Weinersmith & Boulet “Bea Wolf” 我が名はベアウルフ、義によって助太刀いたす!
古英語の叙事詩ベオウルフの子供向けコミカライズ……、ってこれ可愛すぎる。ストーリーも絵も最高におかしくて面白い。
赤毛の孤児カール王の黄金と王冠を引き継ぐ、樹上宮殿の建築者、緑のパンツの賢きロジャー王は悲嘆の極みにあった。邪悪なる巨人グレンデルが館を襲い、彼の臣下たちを暗き目のティーンエイジャー、インターネット上で争う大人たちに変えてしまったのだ。館は綺麗に清掃され、教育的なゲームのみが時間を決めて許され、廷臣たちと戯れようにも親たちの24時間監視と高額なサマーキャンプしか選べないのだ!
残された忠臣ウェンディの下に、川向こうから古の盟約により現れた救国の戦士たち。
おお、情けなしや王よ、今こそ再び立て、我が名はベアウルフ!
残念ながら日本語版はありませんが、絵だけ眺めても内容がわかるので、パロディもの大好きなオタクは損させないよ、全年齢向け。#読書