠実な温もりが感じられ、この不条理な沖縄にあっても芯はぶれない、変わらない、まさに風土の心を私は見ているのだ(後書きより)」
比嘉氏の漫画にも通じるその感性こそが、この何気ない写真に大きく心揺さぶられる所以でしょう。

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沖縄の漫画家・比嘉慂(ひが すすむ)氏といえば、少女の目を通し戦前の沖縄を描いた「美童物語」や、沖縄戦を描いた「砂の剣」「カジムヌガタイ」などの素晴らしい作品で知られます。
そんな氏の最新刊『風土の家』(2024年3月刊)は、なんと漫画ではなく、氏の手になる初の写真集。
(続く)→

(続き)→ 本書では、死者を供養する「若焼香(ワカスーコー/一年忌〜十三年忌)」の法事料理や、お墓を建てた際の「お墓のお祝い料理」の中に、チラガーの姿が見えます。
結婚や長寿の祝い料理にチラガーは登場せず、法事やお墓などあの世に関わる行事でお飾りのように並ぶのには、何か意味があるのかも?
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これは想像ですが、沖縄では豚の鳴き声に魔物を追い払う力があると言われるので、もしかすると豚の顔・チラガーを飾る事で魔除けの効果を期待したのかも。
沖縄の食べ物には、祭祀や信仰と結びついた物が数多くあります。
そんな食文化に触れると、沖縄料理をより深く味わえる事でしょう。

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「ちゅらさん」にも登場した、沖縄の食材・チラガー(豚の顔の皮)。
コラーゲンが豊富で、刻んで酢の物にしたり、炒めたり煮ても美味しいそう。
その存在感?から観光客のお土産にもなる一方、沖縄ではある行事の際にも用いられるのだとか。
渡口初美先生の『沖縄の葬祭と先祖供養』を紐解いてみると…。
(続く)→

(続き)→ 汁は“だし汁にイラブーの味と匂いが移って実に濃厚、絶妙”。
身は“燻製の香りが口内にたちこめ、噛むほどに深い味が出てくる”のだそう。
一日がかりの手間をかける調理法も紹介。
続いてイラブーの産地・久高島に渡り、聖地・久高とイラブーにまつわる歴史、イラブー燻製の製法なども丁寧に解説。
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本書では他にも、鰹節やかまぼこの加工場、島野菜や果物の農園、「きっぱん」「ブクブクー茶」など風流なお菓子・お茶など、沖縄島・宮古・八重山各地を横断し、その味が生まれる”現場”を取材。
沖縄の食文化の奥深さと、それを支えてきた人々の想いが伝わる良書です。

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「ちゅらさん」で古波蔵家の台所にもあった、イラブー(ウミヘビの燻製)。
かつて琉球王が滋養強壮のため食した、沖縄が誇る高級食材です。
こちら『神々の食』(2003刊)では、著者の池澤夏樹氏が那覇でイラブー汁を味わい、久高島でイラブー漁を見た様子をレポートしています。
(続く)→

(続き)→ 沖縄の人々は日本国民でもアメリカ国民でもなく、行政機関「沖縄民政府」の上には、米軍による「軍政府」が絶対的な権力を持って君臨していました。
その頃の沖縄で何が起こり、人々はどう暮らし、どんな想いを抱いていたのか。
写真は、それらを知る手掛かりになる本です。
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沖縄戦からアメリカ世にの時代について、沖縄県外の私達はあまりに無知であり、「屈辱の日」の事も意識にのぼりません。
しかし、その歴史的背景を抜きにして現代の沖縄の問題を理解したり、語ることはできないでしょう。
優れた書籍が沢山ありますので、ぜひお手に取ってみてください。 [添付: 5 枚の画像]

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72年前(1952年)の今日4月28日は、沖縄が日本から分離され米軍統治下に置かれた「屈辱の日」。
敗戦国日本はこの日、サンフランシスコ講和条約により主権を回復。
しかし沖縄は日本から分離され、米軍の統治が続く事に。
1972年の日本復帰まで続くこの時代は「アメリカ世(ゆー)」と呼ばれます。
(続く)→

【5月のスケジュールのお知らせ】
5月24日(金)〜29日(水)は『西石垣友里子展Ⅴ』を開催。
期間中は無休、25日(土) 15:00より〔西石垣さんと三時茶〕もあり。
それ以外は、平常通り水曜・木曜が定休日です。
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OPEN 11:00〜19:00
神戸市東灘区岡本1-12-26 マンション藤105
阪急岡本駅🚶🏻2分 JR摂津本山駅🚶🏻5分
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【イベントのお知らせ】
来たる5月、沖縄の木工作家・西石垣友里子さんの展示会を開催します!
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『西石垣友里子展Ⅴ』
季節は移ろい、気持ち良い風が吹く新緑の季節となりました。
沖縄の旧暦では若夏(わかなち)に当たる頃。
瑞々しい沖縄の木を素材とする作品が、今年も神戸岡本に到着します。
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会期:2024年 5月24日(金)〜29日(水)
11:00〜19:00 期間中無休 作家在廊日:24日, 25日
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〔西石垣さんと三時茶〕琉球菓子と月桃茶を西石垣さんの器で
25日(土) 15:00〜15:30 ¥1,000 定員6名
ご予約はmameshobo@icloud.comまで
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朝ドラウォッチャーのホリーニョさん・ももたさん・やまちさんによるX /スペースでの『ちゅらさんトーク』。
次は4/28日曜日、”23:00”からのスタートです📻
twitter.com/i/spaces/1BRKjPend
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まめ書房からは、ドラマに登場する沖縄の文化・歴史や新たな発見など、まめ知識をお伝えします。
「◯◯ブー」の◯◯に入る文字は何でしょう?…お楽しみに😄
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(続き)→ イフェーの札は朱、枠は黒の漆塗りに金箔や螺鈿で装飾され、その模様は蓮・龍・瑞雲など、仏教と道教や儒教のモチーフが混在しているのもユニーク。
書籍『スーコーとトートーメー』や『御願の道具と供えもの事典』には、イフェーの祀り方や種類、歴史などが詳しく書かれています。
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イフェーは古来からの「先祖崇拝」の核として、一年を通して様々な御願(ウグヮン=お祈り事)が行われ、人々の心の拠り所ともいわれてきました。
こうした沖縄の伝統的な宗教観や家庭での行事については、書籍『「御願じょうず」なひとが知っていること』も参考になります。
ご興味あればぜひ。

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沖縄の民家などで見られる大きなお仏壇、その上段に鎮座するのが、ご先祖様の名札を連ねた豪華な「イフェー(位牌)」です。
イフェーはトートーメーとも呼ばれ、先祖の霊の依り代であり家系のシンボル。
朝ドラ「ちゅらさん」や「ちむどんどん」にも登場しましたね。
(続く)→

『當麻 妙 写真展 KUDAKA』、本日終了しました!
多くのお客様のご来店、心より感謝いたします😊
美しい久高の写真をきっかけに、沖縄の自然・文化・歴史にも目を向けていただけたら嬉しいです。
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まめ書房では、引き続き當麻さんの書籍や活動をご紹介してまいります。
どうぞよろしくお願いします。
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