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『月刊ASD』…ひとつのことについて長文で書いてありそう

『週刊ADHD』…色々やってみたけど忘れちゃって散文形式になりそう よく休刊する

ここ数日のKADOKAWAの件に関連して、考えていることをまとめてみました。本当は1つの記事で終わりにしたかったのですが、長くなったので後編的なものは後日書きます。

出版業界におけるヘイト本と反差別(2023年時点での個人的な考察)
lighthouse226.substack.com/p/2

実行できてるかは自信ないけど、個人的な信念の中に「溜飲を下げるだけの言動には基本意味はない。どころか場合によりマイナスにもなりうる」というのがある。ヘイト本、というかヘイトスピーチも、個人的には同じように捉えてる。

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まあまずナイーブにすぎるかもしれないが、言わなくてはいけないのは「ヘイトを商売のタネにすんなボケ!」ということだよな。

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ツイッターより。今回の騒動を出版業界とSNSの関係性という面から見た話としては「なるほどなぁ…」ってなる話なのだが…なんというか、なるほどなぁとはなってもこんなことがまかりとおるのが納得はいかんというか、この現状にはウゲーってならざるを得ない。SNSの片隅に住まう我らはじゃあどうするべきなのか、を考えなくては。 x.com/tsuda/status/17322769598

そして忘れちゃいけない「今となっては忘れられたインターネット普及初期のアレ」というと、Yahoo!カテゴリ(いわゆるディレクトリ検索)。自分のホームページもYahoo!のカテゴリに入ってくれたらなぁ、なんて夢見たりもしてたなぁ。

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テレホーダイに登録して、23時になったらAPにダイヤルアップ接続して、巡回してるサイトの更新を確認する、なんてのも今はほぼないよなぁ。というかテレホーダイ終わるんだったか終わっただったかだよなぁと思ってたが今年いっぱいだった。

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「インパク」は結局なんなのかよくわからないまま、さして話題にもならないまま終わったよなぁ。そして当時(2001年)はダイヤルアップ接続が主流だったなぁというのを思い出したけど、インパクト同様忘れ去られたものがいくつも…ダウンロード支援ソフトとか、ホームページの更新を確認する巡回ソフト的なものとか。プロバイダのホームページスペースとかジオシティーズにホームページ持って、Teacupに掲示板作ってReadme!に登録して、みたいなウェブ生活も、いまは遠い。

そしてペルソナウェアで思い出すのが、ペルソナウェアの「インパク」(インターネット博覧会)仕様のやつ。インパクのシンボルマーク(参照→ atmarkit.itmedia.co.jp/news/20 )がデスクトップに常駐してインパクの最新情報を吹き出しの文字でお知らせする感じだった気がするが、あれはシュールすぎた。

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ネトウヨ本が蔓延ってきたのは、反対運動が無かったからというより(反対運動が無かったわけではないし)、大手書店店長の言い出した「言論のアリーナ論」※が免罪符になってしまったところは大きいと思う。
あとは、ネトウヨ本は故安倍氏始め、自民党議員やその支持団体、支持者がまとめて買って配布して、ということをしていたので「読まれないけどある程度はけて流通する」という仕組みが出来上がっていたのもある。(なので新品が百円でブック・オフに並ぶことになる)
いずれにしても、本好きの本読みとしても、差別を無くしていきたい身としてもひどい話である。

※いわゆる両論併記みたいなもので、ネトウヨ本と対抗言説的な本も陳列するみたいな論。差別に両論併記なんて無いし、アリーナに上げて戦わせてはいけないものなのに。
詳しくは永江朗 著「私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏」を読むと良いと思います。
tarojiro.co.jp/product/5970/

KADOKAWAの件はむしろこれからが本番だと思います。刊行すれば刊行されたという事実そのものが「権威」や「根拠」となるし、今回のように中止になれば「キャンセル」事案として格好のネタになる。ヘイト本を巡るあらゆる環境は常に変化しており、いま、そのコンボ技がハマる状況になっている感覚がある(数年前はそうではなかったし、数年後はどうなるかわからない)。

中韓ヘイト本が刊行中止に追い込まれることが(おそらく)なかったのも、この「状況(の変遷)」によるところが大きいと考えています。この国でヘイト本が大きな話題になった2013年付近、まだSNSは現実社会におけるウェイト/地位を確立はしていなかったし、当然それは出版社にとっても同じ。いまは、特に出版業界においてはTwitterへの依存度的なものが大きく、そこでの注目度&好感度が売上の生命線となってしまっています。ゆえに、そこで大きな(悪い)反響があれば、当然経営層は売上の面で合理的な判断をするでしょう。差別に反対しているからではないです。面子(とそれに連なる売上)が悪くなるからです。大手であればあるほど、そういう判断をしたくなる。

まあこの件は当然のようにキャンセル盛り上がりを引き起こしていくよね。

デマと差別煽動が目的の人たちにとっては(流石にKADOKAWAはそうではなくて利益追求と政治的シニシズムで動いているはずと思ってます)、出版に持ち込んでも勝ちキャンセルされても勝ちみたいな流れで、楽しそうでお宜しいこと🤮

しかし「伺か」が元々「ペルソナウェア」ライクな「偽ペルソナウェアwith偽春菜」だったのを考えると、さらに「伺か」ライクなソフトが現れるというのも面白いというかなんというか(さすがに「偽伺かwith偽任意」という名前ではないけども)/令和でもドドンと常駐。 AIで喋る「伺か」ライクのデスクトップマスコットアプリ「Vcot」【レビュー】 - 窓の杜
forest.watch.impress.co.jp/doc

→ あの本の翻訳出版の問題は、明らかに、「当事者が傷つくこと」ではなく、「政治的に正しくないこと」でも「議論含みなこと」でもない。問題は、医学的にもかなり強く疑いが提起されている議論をあたかも科学的な裏付けをもつ主張や事実であるかのように提示する原著がすでにディスインフォメーションであり差別煽動であるとして強く批判を受けているにもかかわらず、それを敢えてとりあげて翻訳し、明確にトランスジェンダー嫌悪の文脈、反LGBTの文脈に乗せて売ろうとしたこと、ですよね。

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BT、「結果的に傷つける」は流石に無理のあり過ぎる釈明ではありますよね。もし本当にあのタイトルや広報文言を見ても誰も「これは差別煽動の可能性が高い」と気が付かなかったのであれば、正直言葉に関わる職場としてかなり危機的では。

実際には、気がついた上で「炎上も含めて売れるからこれで良い」と判断した人たちと、気がついたものの口を出せなかった(或いは出しても黙殺された)人たちがいた、という事なのではないかと思ってますけれど。

トランスヘイト本が出版中止になって本当に良かった。けど、中韓ヘイト本は何で中止にならないんだろう。抗議の声が足りないのだろうか…

ツイッターにも書いたけど、こういう「タブーに挑戦」とか「議論のきっかけになれば」とか言って俎上にあげようとされるものって、「タブーどころか弱者への加害やないけ」「議題以前の問題だろそれは」ってものが多いと思うのよな。
というかそういう「問題外のモノを議論の俎上にあげる(もしくはあげようとする)」ってのは、どうやってもそれを俎上にあげようとする人たちの利益にしかならないと思うの。「疑似科学の専門家と科学者が公開討論して科学者が疑似科学側を無根拠なものと論破したが、結局公開討論自体が疑似科学の『宣伝』になってしまった」みたいな感じというか。

ひとまず件の本の刊行中止に安堵しています。が、
>本書は、ジェンダーに関する欧米での事象等を通じて国内読者で議論を深めていくきっかけになればと刊行を予定しておりましたが、タイトルやキャッチコピーの内容により結果的に当事者の方を傷つけることとなり(…)
ではないでしょう……。それこそ原書の当地での評価を考えれば、書籍の内容にこそ問題があるのは明らかなわけで。それをトランスの個々人に責任転嫁するような書き方で、出版中止によってまた次の嵐が来ることは免れないように思います……。
引用の前半の部分も、内容が「ファクト」でないことをさんざん問題にされている本なのに、あたかもその内容が「議論」の土台となりうる本であるかのような表現で、出版社として内容に問題がある本、それによって差別を扇動するような本を翻訳・出版しようとしていたことの責任をとってほしいです。
kadokawa.co.jp/topics/10952/

「差別には反対。でも、」のあとに差別が続く確率は100%です。
これテスト出ますよ。

KADOKAWAが竹内久美子にトランスヘイト本のゲラを送っていた件はけっこう驚いた。刊行前にゲラとかプルーフ本を見せるのは、見せる相手が影響力を持っている層に訴求するための手段なわけだが、編集担当は竹内久美子ファンも客としてターゲットにいれていたわけですね。
とすると同書の売り方として、いかなる政治的信条を持つ層に届けたいのかを構想していたことが、竹内の不用意な「推し」で明るみに出たという意味を持っているわけです。

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