「SFマガジン」10月号、飛浩隆さんの掲載作が連載ではなく、その1パートではあるが独立した新作中篇と知って驚きました。〈廃園の天使〉シリーズですよ。
※リンク先Twitter(X)
https://twitter.com/Anna_Kaski/status/1692180900896018463?s=20
SNSから離れた言葉をインターネットの、どこで、どうやって放っていくかってずっと考えてる。Scrapboxがいいなと思うのは①いいねもシェアもない。報酬系から一切切り離されてる。②文章という完成系で見せなくてもいいこと。
特に②は今後ますます重要になってくるかも。文章を書いて確定させる作業は大事なのだけれど、AIなどのツールの影響で、コンテンツ供給過多に歯止めがきかなくなるはずで、そんなときにきれいに文章整形してる間に、どんどん世の中が変化していってしまう。世の中の変化や、新しく得たインプットによって、自分の信念体系がホーリスティックに変わっていくあり方をScrapboxは許容していてとてもいい。
昨日、千葉で本屋lighthouseさんに寄って購入した大森信『エビとカニの博物誌 世界の切手になった甲殻類』(築地書館、2021)をひとまず切手の写真だけ眺め終えました。水産学博士が甲殻亜門の各科を淡々と紹介し続ける文章に、1960~2000年ごろに発行された切手の写真が添えられています。フルカラー。
ナンキョクオキアミを食べるアデリーペンギンの切手や、エビのパエリアの切手も載っていました。
Twitter(X)について長めの記事を書いた背景に関して。
自分は、長年にわたりイノベーションを起こそうと挑戦する企業や開発者を応援するスタンスで記事を書いてきました。
そうしたテック企業の記事を書く時には、打ち出す施策のビジネス上、技術上の合理性や革新性を考え「こんな狙いがある」「こんな挑戦をしている」「ここに新規性があり要注目だ」といった分析をします。
ところが今のTwitter(X)は合理性では理解できません。幹部の発言も鵜呑みにはできない。社会を豊かにするイノベーションを起こそうとしている会社では、ありません。
今のTwitter(X)は、突然のAPI制限、迷惑な光る看板、極右を優遇し収益配分、ヘイト監視団体をスラップ訴訟と、反社会性をもはや隠さなくなりました。同社のいう「言論の自由」はヘイトスピーチの自由のことです(詳しくは記事に書きました)。
今のTwitter(X)を見るときには、合理性や革新性ではなく、むしろその非合理性、反社会性にこそ注目するべきです。それが今回記事を書く上での思いでした。
ITジャーナリストの星暁雄です。
最近のTwitter(X)が打ち出す施策の非合理性、反社会性に注目した記事を書きました。よかったら見てください(↓記事へのリンクは下記)。
https://fedibird.com/@AkioHoshi/110908577665795741
そして、もしよろしければ新アカウントのフォローをお願いいたします。日々、こちらで投稿しています。
https://fedibird.com/@AkioHoshi [参照]
美術館とはどのような場か、書いてあるなあ
https://www.zenbi.jp/data_list.php?g=4&d=3
日中はDIC川村記念美術館に初訪問していました。ずっと気にはなっていたけど遠いので。風光明媚の四文字にふさわしい庭園部分と、広い室内に並ぶ名画の数々に満足しました。
コレクション展でルネ・マグリットやマン・レイ、マックス・エルンストが観られましたし、ロスコ・ルームや木漏れ日の部屋で見る大判画は格別でした。
https://kawamura-museum.dic.co.jp/architecture/gallery200/
庭園へ到着したら即スーッと白鳥が2羽、池を横切ってきて、あまりにゴージャスな出迎えでした(写真2枚目)
おすすめです。ぜひ晴れた日に。
BTのDIC川村記念美術館、わたしも大好きです!
ジョゼフ・コーネルのコレクションをたくさんお持ちなので、数年に一度はたくさんコーネルを観れる展覧会をやっている気がします。そのたびに行っています。
ロスコ・ルームもすんごいんですよ。たぶんネットでロスコを検索して絵を観ても、すこしもすごさを感じないかと思いますが、もしここで観たら吸い込まれそうになること間違いなしです。常設なので、いつ行っても観られます。
密かなおすすめは喫茶室です。
美術館の喫茶室にしてはたいへん珍しく、展示動線の途中にポッと入りにくい小さな入り口が出てきて、供されるのはお抹茶と和菓子。でも立礼式なので気楽に入って大丈夫です。
企画展があるときは、透明感のある和菓子をお作りになる「紫をん」の坂本紫穂さんによる特別メニューがいただけます。
毎回、美術作品とともに鑑賞したいくらいの素晴らしさです!
いまはこちら↓
https://kawamura-museum.dic.co.jp/topics/2023/07-tearoom/
ちなみに川村記念美術館がある佐倉には、国立歴史民俗博物館もあり、こちらも見応えがすごいのでぜひ。
しかし、ふたつを同日にまわるのは、ボリューム的に無理ではあります! とくに歴史民俗博物館は常設展が楽しすぎ。
たまには仕事絡みのお知らせを。
来年(2024年)1月に、国立国会図書館の主要検索サービス、NDLオンラインとNDLサーチを統合した、新しいNDLサーチを公開します。ちょっと早いですが、色々変わるので予告ページを公開しました。
「国立国会図書館オンライン」及び「国立国会図書館サーチ」の統合・リニューアル
https://www.ndl.go.jp/jp/use/2024renewal/index.html
UIを全面的に見直しているので、昔ながらのいわゆるOPACに慣れているとかえって戸惑うかもしれません。
APIなども変更があるので、使われている方は、早めにご確認いただければ。
API機能に関するサービス影響・変更点について
https://iss.ndl.go.jp/information/2024renewal-api/
ネットフリックスのディプロマット
ネットフリックスのディプロマットを観てます。中英大使に任命される実務者外交官が主人公。
時代背景は少し先。
英・イラク問題を解決に導こうとする主人公だが、謀略と陰謀の海を泳いできた元外交官の夫が状況をかき回す。主人公は、副大統領の後継者に担ぎ出されようとしているのだった――という政治謀略エンターテイメント。
これは女性大統領にどうあってほしいかを願う物語かな。人間味に溢れ、誠実で、数の論理と正面から対峙し、副大統領の座よりも夫との離婚を考えるような自立した人物に大統領になってほしいという願いだ。
若々しい政界や相手を人と見て誠実に対話してくれるカウンターパート、人権と平和を実直に話し合う姿は虚構の産物なのだろうけど、ドラマを見ている時間は、世界への希望を感じられるひとときでもある。
https://www.netflix.com/us/title/81288983?s=i&trkid=14170286&vlang=en&clip=81672934
ブログ更新。
近年、その尖ったラインナップで「第3のSF文庫」としての存在感を増してきている竹書房文庫SFを、なるべく網羅すべく一覧にしてみました。
表紙とタイトルを眺めるだけで楽しいのでぜひご覧ください。
竹書房文庫のSFが気になる! 独自のセレクトとスタイリッシュなデザインで攻める新進SF文庫 - もう本でも読むしかない https://pikabia.hatenablog.com/entry/2023/08/17/010000
なんやこれは
X(旧Twitter)と同等規模のアクセスをさばけるMastodonインスタンスを100分の1のコード量で作成したエンジニアが登場 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20230818-reduce-cost-mastodon-rama/
SFマガジン2023年10月号特集「SFをつくる新しい力」(8月25日頃発売)の表紙や扉絵が公開されました。
日本、中国、韓国、インドその他のSFシーンの一端を感じてください。
出版社note:
https://www.hayakawabooks.com/n/n409939ae9042
「SF小説入門&偏愛ブックガイド」には寄稿者の愛、パワー、願いがたっぷり込められています。
前回の予告時点ではじつはまだ収録されていなかった「大学SF研座談会」(東北大学SF・推理小説研究会×京都大学SF・幻想文学研究会×大阪大学SF研究会)もばっちり記事になりました。
一方でエッセイ「若手によるSF活動」(岡野晋弥/紅坂紫/あわいゆき/岡本隼一)は、別にSF研究会ではないSF好きが、同人誌作りや翻訳やライティングやイベント運営を主体的にモリモリやっていったエッセイ集です。
ジョン・ヴァーリイの翻訳でも知られるSF評論家、書評家の大野万紀さん(1953年生まれ)には、日本SFブーム絶頂期のSFファンの活動を回顧した「SFファンたちはどう生きるか――SFじいさんの昔話」を寄稿していただきました。これもかなり面白いです。
出版社のツイートURLはこちら↓
https://twitter.com/Hayakawashobo/status/1689562304713826304?s=20
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/