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氷河期非正規や派遣社員の新聞や雑誌の報じ方について意見を頼まれて、Webメディアや雑誌なんかの記事を書いたことが何度かある。

が、毎度毎度毎度、「この内容だとマスコミ批判なのでデスクが納得しない」「キャップが難色示している」「編集長がハケ子さんの主観だとはねた」とかでごっそり内容をマスコミを励ます内容に書き変えられた。
もちろん掲載を断った。

編集者も「机(デスク)」も「帽子(キャップ)」も編集長も、みーんなでできているストーリがあってそれに沿って書いて欲しかったのだろう。

最初からそういえばいいのに。断るから。

そう言いましたよ、編集者に。
みんな電話に向こうで無言になるか、メールの返信こないかどっちかでしたけど。

掲載はねたくせにネタだけ使ったり、その後私のX(旧Twitter)のつぶやきを自分の言葉のように使ったりするメディアってマスコミを見ていると…

オトナってズルい

と、思う。

(1人だけ、これは重大な問題提起だと言ってくれて掲載まで爆走した編集者いましたけどね…手直しも本当に手直しでハケ子が賢いコになるように文章を整え校正校閲するのみ。批判は批判、励ましは励まし、問題提起は問題提起で掲載までこぎつけてくれた。そういう人もいるけど、大概は「貴様!ひよったなっ!!」という人だ)

派遣社員になるのは正社員になるよりある意味ずっと簡単。直接雇用非正規になるより簡単な場合もある。
「派遣社員ってズルい!」と思うのなら、派遣社員になって憧れの高時給を手にすることを考えていいのではなかろうか。

派遣社員になって、高時給をゲットだぜ!

とか言いたくなる。
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パートで商社の「経理事務」をしています。同じ仕事なのに、同僚の「派遣」の人のほうが「400円」も時給が高いと知り不公平に感じています…なぜ派遣の待遇のほうが良いのでしょうか?(ファイナンシャルフィールド) news.yahoo.co.jp/articles/575f

派遣のハケ子 さんがブースト

「皆でなんとかなろう」という意識が社会全体でどんどん薄くなってきていると感じる。

今の時代はジェンダーに関することなど明らかに昔より良くなっている部分もあるんだけど、「皆でなんとかなろう」という前提が希薄なせいで、結局リソースのある人、能力のある人だけしか良い環境に行けない、みたいな感覚もある。

若い世代の人たちを見ても、性差別やハラスメントへの感覚はちゃんとしてる一方で、とても能力主義だったり自己責任論が強かったりするよね。

「皆でなんとかなろう」という感覚を共有するにはどうしたらいいんだろうな…。

マスコミも有権者もいつかは飽きるし、忘れるだろうと経験上わかっておりこのまま逃げ切るつもりなのだろう。

汚職には寛大な社会。

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西村前経産相「精進する」連発 還付金受領、地元で釈明
nordot.app/1122769850465567570

どこかの労働者が勝ち取った!勝利だ!と拳突き上げれば、他方どこかの労働者はうなだれるしかない。

無い袖は振れない。

春闘、春闘、と団結連帯も大事だろうが、そんな中小零細企業に対する大企業の意識調査をされてはいかがか。
春闘目線では見えないものが見えてくるように思う。

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「原資がない」中小零細企業の35%、春闘で賃上げの予定なし 城南信金と東京新聞アンケート
tokyo-np.co.jp/article/303637

TBSに限らず、報道機関は無責任で他人事だなと思う。
報道というものは無責任で他人事にならないとできないことなのかもしれないとさえ思う。記者など取材してくる相手は「人」であることを忘れてはいけないなと思う。「人」である以上、倫理観の振り幅なんて無限大。

テヘペロで済まされて泣くのは取材受けた側だ。

放送倫理違反の「news23」、結局「身バレ」は発生したのか? TBSの見解を改めて問う|弁護士ドットコムニュース bengo4.com/c_18/n_17054/

過去の派遣先で自分の感覚に合わないと相手をすぐに発達障害認定してしまう社員がいて、何人も派遣社員を潰してきたのを見ている。
私も発達障害だと指摘された。

自分では「はい?」という指摘だったが同調する社員もいたので、ならばこれをきっかけにと検査を受けたが結果は「職場で何かありましたか?」と聞かれ、産業医に向けて文書を出してもらうくらいには発達障害という結果が出なかった。
結果を派遣先人事と派遣元に提出し大騒動になった。

その後に知ったのだが、結局指摘している本人にいろいろとあったらしい。同調した社員たちはいじめが怖かったとか何とか涙ながらに語ったとか。
潰された派遣社員たちはたまったものではない。当時の同僚とあの時はなんだったのだろうと今でも話をする。

多くの派遣先に行くと、それだけ色々な人と仕事するが「仕事のクセ」と「特性」の境目を見たらキリがない。相手に合わせて上手いことやるほかないので。

指摘するのも難しいことだなと思う。

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発達障害かも...同じ職場にいる人に、はっきり指摘していいの? タイプ別の対応
news.yahoo.co.jp/articles/1b96

>私が今、新聞記者としてこの原稿を書けているのは、本当に偶然の結果でしかない。戦争や災害で生き残った人が覚える罪悪感「サバイバーズ・ギルト」のようなものに、さいなまれ続けている。
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若い頃、なぜ新聞は記者はマスコミは、就職氷河期世代を特に氷河期非正規をこんなふうに何もかもダメな人間だと書いて報じるのだろう?と苦々しい気持ちで記事を読んでいた。

だが、時が経ち、自分と同じ世代の記者が署名で記事を書くようになっていったり上に立つようになっていったりすれば、きっと就職氷河期世代の辛苦を氷河期非正規の苦境を社会の風向きに負けず屈せず伝えてくれるに違いない、と思っていた。本気で。

氷河期非正規は結局、支援は始まってからでさえ、あれもできないこれもできない足りない再教育が必要なお荷物労働者のように書かれて報じられた。
社会に叩く材料を、燃料を投下はすれども世代を励まし、社会の視線を問うことはなかった。
世代は人ではなく見世物になった。

罪悪感を感じるのなら今からでも新聞は、記者は、就職氷河期世代を氷河期非正規を風見鶏にならず伝えてほしい。

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山上徹也被告とロスジェネ=鈴木英生(オピニオン編集部) - 毎日新聞
mainichi.jp/articles/20230408/

能登地震の規模や被害に驚いているが、それ以上に一般の人がこの有事の瞬間に身の危険があるなかで臆せず果敢に動画をしっかり撮っていることに対し被害規模以上に驚いている。

ジャーナリスティック。
マスコミの記者やカメラマン顔負けである。
報道の形が変わってきている。

タメ口が親しみやすさや、サバサバ系として周囲に受け入れられるのは人柄も相まって結構ハードル高いものだと思っている。
実際、パワハラしてくる社員はほとんどがタメ口であった。

今の派遣先でも、何かと刺々しい本社から下ってきた定年後再雇用の社員がタメ口でキツいことを言い放ってくるが、社員本人は親しみやすいみんなのお姉さん系と本気で思っている様子。

残念だが彼女の自認とは裏腹に『あぁ、パワハラ気質の…と転職サイトの企業口コミに書かれていたの、この人か』と気づく程度には親しみやすくもサバサバ系でも姉御タイプでもない。こちらにして見ればパワハラ予備軍の危険人物だ。これでは…派遣社員をいくら入れようが何人も辞めるだろうし、当面この社員が退職するまで派遣先は採用に費用がかかる正社員採用には踏み切れないだろう。

派遣社員を潰して潰して潰して潰して…取り替え続け、その社員のいる間をしのいでいる。派遣社員は潰され明日の生活がどうなるかも分からない中で去ってゆき、潰した社員は定年まで席に座って最後は退職金を貰って去っていく。

その社員に詰められる中、そっとポケットの中のICレコーダーのボタンをスカートの布地の上から押す。

せめてもの抵抗である。

しんどい思いをして働いて、
それでお給料もらって、
給与明細見て、
通帳見て、
頑張ったなアタシと自分を褒めて、

たまには…

旅行したり、
鰻食べたり、
オシャレしたり、

できるならまだいいのですけどね…。
現実は…みんな余裕がない生活で家と職場を往復ばかりで気晴らしもままならない。

変な世の中だな。

記者が完全に派遣会社のトップに飲まれていて、でっかい提灯記事になっているし、派遣の現実が何一つ伝わっていない悲しい記事。

記者を殴りたい。

12月11日 10:42まで全文読めます。
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有料記事がプレゼントされました! 12月11日 10:42まで全文お読みいただけます。
派遣切り横行せず、リーマン後に教訓…パーソルHD社長:朝日新聞デジタル
digital.asahi.com/articles/ASP

では、どんな仕事なら派遣社員でいいのか。

記者は専門職。
派遣のそもそもの対象であった専門職でありましょう。

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新聞記者も派遣社員の時代なのか……。それで残業代未払い、と。しかも、紙面では派遣社員待遇の労働問題で”攻め”の東京新聞で →記者残業代未払い、是正勧告:朝日新聞デジタル
x.com/amneris84/status/1277762

そのうち、失業給付を減らすのでは。

少子化対策、育休と言えば増税増額なんでも通ると議員も役人も味をしめたのではなかろうか。

派遣社員などの非正規労働者が代替で充てられ、戻るからといらなくなれば契約切られて明日からの生きる糧を失う現実。ギリギリいっぱいの仕事量にさらに仕事が増えて疲弊して自分の生活もままならない社員がいる現実。などなど…お互い様ではすまない現実がもう現場では起きている。

育休を使う方も、そこを支える方もどちらも同じ労働者であり、同じ人間。
議員や役人には育休を支える側の労働者のことも考えてほしい。
そして報道にも支える側の現実も見て伝えてほしいと切に願う。

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雇用保険料、引き上げやすい条項を導入へ 育休増加に備え、厚労省
asahi.com/articles/ASRD867BQRD

「よくあの人の話聞いてられますね…」と派遣先で社員からひそっと言われた。

実のところ、オーバーに相槌打ってそれに合わせて条件反射な感じで表情を動かしているだけなので、話はあんまり聞いていない。

( ˶ˆ꒳ˆ˵ ) エヘッ☆

女性で、正社員で、大手本社で定年まで勤め上げて…というその彼女にとって新卒で配属された部署が選ばれしエリート集団であり、その上、定年を迎えてもこうして子会社出向で声がかかり今も現役で働いている…それが彼女のプライドであり人生の栄光であり、それを自分より歳下の人間に語ることが生きて働くモチベーションなのだとも思う。
時代が時代で女性としては大変であったろうと、そこは素直に思っている。

だが、それは彼女と仕事する上で地雷でもある。
わざわざ私が彼女の地雷を踏む必要はない。
「さしすせそ」でお話するのも仕事といえば仕事。何歳になっても何年働いても万年下っ端ですから。

ま…できることなら、その分のお時給もいただけるとありがたいですが…

ヾノ"¯꒫‎‪¯)ナイナイ

男社会と言われる派遣の現場があれば、女社会と言われる派遣の現場もあるわけですが、女だからといって女社会の現場が生きやすく働きやすいかというとそういうものでもございません。

同じように男社会という現場にいる男も大変なんだろう…と何となく思ったりします。

どっちつかずがいいんでしょうね、きっと。皆さま今日もお疲れ様です。

派遣先で苦労して社員から引継いだ仕事を今後のために改めて言葉や図にしてマニュアルにおこしてみると、呆気ないほど気が抜けるくらい単純だったり簡単だったりすることがある。
あんなに時間かけて、よくよく中身を整理したらこれだけ!?という。

それに気づいて迷路から抜け出してテキパキやり始めると社員の評価になり、作ったマニュアルが見つかると持っていかれなんとも解せない気持ちに。
人によっては引継いだものをテキパキやってしまうとそっぽ向かれてしまうので、早く仕上げて手元で寝かせておく、というプロセスが必要だったりもする。

仕事の大半は感情労働だそうだけど、人の感情が仕事を難しくしているのでしょうかね。

なんて、考えないことが一番の精神安定剤のように最近は感じている。

少子化財源の支援金、26年度から徴収 医療保険に上乗せ:日本経済新聞
nikkei.com/article/DGXZQOUA059

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これで、産休や育休の代替派遣に従事して納税するなんてしんどいと感じる。

産休、育児休業明けるからどいてどいて!と片方は代替してきた派遣社員を席から放り出し明日からの生きる糧を得る。
放り出された派遣社員は契約を切られ明日からの糧を失う。
社会や世間が思っているような感じで人材派遣会社が次の仕事を持ってくるというものでもない。

誰かのライフイベントを支えて働き得る稼ぎからさらに誰かのライブイベントを支える分を加算されて手取りが減っていく。

産休育児代替派遣は厳しい仕事なので避けているが、隠されてあとから発覚することも少なくない。
働くことが馬鹿らしくなってくる。

住民税の納付書を目の前に項垂れる。

でもこれが若者世代のためであり、当事者である若者世代が望む行政の姿なら納付書を恨めしく見るのは野暮な話なのだろう。

とは言ってみても、就職氷河期世代で失敗した経験が国にも行政にもあるだろうにねぇ…なんて言いたくなる。

歳とると僻みっぽくなっていけませんな。
ははははははは。

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東京都が婚活アプリ、24年度提供 官製で出会い広げる:日本経済新聞
nikkei.com/article/DGXZQOCC179

言うほうも、報じるほうも、非正規の賃上げは大事だ、としながら最後は非正規雇用の待遇と正規雇用の待遇と話がごちゃ混ぜになって労働者全体がどうこうとなってしまう。

話の終盤も記事の終盤も非正規労働者の話はぼんやりピントがぼけてしまう。

報道の記事は「じゃぁ、非正規労働者はどうなの?」「正社員の話はわかったけど、派遣社員はどうなの?」ということが多い。
ほとんどの記事は「正社員向け」であって非正規労働者に対しては情報が出てこない。

労組は非正規労働者の組織率アップが大事だとかいうけど、「非正規労働者"も"入れる」「派遣社員"でも"入れる」とあくまでも正社員組織のオマケ的扱い。

もうこれが何年続いているだろう。
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今年を上回る賃上げ実現、地方の中小と非正規の底上げが鍵-連合会長 bloomberg.co.jp/news/articles/

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