Twitterの方で告知が出たようなので。
今年の京フェスでSF書評家の橋本輝幸さんとお話させていただきます。橋本さんのことは海外SF紹介での師匠筋だと勝手に思っているので、今回対談の機会をいただいて光栄です。どうぞよろしく。
12月2日、オンライン開催(無料)です。
日本語の「彼」に相当する「他」が女性に使われることは、とてもとても少なかったわけですが、これもまた劉慈欣に教えてもらったのだけど、「この代名詞は女性を指すのにも使われていた」と言っていい単語はあるとのこと。
神を指す時に使われていた「祂(ta)」は、女神を指すためによく使われていたんだ、と教えてくれました。
今はあまり使われない単語のようですね。書店やそのあたりの本で女媧のあたりを見ると「她」が使われていることが多い。
🕊鳩アンソロジー目次&参加者公開🕊
11月11日に開催される #文学フリマ東京37
【え-64】にて頒布予定の
『鳩のおとむらい 鳩ほがらかアンソロジー』
目次を公開します
日常に潜む鳩、神話を伝える鳩、奇想に羽ばたく鳩……あなたの知らない鳩がきっと見つかるでしょう
作者一覧(掲載順・敬称略)
闇雲ねね/Haru/暴力と破滅の運び手/朝本箍/蜂本みさ/うめおかか/藤和/丼哲/小暮 船/菬人/おだやか希穏/加藤明矢/斉藤鳩/瀬見/皐月まう/中澤一棋/水門なみ/依鳩 噤/児島成/望月一星/小林ひふみ/淡中 圏/織戸久貴/鯨井久志/小野繙/橋元デジタル/かつエッグ/はづき真理/結城熊雄/でんちゃ好き男くん/由/稲田一声/比良岡美紀/小中居かなこ/入ヶ岳愁/七森環/阿下潮/入谷匙/間敷/探偵とホットケーキ/子の字/宇智田/海屋敷こるり/志村麦/瀬戸千歳/青島もうじき/鷲羽巧/犬山昇/さらさらしるな/ぬかるみ/箔塔落/正井/播野葛弥/palomino4th/紅坂紫/上雲楽/不可村/永田大空/伊島糸雨/江永泉/筏九命/千葉集/藤井佯/ときのき/木海/本木晋平/外階段/岩峰晴子/Y.田中 崖/江古田煩人/遊木蛙宮/水町 綜/久佐馬野景/庭幸千/紙月真魚/巨大健造/石原三日月(以上、77名)
@faketaoist I’m so sorry that if you read in machine translation, My Maybe read that祂 is female pronoun. but no, I mean that 祂 is really neutral than 他 was for almost men.
"ハリガネムシは、宿主であるカマキリから大規模な遺伝子水平伝播を受けることで、宿主操作を成し遂げている可能性が明らかになりました"
"水平伝播候補遺伝子には、動物の行動活性に影響する「神経修飾物質[6](生体アミン)」、水面からの反射光への正の走性(方向性のある運動)に関与すると指摘されている「光走性」、および行動操作の日周性に関与すると指摘されている「概日リズム」の機能に類別される遺伝子が含まれていました。すなわち、寄生虫のハリガネムシがこれらの水平伝播候補遺伝子を発現し、宿主の生体システムに介入させることで、宿主の入水行動が誘導されている可能性が考えられます”
“カマキリを操るハリガネムシ遺伝子の驚くべき由来” https://htn.to/2RPXSq1gik
旭酒造(家族経営で日本酒の「獺祭」を造っているところ)がNY州に酒蔵とテイスティングルームを作り、米国ブランドDassai Blueを製造し始めるの、なかなかのワクワクニュースだと思いました。会長夫妻が70代にして米国に引っ越したのもすごい。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230924-OYT1T50092/
公式サイトのプレスリリース
https://www.asahishuzo.ne.jp/news/info/005464.html
中国人/中国語話者が「怪しく胡散臭い」者として、「腹黒」で「二枚舌」の「守銭奴」かつ「裏切り者」としてメディアで描かれるのは、何度も言うが別に最近始まったことではない。『フラガリアメモリーズ』も『呪術廻戦』も『吸血鬼すぐ死ぬ』も『黒執事』も『ヘタリア』も『銀魂』も、登場する中国人表象キャラに何一つ目新しいものはない。擦られまくったステレオタイプの再生産が今でも通用し、それが市場で許される、あるいは支持されているだけである。私が産まれる前から、戦前から、日本の中国人表象はそうだったのだ。
華語圏への蔑視があり、ステレオタイプが作られ、それが100年以上変化しながらも維持され続け今もこうしてメディアで再生産されているだけだ。今も中国人キャラ/中国語話者キャラの大半は「怪しく胡散臭い」か、そうでなければコメディリリーフとしての常識の通用しない「トンチキ」に二分される。
もういい加減、やめてほしい。中国人/中国語話者という特定の属性に対して「怪しく胡散臭い」イメージを撒き散らし続けることを、やめてほしい。
私たち中国人/華人/華裔は日本ではマイノリティなので、そしてもうステレオタイプが当たり前になりすぎていて当事者でさえ諦めている人も多いので、マジョリティこそが「もうやめない?」と言ってほしい。 3/3
Before Ekronoplan, there was a Sukhoi Albatros concept.
The first stage would had been a hydrofoil.
https://www.youtube.com/watch?v=iGKezOhZoUY
cc @cstross
ついでなので宣伝。自分の同人誌であるあたらしいSFとファンタジーの雑誌『Rikka Zine vol.1』の収録作、笹帽子「幸福は三夜おくれて」は登場人物ふたりとも性別不明でした。
このときは英訳にTheyを使わず、あえて代名詞を徹底的にかわして翻訳しました。これはもっぱら共訳者のネイティブ英語話者の超絶技巧のおかげです。
As “Happiness Comes Three Nights Later” by Sasaboushi (JP-EN Tr. by Burntends and Terrie Hashimoto)
よかったら日本語版と英語版を読み比べてください! けっきょく最適解はなく、作品ごとに適切な翻訳を模索するしかないと考えています。
https://rikka-zine.stores.jp/
鯨類SFのプシスファイラでは自我を伝えることに成功していたけれど、思考が編集されて出力され、その過程で変質してしまうのが現行の言語なのなら、これ以上に「意味」「ニュアンス」を伝えられる完全な言語はないのかもしれない
というか、自我や思考が伝えられるようになった世界で、なんらかの思いを伝える際に、敢えて言語に載せるっていうのは「編集された気持ちをあなたに見せたい」「あなたのために思考を編集する手間をかけたい」という、状況によっては強い愛情表現になるのでは
思考や自我が伝えられる世界って、現代の人間が普段行っている言語活動がほぼ要らなくなるから、脳の使い方そのものが変化しないといけないのかも
あと、他者に事物を隠すって文化は消えるのかも
思考や自我を伝えられる世界って「他者と明け透けに全てを共有できる世界」だけれど、他者の行った体験を共有するのも容易になるから、そのぶん「自分の肉体で体験する」をより重視する世の中になるんじゃないだろうか?
SF読者、1965年生まれ
http://in-our-block.cocolog-nifty.com/koushin/