職場読書会『フラッシュバックの対処と予防』服部信子著 先週終わってた。コンパクトな本だけど、重要なことが簡易な言葉でもれなく書いてあって、読むだけで自分自身のフラッシュバック体験も軽くなるのを実感出来る良書でした。
フラッシュバックは「記憶」だということ。記憶は現実を変えない。記憶にそんな力はないということ。それだけ気づくだけでもかなり心が軽くなる。そして、今現在に意識を向けることがフラッシュバックの軽減に繋がるということ。今のほとんどは安全だと気づくこと。当たり前のことのようだけど、こうして読んでみると、ああそうか、そうなんだよなと、実感を持って理解できる。マインドフルネスが大事っていうけど、こういうことなんだなあと。
とても実践的な本で、誰が読んでも役に立ちそうです🍀*゜
今すぐ使える 誰でもつかえる フラッシュバック対処と予防: アメリカ発 トラウマのプロが教えるフラッシュバックのすべて
職場読書会『トラウマと記憶』ピーター・A・ラヴィーン著 終わり。トラウマという身体に刻まれた未完の衝動を安全に完了させるためには顕在記憶だけでなく潜在記憶ことに手続き記憶にアクセスする必要があるということはセラピストなら皆知っていると思うけれど、その手続き記憶にアクセスし再交渉するには自律神経系と記憶との関係など、トークセラピーでは扱ってこなかった身体的な活動に関する知見を知る必要があって。その中核的部分を臨床例をまじえて簡潔にまとめた良書です。ピーターの症例での安定した細やかな観察とかかわりにはほんと感動します。
また、トラウマの世代間伝達は3、4世代に渡って続くことや、激高した感情とともに語られたことを人は「絶対的な真実」として記憶してしまいやすいことなど、今、エルサレム周辺で起きていることに関する理解の助けになりそうな記述もあり。
トラウマにかかわるセラピストにとってはマストですが、心に関心のある人皆にお勧めです。
職場読書会『からだのためのポリヴェーガル理論』スタンレー・ローゼンバーグ著 終わり。ボディセラピストの著作をちゃんと読むのは初めてで、ほんと勉強になった。
リラックスすると、身体は自ら自然な位置に戻る。安全であることは身体全体にとって大切なことなのだということを証明しつつ、ロルフィングとクラニオセイクラル・セラピーの視点から脳神経と筋肉、骨格、内蔵との関係、対人交流への影響などについてわかりやすく説明し、さらに身体からそれらを整える手技についても紹介している。
対人交流には5、7、9、10、11脳神経が重要な役割を果たしているとか、自閉症児は人の声を→
ドイツの下水中のコロナウイルス量は測定開始以来最悪になっているという情報。
https://twitter.com/_TheAncientOne_/status/1740014891698987049
コロナウイルス長期障害の小児患者では、ウイルスにより小腸の壁に分子レベルの小さな隙間が発生しており、この隙間から免疫活性化分子が血中に流れ込むことで心臓の炎症を起こしていることが分かったという記事。免疫系はスパイクプロテインに反応している可能性。
カナダもコロナウイルス拡大5年目に突入するが、未だに治療法は落胆するほど少ないという記事。長期障害の解決法はなく、治療選択肢も非常に乏しい。
https://globalnews.ca/news/10154267/covid-treatments-canada-options/
カナダのトロントにあるスターバックス、スタッフ全員がパレスチナへの連帯を示すために退勤したので閉店に。
河野大臣 将来の『オンライン投票』導入へ意欲 「デジタル化の究極のゴール」【TBS】
<将来的には国内でもオンライン投票の導入を検討したいと意欲を示した。オンライン投票の実施にはマイナンバーカードを活用する考え>
日本国憲法第15条第4項の「投票の秘密」に抵触するのではないか。
<すべて選挙における投票の秘密は、これを侵してはならない。選挙人は、その選択に関し公的にも私的にも責任を問はれない。>
それに、マイナンバーカードを活用するというが、今みたくザルなセキュリティとおめでたい意識で、投票人の秘密は保持できるのか、甚だ疑問だ。
「マイナンバーカードを使うのがネット投票の可能性」
そいつが早晩、
「マイナンバーカードを使うのがネット投票の条件」
にすり替わりそうだ。
「マイナンバーカード認証でしか投票権を与えない」
とね。
4区候補予定者金城氏を公認へ 立民、近く発表【沖縄タイムス】
<はて、沖縄4区は前豊見城市長の山川仁氏が6月26日すでに立候補を表明しているはずだが。れいわ新選組の公認がオール沖縄的にNGなのか? 誰が立候補しても自由だし、地域の諸事情もあろうが、こういう形の擁立は疑問だな。>
昨日ツイッター(X)での投稿では、無用な軋轢を避けるため、疑問を呈する形にとどめているが、正直なところ私はかなり憤っている。どちらがより国会議員として「働ける」候補者であるか、比較するまでもないだろう。
立憲と共産が連携することについて、私は数日前に、「おおいに結構、よろしく候補者を調整してくれ」と書いた。その思いは今も変わらない。実際問題、私の住む選挙区に、れいわの候補者が立つ可能性はない。野党共闘の候補者に投票するしかないのだ。しかし……
立憲民主党執行部の意向を反映したものだろうが、だとすれば、この判断は誤りだ。今回の後出し擁立は、他の選挙区の(主にれいわ支持者の)投票行動にも影響を及ぼすだろう。
猫好き。サッカーと音楽と心理学精神医学あと諸々。大宮サポ。Sigur Rós、スピッツ、ミスチル。
psychiatrist/訳書『愛着と精神療法』ほか。