今季二ヶ月かけて、属七の和音だけに関する講義をすることになるんだけど、そんなに話せることなくないか…?と途方にくれているボンクラ教師です。
6年くらい前のノートが出てきた。
「他人への適切な頼み方がわからない」という悩みと、その答えとして「迷惑はどうしたってかけざるを得ないのだから、まずはしてもらったことに感謝する」と書いてある。
今でもよくわかるし、同じ意見だ。当時は「断りにくい頼み方をしてくるね」だの、逆に「相談もせずに決めるなんて、頼ってくれなかった」だの言われていたけど、そんなこと言われる筋合いないね。よく頑張ってるよ、と過去の自分をねぎらった。#fedibird
IELTS といえば Writing がまあ苦手なのだけど、ディスカッション系の課題で時間内に書くには難しいこと考えずにド偏見をかまさなきゃいけないのが、英語とか関係なくしんどいなぁとどうしても思ってしまう
たとえば「若い人へのプレゼントはお金がいいか物がいいか」という議論について、自分が物のほうがいいという意見に立つ場合、「多くの人はお金は素晴らしいプレゼントになると考えている」という文章を何も恐れずに書かなきゃいけないということ。「多くの人」とかいうクソデカ主語でものを言う事は、試験だろうがしたくないという潔癖な思考のせいでな…無駄な時間を食うのよ…
自動パラメータの計算式、ちょっと汚いけど共有。
締め切りが過ぎた合図:
if(((dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1) < 1) and (prop("完了チェックボックス") == false), "🔥", "")
緊急度レベル:
if(prop("完了チェックボックス"), 0, if(prop("締め切りが過ぎた合図"), 120, if((prop("推定される所要時間")/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1) <= 1), round(((30/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1)*(prop("推定される所要時間")-prop("実際の所要時間"))+(prop("重要度")-3)+((prop("モチベーション")-3)/2))*2)), round((60+(((prop("推定される所要時間")-prop("実際の所要時間"))/(dateBetween(prop("締め切り日"), now(), "days")+1)-1)*5+(prop("重要度")-3)+(prop("モチベーション")-3)/2)*2)))))
やりたいこと・やるべきことが散らかって次の行動に時間がかかることが増えたので、Notionで「アクションマップ」と名付けたデータベースページを作ってみた。
一項目一タスク対応。ただし、所要時間が8時間を超えそうなものは、タスクとして大きすぎるので細分化する。
各タスクについては以下が記入できる:
1. カテゴリ (遊びや仕事など)
2. 締め切り日
3. 推定される所要時間
4. 実際の所要時間
5. 重要度 (5段階)
6. モチベーション/やる気 (5段階)
7. 完了チェックボックス
これらのパラメータをもとに、以下が自動的に算出されるようにしている:
8. 締め切りが過ぎた合図:🔥マークが出るようになる
9. 緊急度レベル (100段階)
特に緊急度レベルの設計をちょっと頑張った。
締め切りが近くて推定所要時間が長いほどLv.100に近づく。
実際にかかった所要時間を都度入れていけば、そこから残りの所要時間が算出されて緊急度は下がる。
そしてその上で、重要度とモチベーションで5前後の差が付くようにしている。
🔥マークがついてしまったものは、他のパラメータ関係なくLv.120になる!
今日使い始めたばかりだけど、早速捗っております #fedibird
タラスキン著『ストラヴィンスキーとロシア的伝統 (1996)』をもとに、ストラヴィンスキーの『ペトルーシュカ (1911年原典版)』分析中。
さっそく冒頭のメロディが市場の木炭売りや林檎売りの掛け声を模したものだとあって目から鱗がぽろぽろ落ちてる。
そして全30~40分のバレエ曲に、なんと15曲ものロシア民謡やシャンソンの引用が入っている。
良いメロディだなぁと思っていたのは全部引用だった…
書籍アーカイブ: https://archive.org/details/stravinskyrussia0001taru/mode/2up
縁あって、書籍『ヘンリー・カウ 世界とは問題である』の訳者である須川宗純さんのトークイベントに行ってきた。
ロックやジャズについては本当に不勉強で、ヘンリー・カウと聞いてしばらく個人名だと思っていたほど…
ヘンリー・カウの音楽をいくつか聞きながら、彼らの活動がどういうもので、どういう音楽を作っていったのかという内容。
彼らの音楽の独自性や魅力は、モダニズムの中での集団主義から来ているということにしっくりきた。
ロマンティシズムの「作者の主観を前面に押し出す」ということから脱しようとしたモダニズムは、その反動として「では主体とは何なのか?」という問題にぶつかる。ヘンリー・カウはその一つの答えとして、個人主義でも全体主義でもない、「同じ思想の複数の人々で一つのものを実現する」集団主義を進めた。
確かに "Amygdala" や "Upon Entering The Hotel Adlon" を聞いたとき、これは個人では作れない、同じ方向を向いた人たちによる集団ならではの音楽だと感じた。
本はこれから読んでみるので、上記のざっくりした理解はまた修正する必要があるかもしれないけど、ロックやジャズ特有の音への苦手意識からなかなか入れていなかったロック初期の景色をここから広げられそうで楽しみ。
今日は楽譜浄書家としての仕事をした。
いわゆる現代音楽の、五線譜と図形楽譜を足して二で割ったような複雑さ極まる楽譜を、手書きからデジタル譜に直すという仕事。
西欧音楽に残る楽譜至上主義に加担してしまっているなぁとは思いつつ、できることで食べていく手段は選ばずにいく。
なかなか大変な作業ではあるので、締め切り間近で始めるというよろしくないことをしたら、案の定明日は10時間くらい作業することになりそう。面白くなってきたぜ…
(4/n) 今日読んだ分のまとめ。
ドビュッシーの『牧神の午後への前奏曲』は、透明なニヒリズムや西欧音楽の袋小路からの脱却を目指す変革の一歩だった。
この変革の本質は、主題を《展開》ではなく《変換》していくことにある。
展開は、主題が表している主観的意味、つまり「意味されるもの」を広げたり状況を変えてドラマをつくっていくこと。
変換は、主題を純粋なオブジェ、「意味するもの」として操作し、何かを告白したり物語ったりさせず、象徴として存在させ続けながらその色合いだけを変えていくこと。
《変換》の音楽は、ドビュッシーに影響を与えたバリのガムラン音楽や、ニューギニアの歌、インド古典音楽など、神話的世界や象徴的世界に紐づけられた音楽に見られる。そのため、西欧音楽でも古代的世界観や神話などの助けを借りて《変換》の音楽を推し進める動きはあった (ワーグナー、ドビュッシー、ラヴェル、ストラヴィンスキーなど) が、結局西欧音楽にはそのようなディスクールの構造が無いため、それを続けていくことはできなかった。
#読書メモ
社会人大学院生: サウンドプログラマ/フロントエンドエンジニア/大学非常勤講師として働く傍ら、インタラクティブアートやサウンドアートについて研究中。作品制作も細々と。