ホントどうしようもないなこの国…
早く国連信託統治領にしてくれ。自力更生不能だよ…
20年ぐらい化学で飯食ってると、「科学的」に安全とされていた物質が後から「実は安全じゃありませんでした」なんてのはとてもよくある話なわけで。だから、今安全とされているからと言って、自然界に無い物質を取り返しのつかない方法で放出するのは、極めて慎重にならないといけないのですよ。
「アジア・太平洋戦争中に日本軍兵士の性の相手をさせられ、犠牲になったアジアの女性たちを悼む「鎮魂祭」が毎年、千葉県館山市で行われている。戦中、戦後と身を売らざるを得なかった日本人女性の願いから始まったものだ。参加者は、アジアや太平洋諸島などでの犠牲者たちに思いをはせ、平和を祈る」
「台湾の娘さんがカエリタイ、カエリタイと言っていた。朝鮮半島の娘さんもカエリタイヨ、オッカサンオッカサンと言っていた。何人もの仲間が爆撃で死んだ」
「戦争ではない日常の中でも女性の性は踏みにじられ、侵害されている。被害を受けた女性の声に耳を傾けた先輩たちの姿は女性支援の原点。自分にできることは何かを考えさせられる」
立憲民主が今回の汚染水の海洋投棄について、問題をあくまで「風評被害」として矮小化して捉えていて私は心底がっかりしたんだけど、これ聴いてて思った。やはり事故発生時の政権担当者だったから(正確には民主党だけど)やはり「如何に問題を矮小化するか」みたいな立場でものを考えているのね。
木野龍逸×神保哲生:なぜ東電は問題だらけの汚染水の海洋放出に追い込まれたのか
https://youtu.be/-l5JAPZqMI4?si=VZsTr8r-1mbOZm49
"日本政府は、今海洋放出しなければいけないのは、格納容器内のデブリ除去のための土地を開ける必要があるからだ、と主張している。海洋放出が遅れれば、廃炉プロセスも遅れるというのだ。しかしそもそもデブリ除去が出来ないのは海洋放出が遅れていたからではなく、技術的な問題があるからであり、除去できる見通しは全く立っていないということは周知の事実だ。少なくとも今急いで海洋放出する必要はない"
https://www.newsweekjapan.jp/fujisaki/2023/08/post-59.php
"国や東電が「処理水」の海洋放出を進める理由として、汚染水の処理にはそれが唯一の現実的な選択肢であるというものがある。また、それを行わなければ福島第一原発のデブリの取り出しができず、廃炉のプロセスに差し障るとも主張されている。
また、海洋放出の代替案としては、「大型タンク貯留案」や「モルタル固化処分案」など、既に前例もあるような複数の代替案が専門家によって提示されている。アメリカなどのメディアでは、こうした代替案が紹介されており、それらを日本政府が検討もしないことこそが、近隣諸国の日本に対する不信感に繋がっている。汚染水を自国に留めておく案があるのに、なぜ日本は(たとえ低い可能性だとしても)他国にリスクを負わせる海洋放出を選択するのか?というわけだ。"
放射線検出でクロソイが1年半以上停止でセシウムの検出ケースじたいも増えている件、陰謀論じみるけど政府に漁業がもう持たないという見通しがあって、中国が反発してくれて理由ができてラッキーくらいに思っているんじゃないかという考えが頭から離れない
日本国だけが格段に嘘つき政府だとは自分は思っていないんですよ。それを言うならあらゆる国家は嘘をつく。というかあらゆる権力は嘘をつくと思っていたほうがいい。
ただ日本国は日本国独特のタチの悪い嘘をつく。それはロシアがロシア流の、あるいは中国は中国的にタチの悪い嘘をつくように日本国は独特の個性的なやばい嘘(屁理屈)をつくということだ。自分たちはロシア国民でもなければ中国の国民でもない。このやっかいな政府は自分たちが選挙で「選んだ」(ことになっている)政府なのだから、監視して批判するのは当然のこと。これが自分たちの権利であり責任。
隙さえあれば幼稚な理屈で大本営につこうとするあらゆる著名人を自分はまったく信頼しない。彼らはいつの時代にもそうやって出てきて、時勢が変わればあっさりと言うことを翻すにきまっているからだ。
怪談といえば、最近の心霊スポットで石見銀山の「千人壺」というところの話があったのだが、そりゃなんか出そうないわくのある場所だが戦国時代からあるんだしいまさらなあ、と思ってたんですよ。
そしたらなんと心霊スポットと認識され始めたのは2007年に世界遺産登録されてからだと言うんですね。
世界遺産登録に際して石見銀山も「漂白」されたんですが、その時に「石見銀山で労働させられていた囚人たちが死ぬと放り込まれていた竪穴」であるところの「千人壺」は、世界遺産の認定から外されたどころか、ここがどんな場所か説明されていた案内板すら撤去されてしまい、それ以来「出る」ようになったということらしいです。
なんというか、久しぶりにいい怪談を聞いたな、という気分になりましたよ。
何百年たとうとも「死んでるからって舐めとると出るぞコラ」という千人壺のパイセンたちの根性を見習わなければ(;´Д`)
「無責任の体系」と言論封殺
しかし今日の日経のコラム「春秋」あまりにも衝撃的だったので再考する。
冒頭に
「かくもゆたかな海は何事も悠然と飲み込んでいくー」という始まり。
次がかの
「原子力発電の事故という人間の大きな過ちを海は許してくれるだろうか。」というポエム。
このポエムは、事故の「責任主体」を「人間一般」に解消する。
「人間の過ち」と言ってしまえば、強制退避されられた住民も生業を奪われる漁民も、また汚染水を懸念しているマーシャル群島の住民も、みな「人間」である
実際このコラムでは東電と原子力ムラの「責任」は一言も語られていない。
ここまで来ると、日本のメジャー言説、丸山眞男の言う「無責任の体系」から変化していないのでは、という疑いも湧く。
他方、この論法で丸め込めない人々には経産省を代弁して開沼博が「風評加害」と法的告訴の対象とすべきと提言(スラップ訴訟)。
現在は政治家とマスコミを対象とする、としているが、すぐに市民団体、個人にも拡大できるだろう。
実際笹川財団は自分達で新大学の説明を動画でしておいて、気に食わない私の論評には「告訴」の脅しをかけてきている。
この「みんなが悪い主義」と少数派の法的弾圧、まさに21世紀のファシズムの言論弾圧である。
なぜそこまで萌え絵の宣伝に執心するのかといえば、社会に自分の趣味を、地域おこしという大義名分を得てばらまくことで、自分たちがメジャーで立派なものだと思い込ませたい(思い込みたい)のではないか、と私は疑っています。有体に言えば、犬が小便して縄張りをアピールするようなもんで。
https://twitter.com/flurry/status/1694970138397945948
宇都宮の件では、こちらのご指摘もあります。件のキャラクターは、日本陸軍の戦闘機・疾風をレストアする女子高生、という同人誌(のち商業出版したとか)のキャラクターだったみたいです。戦争が栃木の工業化を進めたのは確かですが、それを無批判に受け継ぐのもどうなのか。
https://twitter.com/flurry/status/1695046185076375726
こちらのご批判は、近代日本史専攻で、多少は産業遺産について知識を持つ私も、頷かざるを得ません。とりわけ、世界遺産の「明治日本の産業革命遺産」が、関係の薄いものまで、おそらく政治的に捻じ込まれたであろう状況を見るにつけ。