『ストラクチャーから書く小説再入門 個性は「型」にはめればより生きる』を読みました。うーんいい本! 今日は前半部(https://fedibird.com/web/statuses/112400260276835587)に引き続き、第二部「シーンの構成」第三部「文の構成」でした。
第一部「ストーリーの構成」の三幕構成は、おおむね理解できており、第三部もさらに詳しい類書が出ているので(文舵とか。とはいえ本著も簡潔に重要なことがまとまっていて良い。)、自分にとっては第二部が白眉でした。
第二部は、「シーン」をアクションを描く“シーン”とリアクションを描く“シークエル”に分割し、さらにそれぞれを「ゴール」「葛藤」「災難」と「リアクション」「ジレンマ」「決断」のブロックに分割し、それぞれの機能を解説していく、という構成です。自分にとって画期的だったのはこの“シークエル”でした。
特に心当たりがあったのは、“経験の浅い書き手の中には、リアクション描写が抜けていることに本人が気付いていないケースがよく見られます。(中略)人物の気持ちになりきって書いているうちに、読者も同じ気持ちだろうと思い込んでしまうのです。”という箇所。現在進行形で指摘されることが多いです。
天畠大輔さんの博論本「しゃべれない生き方とは何か」読んでめちゃくちゃ衝撃を受けている http://www.arsvi.com/b2020/2202td.htm
小学校低学年で『コン・バトラーV』の「実は俺はロボットだった」自我崩壊トラウマ将軍とロボット婢女美少女コンビにやられ自分の癖の基本が作られる。高学年になり『銀河鉄道999』で謎の年上美女に攫われる快楽に目覚め、同時に「お前の好きなものは『SF』と呼ばれているのだ」と松本零士に教えられる。
999が毎週どこかの惑星に停車しているこの時期は、毎年パイオニアとボイジャーのどれかが外惑星の写真を送ってくる時期でもあり、イオもガニメデもタイタンも身近な星というのは大きい。
『009』と『超人ロック』と『地球へ…』にほぼ同時期に出会って「髪の毛は重力に逆らって良い」ことと美少年という概念を知ったのも同時期、ここまで12歳、小6。
図書室に子供向けSF全集はあったけど、自分で初めて本を買ったのは、中学生になってから『ガンダム』ノヴェライズか、安彦良和・挿絵『クラッシャー・ジョウ』か、本家パワードスーツ『宇宙の戦士』のどれか。基本ガンダム。
中3で『グイン・サーガ』と出会い、さらに栗本薫の本に竹宮惠子が表紙の妖しいものがあることを知る。
またグインの他にも文庫JAには日本人作家のSFがあることを発見し、神林長平、大原まり子、谷甲州、野阿梓を読むようになったのが高校生……
永住者が税金を滞納したら在留資格の取消しを容易にする法改定に反対しています。署名や投書をしました。
この問題については東京弁護士会会長 松田純一氏の声明がわかりやすかったです。
>永住者の生活基盤はほとんどの場合日本にあり、日本で生まれ育った大人や子どもも含まれる。永住者は、それほどに日本社会に深く定着した人々である。
>加齢や病気、事故、社会状況の変化など、本人には如何ともしがたい事情により税金等の納付が困難になってしまうことは、誰にでも起こりうる。
>滞納処分による強制徴収が可能であるから、それで足りるはずである。(略)外国人にだけ、日本人にない負担をことさらに加重する合理的な理由はない。
https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-714.html
ガメラ2の期間限定公式配信見てる(今ラストの金子修介監督のインタビュー)
…やばいなこれは、日本SF大賞受賞するわけだ
特撮監督があの樋口真嗣氏なのにもびっくりした
金子監督と2人して、「ガメラとゴジラ両方撮ってる」
あと数日だけれど、興味有る方ぜひ
https://www.youtube.com/watch?si=VNUUCeSJZVGjjPvW&v=UkweHUJbIeg&feature=youtu.be
法律時報2024年5月号「特集 情報空間の秩序構想」 https://www.nippyo.co.jp/shop/magazines/latest/1.html が面白そうなので、入手してちょっと眺めている。
国家に匹敵、あるいは超越する権力主体として、デジタルプラットフォーム企業が現れた現状を踏まえて、デジタル空間における立憲主義の実装を目指すデジタル立憲主義が一つの軸になっている感じ。
ウィンズテイル・テイルズ 時不知の魔女と刻印の子 門田充宏著
#PR #読了 作者様からご恵投頂きました!
面白かった! 良い物を読ませて頂きました〜
ファンタジー好きにはファンタジーに、SF好きにはSFに読めるところがミソ
ナノマシンみたいなロストテクノロジーがぽこっと出てきたり…
異形の未来、意思疎通不能な敵との絶望的な戦い、頑張る少年少女と高齢者、そしてわんこ!
ホワイトシェパードなんですよ!
個人的に世界と世界が繋がる話というのが好物なので異界からの侵略の入り口になっている黒錐門の設定がツボりました! 最大50メートルに達する漆黒の三角錐、という圧倒的異形感……そこから現れる巨大な敵「徘徊者」の夢魔的造形もツボ。
生き残りの人類を取り囲む砕ける石英の森、生命のない死の世界だけれどそのイメージは美しくて。世界の脆さを象徴しているように感じたけれど、レジリエンスも感じるんですよね…
五月中に2巻が出るので、その辺がどうなっていくのかも楽しみ!
コクヨが主宰し、黒鳥社がディレクションや編集を手がけ、京都の学芸出版社が発売元をやっているWORKSIGHTという雑誌を手に入れた。Vol.22のゲーム特集号(2024/01/31発行)です。
目次はリンク先へ。記事一本あたりは短いが、いろんな話題があって面白そうです。
滋賀県の商業施設『湖のスコーレ』の、新刊&古本の部屋で買いました。
https://worksight.substack.com/p/world-is-a-game-1
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/