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『<悪の凡庸さ>を問い直す』
編/田野大輔、小野寺拓也

「凡人でも環境さえあれば大いなる悪を成しうる」程度の意味で広まってしまったアーレントの「悪の凡庸さ」という語について、アーレントはどのような意味で使ったのか、凡庸という語は適切なのか、この語の意義はまだあるのか、ドイツ史や思想史の研究者が語り合った本。

『関心領域』を見て気になっていた本だったので読めてよかった。すごく面白かった。「悪の凡庸さ」の意義やアイヒマンの実像は研究者の間で今なお議論され続けている。本来複雑で多層的な事柄は、分かりやすいキャッチーな言葉で理解してはいけない。いやいけないことはないが本質ではない。

興味深かったのが「アイヒマンは誰かと話す際は決まり文句を愛用していた」……というか、死の間際ですらそういう風にしか話せなかったという点。私は以前から、いわゆるネトウヨ的な言動ってすごくテンプレだと思っていて、皆おなじ言葉を使ってるな~と思っていたのだけれど、ちょっと似ている。一見つっかえたり言いよどんだりしないから、凄く明快にスラスラ喋っているように見えるけど、実は自分のことばを持ってない人って、最近特に増えたよなぁ、と思う。

【英語学習記録(7/11木)】 

・英語のハノン(中級)
→12.6×3
→12.7×3
今日は短め。ぼちぼちやるわよ、ぼちぼち。

【英語学習記録(7/10水)】 

・英語のハノン(中級)
→12.4×4
→12.5×3

「Fog」がFワードになる問題は口をオーの形にしっかり開くと解決した。少しでも横に伸ばすとダメ。

今日の変換は、
「slightly(わずかに)」⇒ストライク3
「thicker(ぶ厚い)」⇒シカ
凄い聞き取りするやん。

【英語学習記録(7/9火)】 

・英語のハノン(中級)
→12.3×4

翻訳アプリの精度を疑ってみたがそんなことはなかった。私の発音だと「Fog is more common phenomenon in London than in Paris.(霧はパリよりもロンドンでよくみられる現象です)」という文翔の「fog」がFワードに変換されたのには笑った。笑えない。

【英語学習記録(7/8月)】 

・英語のハノン(中級)
→12.2×4

翻訳アプリにむかって喋ってみたら、
「slander(中傷)」⇒「surrender(降伏)」
「sales(売上)」⇒「cells(細胞)」
「had more」⇒「and more」
と変換されて、グヌ……となった。全然だめだめ。

まめ さんがブースト

「東京都知事選」について

 現在の所、詳細な情報はないものの、投票総数では小池氏が当選。

 しかし、小池は投票率が5%上がりながらも前回より100万票近く減らしている。

 対する蓮舫氏は前回の宇都宮健児と山本太郎を足したより20万票位多くなりそうだ。

 しかも小池は自民・公明・連合それにマスコミの徹底的な支援(蓮舫落とし)の結果のこの数字である。今日、当日にも和田アキ子がある種の「いやがらせ」を自分の番組でしていたと云ふ。
 つまり、それだけ小池側も必死だった、ということ。

 さて、話題の「政治屋」石丸だが、前回割れた維新も含めたネトウヨ「極右」の票を集計すると、162万票となり、投票率を考えると、東京のネトウヨ=「維新的なもの」の支持層はおおよそ「このくらい」なのは変わっていない。

 また元来野田に近く、「仕分け」の人としてネオリベラルの象徴だった蓮舫は、選挙後半から非正規を正規に、また晴海、築地、神宮外苑前の再開発と三井不動産の関係を前景化させることで、一挙に支持が広がったと言える。

 ただし、野田は最後の新宿での演説でも「安倍さんは信用できるが小池は信用できない」などと息巻いていたらしいが、これは最悪である。
 いずれにせよ、ついに市民社会と政党の関係は本格的な再編期に入ったようだ。

英語のオベンキョを少しでもやった日はタグを付けて投稿してるんだけども、はじめて1年半が経とうというのにまだ162件にしかならない。200件の道のりは遠い。だけど途切れ途切れでも続けてて偉いぞ私(褒めて伸ばすスタイル)

【英語学習記録(7/5金)】 

・英語のハノン(中級)
→11.9×3
→12.1×3

オットーに「発音が正しいかどうかってどうやって検証したらいい?」と聞いたら、Siriに向かって英語で喋ればいいと言われた。な、なるほど……。

今週はドタバタしていて一週間ぶりになってしまった。新しく「ネイティブの感覚で前置詞が使える」という本を買った。ださかわなイラストが満載。中学生の頃の英語の先生が絵を多用してくれる人で毎回テストが楽しかったのを思い出した。

【英語学習記録(6/28金)】 

・英語のハノン(中級)
→11.7×4

英語っぽく読みたくて、そsれっぽく読むのをずっと意識しているんだけど、無理に読んだらそれはそれで聞き取りにくいんだろうか。英語話者と会話してみないと分からない。

【英語学習記録(6/26水)】 

・英語のハノン(中級)
→11.6×4
→11.7×4

ちょっと長めに読んだ。初見ではうまく読めないけど、聞きながらだとまあなんとかそれっぽくなってきたと思う(巻き舌以外)

筋トレをサボってるので再開したい…。

【英語学習記録(6/25火)】 

・英語のハノン(中級)
→11.5×5

今日も比較的いい感じに読めた。相変わらず巻き舌が苦手。「personality」とかがうまく読めない。

【英語学習記録(6/24月)】 

・英語のハノン(中級)
→11.4×5

いい感じに読めた。うふうふ。だが油断していたら寝首をかかれるので気を引き締めて続ける。

『ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。』感想続きの2 

ところで私はルピシアの紅茶が好きで、贈り物に買ったり、クリスマス時期にブックオブティーを買ったりしている。運よくポイントが溜まると、ティーバッグ2つと会報誌が毎月届けられる。今月の特集は『セイロンの名を継ぐ紅茶』で、「伝統的な方法で栽培されて手摘みされる上質な紅茶」「歴史を感じる街並みが残されている」というキラキラな記載に渋い顔になった。それに「セイロン」はイギリスの植民地だった影響でつけられた国名だそうなので、歴史の重みを感じるためにエモく使っていい名前ではないのでは……とモヤモヤしながら紅茶をすすった。

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『ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。』感想続き 

続)

植民地にされたことで、それまで誰も飲んでいなかった紅茶を育てることになり、紅茶畑の管理をさせるためにインドから移住させられた人々は、今も根強く残る差別をうけながら、山間部のプランテーションで生活している。雨漏りのする住居でトイレは共同、お風呂はなし。労働者を一生涯働かせるための農場なので、保育園も簡単な病院もあって、一歩も外に出ず生涯を終える人もいる。畑での生活は朝から晩まで働き詰めでロクな娯楽もなく、お酒を飲むしか楽しみはない。家庭内暴力も少なからずあるという。男性は工場で機械を操作して朝~昼過ぎまで働く一方、女性は朝~夕方まで畑で茶摘みの肉体労働。どちらにしてもしんどいしごとだが、ここにも男女差別が存在する。

そんな生活に村の人々は「慣れた」と言う。農園で暮らす子供たちのなかに「将来ここで働きたい」と言う子は一人もいない。それでも、ほとんどの子は大人になって農園で働く。名前だけは教科書で知っていた「プランテーション」という仕組みの邪悪さがよくわかった。

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『ぼくは6歳、紅茶プランテーションで生まれて。:スリランカ・農園労働者の現実から見えてくる不平等』
著/栗原俊輔

スリランカの紅茶プランテーション農場の歴史は、19世紀、イギリスの植民地にされたことから始まった。独立と内戦を経てもなお150年前から続く過酷な労働現場と構造的不平等、そんななかで世界は何ができるのか。

この前読んだ『マーリ・アルメイダの七つの月』のあとがきで紹介されていた本のうちの一冊。今もう一度『マーリ・アルメイダ~』を読み返したら印象が変わりそう。タイトルに「僕は6歳」とあるので、農園で暮らす6歳の男の子のルポなのかと思いきや、そうでもなく、スリランカ全土のプランテーションの状況について説明がされていた。

平易な言葉遣いで内容も分かりやすく、中学生位なら余裕で読めそうな内容になっており、字も大きくてすぐに読み切れる本。スリランカを知るための最初の一冊にはちょうどよかった。

続)

【英語学習記録(6/21金)】 

・英語のハノン(中級)
→11.2×4
→11.3×4
意地悪な発音が増えてきた。「She is as tall as I was at that age」とか嫌がらせやん。「as I was at that age」が言えなくてアッチッチ!アッチッチ!言うてたわ。

【英語学習記録(6/19水)】 

・英語のハノン(中級)
→11.1×5
→11.2×3
11.2が早すぎて無理なので明日またやります。録音する気すらおきないほどに無理。

【英語学習記録(6/18火)】 

・英語のハノン(中級)
→10.4×5
subscriptionを速く言われると舌を噛みそうになる。

【英語学習記録(6/17月)】 

・英語のハノン(中級)
→10.3×5
この文法、前にでてきたけど覚えてないな~ってのがちょくちょくある。終わったらまた最初からやろうね。。。

『ヒトラーのための虐殺会議』感想続き 

様々な観点が提示されて、問題点が明らかになり、どんな解決策をなしうるかを話し合いで決めていく様は、池井戸潤の小説に出てきそうだな~と思った……そこで話し合われている内容が「ユダヤ人をどうやって効率的に殺害して絶滅させるか?」でさえなければ。

参加者たちは全員、自分の職務を全うするためによりよい意見を出し合っていた。もうすぐこどもが産まれる人も、前線に立って戦争の残酷さを経験した人もいた。そういう「優しくて優秀なひとたち」が淡々と話し合いを進めていく。会議の参加者たちは全員、ユダヤ人も人間であるとしっかり理解したうえで話を進めていた。「収容所への移送を無理やり進めると動揺して暴動が起きるので他の方法を考えよう」みたいな、ひとの心理を理解していなければ出てこない意見がたくさんでてきた。だから、彼らは自分たちが何をしているのか分かった上で「どう絶滅させるか?」を議論していたのだ。この世界のためにそうするべきなのだと信じて。

もう一度言う。観ていてすごく面白い会議だった。明確な目的があり、出席者は全員熱意にあふれ、活発な議論がなされて、問題点が提示され、解決策を話し合う、凄く「有意義な会議」だった。その面白さが、なんなら『関心領域』よりも怖かった。

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