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【告知】
5月6日開催のSFセミナー2024にて、鯨井久志さん、白川眞さん、藤川新京さん、平井尚生さんと共に「新人SF翻訳家ミーティング(仮)」に登壇することとなりました。打ち合わせ段階から面白いパネルになると確信していました。宜しくお願い致します!

開催場所など詳細
sfseminar.org

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今回は日本SF大賞の最終候補作(結城充考『アブソルート・コールド』、斜線堂有紀 『回樹』、高野史緒 『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』、長谷敏司 『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』、久永実木彦 『わたしたちの怪獣』)全て電子書籍で読めます。この機会に日本SFの多様さをぜひ #note note.ebookstore.sony.jp/n/ndba

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『SFマガジン4月号』の特集は「BLとSF2」(監修 瀬戸夏子 水上文)。書評コーナーでは、あわいゆきさんが『奏で手のヌフレツン』について書いてくださっています。〝読者の固定観念を鮮やかに覆す球地の世界観〟連載第47回となる「幻視百景」では、ある惑星の希少な生き物を描きました。

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勝山海百合さん翻訳のオガワユキミさんの短編「さいはての美術館」が掲載されているのですが、扉絵が『金星の蟲』装画のねじれさんで、すごくいい…。

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カニカ・アグラワルの超短編も良かったです。これは実在する日本の生物学者岡崎恒子(1933-)と岡崎令治(1930-1975)のDNA複製にかかわる発見をモチーフにしていて、作中で連呼される「オカザキ」がオカザキ妻なのか、オカザキ夫なのか、発見物オカザキ・フラグメントなのかをあえて識別しにくい形で書いているという、実験小説っぽい作品です。
私は寡聞にしてモデルとなった方のことをよく知らず、読後に岡崎恒子氏のエッセイ「岡崎フラグメントと私」を読んだのですが、これも貴重かつ面白い文章で、読む機会を得られて幸いでした。
brh.co.jp/s_library/interview/

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第44回日本SF大賞の選考結果が発表されました。大賞は長谷敏司さん『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』。功績賞が石川喬司さん、豊田有恒さん、聖悠紀さん、松本零士に贈られました。

最終候補作としてノミネートされたどの作品が受賞してもおかしくなく、選考会では大変な議論が繰り広げられたのではないかと思います。選考内容は後日日本SF作家クラブの公式サイトで公開される予定です。

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個人的には、読了時に「この作品が無冠で終わっていいはずがない」と思った『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』の受賞はもちろん嬉しい一方、他のどの作品も読み終えるたびに「是非受賞して欲しい」と感じておりましたので、(毎年のことではあるのですが)複雑な気持ちです。

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受賞した長谷敏司さんの『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』はもちろん、短編版と単行本版で二年続けて最終候補作になった(上に上梓した単著は全て最終候補作になっている)久永実木彦さんの『わたしたちの怪獣』も、未読の方がいらっしゃいましたらこの機会に是非……ほんとうに素晴らしいので……

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松樹凛さんの初作品集『射手座の香る夏』(東京創元社)をお送りいただきました。第12回創元SF短編賞受賞作を含む4篇収録。解説(松樹さんへのインタビューも)は飛浩隆さん。私が特に好きなのは、イタリア南部で少女が9つの影を持つ少年と出会う幻想小説「影たちのいたところ」2月29日発売

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他には、意識転送中の五人が密室で消える事件と、違法な意識転送で犬となって駆け回る少女たちの話が、伝説の白狼とつながる表題作、15歳になると自らの出生を事後選択できる社会を描くアクチュアルな作品「十五までは神のうち」、仮想世界のAIたちが夢でつながる、歩く死体の跋扈するアメリカ「さよなら、スチールヘッド」

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「東京創元社 短編SFはおもしろい!」という電子書籍の100円均一セールが主要電子書籍サイトで行われています。わたしの作品では「皆勤の徒」短編版と「黙唱」が対象です。3月7日まで

k-kinoppy.jp/tokyosogensha/SF6

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「皆勤の徒」短編版の方は、挿画集や「社長」や「外回り」のペーパーパペットとかもついてくる(切り抜いて作らないといけませんが)。

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「東京創元社 短編SFはおもしろい!」セールが幾つかの電子書籍取り扱いストアにて、本日から3/7まで開催されています。
拙作では「風牙」(創元SF短編賞受賞版)、「コーラルとロータス」の記憶翻訳者シリーズと、『時を歩く』掲載の「Too Short Notice」がいずれも百円です。よろしければ。

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ここしばらく(私にとっては)かなり手ごわい資料本に取り組んでおり、読めば読むほどさらに勉強が必要という状況でやや疲弊していたため、少しくらい楽しみのために読んでも……と読み始めたら終わんなくなって一気に最後まで読んでしまいましたよ『射手座の香る夏』。
どの作品も(いずれ終わる)夏を舞台とし、いくつもの重層的な謎によって物語られていきます。その過程で少しずつ姿を現していくものの姿が、それが今描かれているということが、読後ずっと胸に残るような作品集でした。
2/29発売予定です。是非。

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松樹凛さん『射手座の香る夏』(創元日本SF叢書)をご恵投いただきました。ありがとうございます。青に染まる印象深い装画はhaleさん、解説は飛浩隆さんです。第12回創元SF短編賞受賞作の表題作を含む、四編収録。
英題の『Good-bye, Our Perfect Summer』が全編読み通したあとに胸に迫ってくるこの感覚を、みなさんも是非。

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宮内悠介さんから『国歌を作った男』(講談社)をお送りいただきました。『ラウリ・クースクを探して』の元となった表題作や、ベトナム戦争時に開高健がSNSで炎上する話など13篇。著者あとがきも収録。楽しみです。

おはようございます。大阪も雨です。
今朝はハコベの可憐な白い花でおなごみください。

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