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しっかし、中北氏の論考は分かりやすいけど、分かりやすさがなんか嫌だな。

立憲民主党と維新の協力体制の解説にしろ、共産党への提言にしろ、政権交代の可能性を分かりやすく探る論考ではあるんだが、なんか嫌

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思えば日本会議にしろ統一協会にしろ「地方から中央へ」という戦略をとってきた&とってこれたのは、自民党が地方をがってり握っていたからなんだろうな

多くの本が指摘するように日本会議は「地方から中央へ」の戦略を左翼から学んだそうだけど、それが上手くいったのは、自民党の力あってのものなんだろう

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岩波『世界』2023.2中北浩爾「ポスト 「一強」政治の選択肢」
"都道府県議会議員についてみると二〇二ニ年末現在、二五九八名中一二六一名、四八・五%が自民党に所属する。 "

四八・五%が自民党…え、こわ。
こりゃたしかに国政だけ見ててもアカンですわ

はなかさ さんがブースト

とは言え、この自民党の新自由主義化は自らの支持基盤を掘り崩すことでもあります。

この結果として、自民党は長期的に総得票数を減らし続け、現在公明党=創価学会の助けなしには、多くの小選挙区において選挙戦を戦うことができません。

自民党は、議会制民主主義の政権与党としては、党組織が元来脆弱です。(逆に共産党は少数だが、組織としては強固)。

となると、自民党の現在の大衆的支持基盤は、実践倫理佼成会(200万―300万人)、統一教会、そして創価学会、とむしろ宗教団体、ということになります。

この実践倫理佼成会(早起き会)、統一教会ほど注目されていませんが、日米のエスタブリッシュメントにより「公式」に食い込んでいます。

シンポジウムの提供を通じてハーバードや東大などの大学関係者も巻き込んでいます。

維新の馬場幹事長、自民の森喜朗など、統一教会、実践倫理佼成会の双方に関係をもっている議員も多い。

となると、現在の自民党は、安倍、麻生、小泉、福田、中曽根などの首相経験者の一族というコアとタレント、スポーツ選手などの「陣笠」、起業家を名乗る「詐欺師」に二極化しています。

不祥事で逮捕されるのは、コア以外の議員。

今のところ、コアは米国に歯向かわない限り「untouchable」です。

はなかさ さんがブースト

自民党の新自由主義化

さて、1955年以来、自民党の最大の役割は日米同盟と大企業支配のための政策を国会でオーソライズすること。

ただし、WWII以後の男女普通選挙制度の下ではそれだけでは過半数はとれない。

従って、地方交付税の分配を通じた中央と地方の格差是正、農林水産業・大都市零細自営業の保護などを行うことで、支持層を確保してきました。

この時期の自民党の選挙時の三大支持基盤は、農協、日本医師会、特定郵便局長(世襲)会、とされました。

これは、戦前からの名望家支配を再編したものと言えます。世襲である特定郵便局長などは戦前の地域の大地主であることも多く、また農協などにも影響力を行使しました。

また地域の医師のも地主=名望家の一族であることも多い。

これが、ある時期まで非大都市圏が自民党の「金城湯池」であったことの背景です。

ところが橋本内閣五大構造改革(新自由主義的再編)によって、自民党は、これらの従来の支持基盤を掘り崩してまで、大企業支配と米国従属へと邁進しはじめます。

ですから、自民党(日本)の新自由主義化は、中曽根、橋本、小泉の三ステップとして見れます。

中曽根の「支持基盤を都市に移す」、小泉の「自民党をぶっ壊す」等のフレーズはこの文脈に置くことができます。

三島の「諸君は永久にだねぇ、ただアメリカの軍隊になってしまうんだぞ」の言葉を思い出すことが最近増えてきたが、そのまま素直に流石とは言いたくない葛藤がある

はなかさ さんがブースト

「大日本帝国に逆戻り」、うーん。
肌感覚としては、1990年代にちょっと良くなっただけで、戦後日本も基本的にはずーっと大日本帝国路線を続けてた感じなんで、ちょっと違和感が。

「ナチスになる」「ロシアになる」「中国になる」「北朝鮮になる」という世迷言が論外なのは大前提として、如何にも「戦後日本に生きてきた私たちは無謬なのです」みたいな自己認識にはほとほと呆れてしまうというか。

中絶が非合法だった時代のアメリカで活動していた中絶地下組織の話もまた、悪法は法であってはならないことを示唆している

"他の点では法を守る「普通の」女だったジェーンたちは、中絶を必要とする目の前の女たちを助けるためには法を破ること、さらには医師だけの特権とされていた技術を自分のものとし、行使することをためらわなかった。"
荻野美穂『女のからだ フェミニズム以後』
第1章女の健康運動──一九七〇年代のアメリカ

はなかさ さんがブースト

沖縄県で検討中の人権条例案で「差別禁止」の対象からLGBTQが除外されていた件。県は「性的指向、性自認を理由にした差別的取り扱いの禁止」を明記する見通し。署名キャンペーンを立ち上げた琉球大法科大学院の学生をはじめ、署名やパブコメを送った一人ひとりの尽力。
okinawatimes.co.jp/articles/-/

中学高校で習った「法治主義と法の支配の違い」を思い出す話

"1688年、ペンシルヴェニアのクエーカーたちが敢然と聖書の記述に反対した"
"クエーカー派は内なる光の、わたしたちが良心と呼ぶものの権威を信じた"
"その光に導かれて、奴隷制度は明らかに間違っていると知る"
"もし聖書がそう言っていないのならば、聖書が間違っている!"

"聖書に反しても自分たちの良心にしたがい、聖書を触れてはいけない偶像ではなく、ほかのあらゆる本と同じように研究できるものとした。"
"クエーカー派は真実と、聖書に真実と記されていることの違いを認識した。"
『若い読者のための宗教史』リチャード・ホロウェイ

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→ 記事の趣意はどこでも言われていることで特に違和感はない(ただ日本の住人として新しく学ぶ視座も別にない)のだけれど、例えばこういう記述:

「東京出発を目前に控え、私は年末に友人たちと都内の商店街を訪れた。ひとつの店で私は、古くて美しい大工道具の入った箱を物色した。そのすぐそばでは、華やかな絹の着物姿の女性たちが立ち話をしていた。昼には、ぎゅうぎゅうづめの小さい食堂になんとかみんなで収まって、焼きサバと刺身とみそ汁の定食に舌鼓を打った。おいしい料理、居心地の良い店、何かと世話を焼いてくれる親切な老夫婦……。すっかりおなじみの、慣れ親しんだものばかりだ。」

好みの問題かもしれないけどわたしは西欧・北米の人からこの手の感想を聞くとまずは警戒するし、正直ちょっと気持ち悪い。

わたしの日常にある地元の冴えない商店街にはコンビニと100円ショップとマクドナルドと郵便局とパチンコ屋が入っていてユニクロだののジャージを着ていたりかと思うとモンクレールのダウンを羽織った人がいたりしてスタバやドトールでコーヒーを飲みチェーンの居酒屋でビールを飲んで、お互いに話はしない。

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はなかさ さんがブースト

わたしそもそもあの記者さんの日本についてのレポートには常々細かく違和感があったのだけれど、今回の記事についてもわりと👇 の近藤銀河さんと似た印象を持ってる。

🐦 RT twitter.com/spiralginga/status

日本は未来だったと言う言葉に、結構強めのオリエンタリズムを感じてしまう。いろいろ大事なことが書いてある記事ではあるけど、日本に向けられるオリエンタリズムへの無批判性と、ナショナリズムの間にはつながりがあると思っているので、ちょっと警戒してしまう。

はなかさ さんがブースト

1/23(月)18:30~@連合会館&オンライン📡

『「わたしたちの“あんぽ”」を考える緊急市民集会2023』

ICAN国際運営委員・川崎哲(ピースボート)も登壇します。オンライン配信もありますので、ぜひご参加ください。

詳細・配信URLは🔽
shiminrengo.com/archives/6250

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「沖縄に基地を押し付け、福島では軍事研究が行われるのではないか」という住民の不安の声から取材を始めたというフリーライター、吉田千亜氏の講演動画。
復興支援の取材で有名な方だが、2014年ごろ、福島の復興政策がどうにも進まない感じがしていた。すると、全く別のところで着々とロボット等研究施設の稼働が始まっていた。アメリカのハンフォード・サイトおよびトライシティという場所が参考にされているというが…
ハンフォードは核開発の歴史では有名な場所。
youtu.be/A3dId2xFSKo

はなかさ さんがブースト

健康保険証を廃止しマイナンバーカードに一本化する問題。トランスジェンダー等の当事者にとって「カミングアウトの強制につながる」懸念。保険証は性別を裏面に記載できるがマイナカードは表面に性別欄。そもそも性別欄削除すべきだが、一本化はこうした問題もある。一般社団法人「gid. jp 日本性同一性障害と共に生きる人々の会」の担当者「これまでは嫌なら取得しない選択肢があったが、事実上の強制となれば選択の余地がなくなる。マイナカードを出すたびに、したくもないカミングアウトを強要されてしまうことにつながる」
digital.asahi.com/sp/articles/

逆に言えば、実態としては差別でも、歴史的背景を考慮に入れなければ、それはただのイジメの一種として処理されてしまうのだろう

歴史的背景をかたくなに斟酌しない日本社会において、排外主義団体による街宣ヘイトスピーチだけが「見える」のは、それをイジメとして処理しているからか

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"いじめと差別の相違点として、いじめの場合には立場が一夜にして逆転することがありうるのに対して、差別の場合には仮に逆転することがあったとしてもそれには相当な時間が必要だ、ということがあります。 "
"差別の場合に一夜逆転がないのは、ある集団に対する差別が大規模に連関している、その歴史的背景が(いじめには見られない仕方で)あるからでしょう。"
『差別の哲学入門』
第一章 差別とはどういうものか

はなかさ さんがブースト

お終いです。
自民党。
さようなら。

2013年の参議院選挙で、当時の安倍晋三首相が、統一教会に直接組織票の支援を申し出ていたという内部文書が手に入り、菅義偉官房長官が関わっていたという別の内部文書も入手しました。

紀藤弁護士×鈴木エイト「弁護士団体からの警告も無視…日本より統一教会を選んだ“保守政治家”たち」
jisin.jp/domestic/2166991/

はなかさ さんがブースト

ここが言いたいことなわけですね。ここで列挙されているものを分解してみると

(1)自然や生命への畏敬の念、謙虚さ
(2)季節の移ろいの感動
(3)先祖や家族への想い
(4)日本人としての誇りやアイデンティティーの再確認の機会

(1)(2)は自然に対する感じ方だが、そこから(3)「先祖や家族への想い」に繋ぐのには大きな飛躍がある。親切に意を汲んでやるとしても、自然と対になるところの人間社会、その人間社会が自然に働きかけてきた歴史的変遷というモメントがぶっとんで、それが一挙に「先祖や家族」というより血脈を意識させるものへと実在化されるわけですね。
この展開は、第五期国定修身教科書「ヨイコドモ」下(昭和16年)の項目「日本ノ国」の時代から変わってねえ……

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はなかさ さんがブースト

というのも、この現象は、「日本的自然観」の(西洋に対する)優位性を語る目的に規定されている。持っていきたい「答え」があるから、「日本的自然観」だけを語ればよいのである。
近藤氏の「正論」寄稿では、上掲引用箇所にひきつづき、「年中行事」の形骸化を嘆く。
「中でも日本人に愛され、自然を日々の生活に浸透させてきたのが年中行事である。この年末年始では、デジタル・ネイティブと言われる若い人たちはどの程度伝統行事に参加したのだろうか。大掃除はロボットの掃除機に任せ、……プラスチックの松飾りやおせち、七草がゆをコンビニで買って済ませたのかもしれない。

いずれも時間と手間とコストを効率化してしきたりに従ったということなのだろう。しかしそこで失われるものがある。自然や生命への畏敬の念、謙虚さ、季節の移ろいの感動、先祖や家族への想いなど日本人としての誇りやアイデンティティーの再確認の機会だ。それだけの犠牲を払う対価として彼らは何を得るのだろうか」

つまり、「日本的自然観」を再生産する「年中行事」が形骸化すると、「自然や生命への畏敬の念、謙虚さ、季節の移ろいの感動、先祖や家族への想いなど日本人としての誇りやアイデンティティーの再確認の機会」が失われると説くのだ。

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