Weinersmith & Boulet “Bea Wolf” 我が名はベアウルフ、義によって助太刀いたす!
古英語の叙事詩ベオウルフの子供向けコミカライズ……、ってこれ可愛すぎる。ストーリーも絵も最高におかしくて面白い。

赤毛の孤児カール王の黄金と王冠を引き継ぐ、樹上宮殿の建築者、緑のパンツの賢きロジャー王は悲嘆の極みにあった。邪悪なる巨人グレンデルが館を襲い、彼の臣下たちを暗き目のティーンエイジャー、インターネット上で争う大人たちに変えてしまったのだ。館は綺麗に清掃され、教育的なゲームのみが時間を決めて許され、廷臣たちと戯れようにも親たちの24時間監視と高額なサマーキャンプしか選べないのだ!

残された忠臣ウェンディの下に、川向こうから古の盟約により現れた救国の戦士たち。
おお、情けなしや王よ、今こそ再び立て、我が名はベアウルフ!

残念ながら日本語版はありませんが、絵だけ眺めても内容がわかるので、パロディもの大好きなオタクは損させないよ、全年齢向け。

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ネタバレ 

ベアウルフ 書誌情報 a.co/0ntl9Jq
初代王赤毛のカールは自らの治世の終わりを悟り、廷臣たちを集め弔いの準備をさせるのであった。その後彼はティーンエイジャーの島へと渡り、ジョブスキルを得るまでの数年間を食料品店の袋詰め係として過ごしたとされる。

巨人グレンデルの闇の魔術、彼の指に触れられた者は、目は濁り唇は捩れて、口をつくのは政治の話ばかりの大人になってしまうのだ!(ああ恐ろしい)

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