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石原比伊呂「北朝の天皇」中央公論新社

南北朝時代といえば合戦に魔王後醍醐天皇、の裏番組、北朝の皆さん。それぞれくせ者ぞろいで無類に面白い。合戦はなくてひたすら飲み会、儀式、偉い人たちの仲良し仲違い、お供と高官のぼやきに満ちている。こういうのだい好き。

マンション暮らしと言えば、ミニ胡蝶蘭(ミニファレ)。最近は趣味の園芸でも推されてますね。ピンクは香りあり、2017購入。白は2021に近所の花屋で。購入した時の花が終わって数年間はこちらの様子を伺っており、慣れてくると毎年咲いてくれるようになりました。

豪華な贈答胡蝶蘭も素敵だけれど、自分で育てるなら、小さくて野趣のある物が好みです。

ボケ「黒潮」、早春の花があらかた落ちた後でまた新しい蕾が出てきました。

葉が展開してからも、こうやってポチポチダラダラ咲くので、桜や梅などとは違った楽しみがあります。

秋から水を切ったのがよかったのか、今年は4年ぶりにセッコクが開花しました。白いのは2016年につくばみずほの村で買った「白泉」、薄橙は同年井出蘭草園から取り寄せた「七種姫」。控えめで清らかな香りがして最高オブ最高。

ボケ「黒潮」かれこれ1ヶ月咲いています。蕾が分散してつき、寒い頃から開き始め、葉が伸び始める頃まで次々に開花が続くので、長く楽しむことができます。
 花はしばらく木に残り、受粉しなかったものはそのうち花首からポロッと落ちます。桜のように花弁が舞い散ることはありません。

セッコク「白泉」昨年末にポツンとついた蕾が冬を耐えてなんと今開花。記録を見ると最後の開花は2017年の11月なので、5年ぶりです。蘭は寿命も長いので気長に付き合いたいですね。今年は他にもたくさん花芽がついていて、久しぶりに大期待。

東京都内、ソメイヨシノ咲き始めました。菜の花はらんまん

森茂暁「南朝全史」講談社学術文庫
日本の南北朝時代の概略が知りたくて読んでいます。カバーの吉野桜が美しい。

官僚脳なので、大覚寺統の御聖断主義ほんと腹立つ嫌い。個人の能力に依存してワンマンで物決めるからスケールしたときは派閥間の内乱にしかならん。気に入らないと幕府を滅ぼす。いったい後醍醐のどこがよかったのよご老公に明治政府ってばよ。

日比谷公園の鶴噴水も寒そう。虹が出ていました。

初冬の日比谷公園。紅葉も🍁よいですが、要所にツワブキの大株を植え込んでいるため足元も華やかで寂しくない。ガーデナー天才か。

日比谷公園の首掛けイチョウをあげてみるテスト。

松下貢「統計分布を知れば世界が分かる」中公新書

生物学実験をはじめた方(大学生でも高校生でも社会人でもリタイア勢でもいい)方におすすめ。あなたはある値をくりかえし測っている。たしかにある処理をすると値が変わる。しかし値の変化にはばらつきがあり、nをいっぱい増やしても綺麗な標準偏差が取れない。実験が下手なのか? しかしたくさん取ったデータをエクセルに並べて例えば=ln()で変換してみたまえ、そこが最初の入り口になる。私の頃はまだ計算機がさほどよくなかったので、大学の生物統計でも正規分布中心の教育で、対数正規分布については初学者にはほとんど語られなかったのですが、今はこんないい本が出ました。それでは幸運を祈ります。

Review‒ Novel, Marco Lobo "JINCAN" Christopher Matthews Publishing (2019/10/5)

In the book’s first few chapters, many readers will relive a somewhat tedious history class in an unfamiliar city in the 19th century with an Asian protagonist who shows little emotion. However, the novel gets more exciting in the remaining 1/3 of the book.
The main character, Shen, is an assassin of the former Taotai of Macau. He regains his humanity in the story.

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