おはようございます。実験・執筆の一部に関わった共著論文が、Environmental Science and Pollution Researchにて公開されました。
https://rdcu.be/dwQyd
(SNS等閲覧のみリンク)
当方は主に生分解性プラスチックであるPBSAの、農業土壌中での分解試験と、その分解時に土壌中で増える糸状菌と同じ属の菌が、実際にPBSA分解能力を持つことを確認する実験を行いました。筆頭は現在、某研究所で職員をされていますが、もともとは当時、当方の産育休サポートとして入って下さった時からのご縁です。ありがとう、ありがとう。お疲れさまでした。
おや、英語圏ファンタジー創作サイトRoyal roadの閲覧アプリが出ている。ジャンル名にisekaiとかあって面白いぞ。
同じく創作サイトとしては、より大手のwattpadがあり、ノンジャンル好きの私はどちらかというとそっちを読みに行くことが多いのですが、日本の電書読みでポップな、馴染みやすいものを求めている人にはこっちの方がとっつきやすいかも。「転生したらニワトリだった件」みたいなのもある。
Wattpadは恋愛ものが主流かなー。
https://apps.apple.com/jp/app/royal-road-read-stories/id6456945333
描いてみた、やはりわからない。
錬金術師ペドロ父さんの出自は数学の先生。専門知識を持ったコスモポリタンであり敬虔なカトリック。二次大戦中に日本軍に包囲された中でも、香港からの避難民の子女が英語教育を受けられるよう奔走した人でもある。小国の生き残りは一筋縄ではいかない。#読書 #Everydayismine
(笑)いしい商店 ROCAエピソード集「花の雨が降る」
https://www.ishii-shoten.com/honnmaru/rocafloralrain.html
ROCAからしか摂取できない栄養素が必要なファンに向けての追加エピソード集。ファドを聴きながらどうぞ。#グラフィックノベル #いしいひさいち #漫画 #読書
賭博師たち バロン吉元(朝日新聞出版)#漫画 #読書
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=9743
某農〇省の三省堂の漫画セレクションは昭和グランジに激しくチューンされており、虹色のトロツキーや諸星大二郎、バロン吉元等の漫画に即座に出会える今時貴重な素敵プレース。顧客層の趣味か担当者の趣味か、その両方か。
バロン先生、言うまでもないことですがめちゃめちゃ絵うまいな……。
塩とコインと元カノと /Sadow life
ヒロミ・ゴトー【作】アン・ズー【画】ニキ リンコ【訳】生活書院
https://seikatsushoin.com/books/salt-coin/
76歳の日系カナダ人女性が主人公、というだけで多分本邦翻訳唯一無二の漫画では。美人でも聖人君子でも若くもない主人公が死神と戦う姿には中年の心を揺さぶるものがありました。
内容は徹底して地味で、丁寧な生活漫画なんですよ。カナダの市民プールの構造って日本とあまり変わらないんだなとか、読んでいるうちに欧米社会であることを忘れそうになるので、ふと主人公がギリシャ神話を引用すると「あれ?」ととってつけたような違和感が走り(普通の日本人高齢女性はまずしない)、そういえばこの人カナダ人だった、と思い直したり。似ているところ、違うところ、比べるのもまた楽しみのひとつ。
死がテーマではありますが、強い悪意やわざとらしい感情の吐露などはなく基本、いい人しか出てきません。表現力の過剰な漫画に疲れて毛色の違うものを読みたい方々にお勧めします。午後のコーヒーのおともにどうぞ。
#漫画
台湾系カナダ人マイジさんの、#源氏物語 カードゲームが先日届きました。美しいカラーペンアートで54枚のイラストが楽しめます。王朝ものの単行本の表紙とか描いて欲しい……。雰囲気がすごく好み。 https://www.thegamecrafter.com/games/genjimonogatari
ネタバレ
ベアウルフ 書誌情報 https://a.co/0ntl9Jq
初代王赤毛のカールは自らの治世の終わりを悟り、廷臣たちを集め弔いの準備をさせるのであった。その後彼はティーンエイジャーの島へと渡り、ジョブスキルを得るまでの数年間を食料品店の袋詰め係として過ごしたとされる。
巨人グレンデルの闇の魔術、彼の指に触れられた者は、目は濁り唇は捩れて、口をつくのは政治の話ばかりの大人になってしまうのだ!(ああ恐ろしい) #読書
Weinersmith & Boulet “Bea Wolf” 我が名はベアウルフ、義によって助太刀いたす!
古英語の叙事詩ベオウルフの子供向けコミカライズ……、ってこれ可愛すぎる。ストーリーも絵も最高におかしくて面白い。
赤毛の孤児カール王の黄金と王冠を引き継ぐ、樹上宮殿の建築者、緑のパンツの賢きロジャー王は悲嘆の極みにあった。邪悪なる巨人グレンデルが館を襲い、彼の臣下たちを暗き目のティーンエイジャー、インターネット上で争う大人たちに変えてしまったのだ。館は綺麗に清掃され、教育的なゲームのみが時間を決めて許され、廷臣たちと戯れようにも親たちの24時間監視と高額なサマーキャンプしか選べないのだ!
残された忠臣ウェンディの下に、川向こうから古の盟約により現れた救国の戦士たち。
おお、情けなしや王よ、今こそ再び立て、我が名はベアウルフ!
残念ながら日本語版はありませんが、絵だけ眺めても内容がわかるので、パロディもの大好きなオタクは損させないよ、全年齢向け。#読書
朱野帰子「急な『売れ』に備える作家のためのサバイバル読本」同人誌(技術書典で購入可能) 作家さんに限らず、急に分野に光が当たってこれまでコツコツやっていた個人主義の研究者に突然莫大なプロジェクト費が舞い込んだ時も同じような危機がある。
私のような3流どころは、「売れ」がきて奔流に振り回されている人にさらに振り回される役どころなので(そして実際、選択と集中という総合科学技術会議の方針というのは奔流を助長する)、お金が入って好きな研究ができるどころか年々気難しくなるベテラン先輩研究者たちに実際何が起こっていたのか想像するために本書は大変有意義でした。やっぱり実際助けを求めていたんだろうなあ、それを側で見続けるのも、彼らが引っ張ってきたお金に依存せざるを得ないのものも大変なストレスでしたが。
モンスター化する自分にリセットをかけ、もう一度書くことを好きになろうと走り始めた著者さんを応援したいです。同世代ですし。
つくばで働く団体職員です。植物や鳥が好きです。