そこでつらつら考えるに、古くは『おねティ』と木崎湖みたいに、すでにまとまったコンテンツがある上で、「聖地巡礼」でタイアップするならそれなりに成功例がありますが、そういったストーリーなしに萌えキャラだけ作って、それで地域振興に好影響を与えた例は、どこまであるのかよく分かりません。
そこで思うのは、米山氏は「萌え絵の自己目的化」と指摘されましたが、実はこの手のキャラクターは、「萌え絵で地域などを宣伝する」のではなくて、「地域をダシに萌え絵を宣伝する」のが実態ではないか、ということです。「地域おこし」「まちづくり」が叫ばれる世にうまく便乗しただけでは。
一年ちょっと前に、「表現の自由戦士」と揶揄されるような一部の自称「オタク」は、コンテンツを使って自己宣伝しているのではないか、自己顕示欲がコンテンツ愛を凌いでいないか、とブログで論じましたが、それと同じようなことではないかと思います。
宇都宮ライトレールは本日開業で、長らく廃止される一方だった路面電車(宇都宮のは中間に専用軌道があるので、ルーラルトロリーっぽさもありますね)が新設されるとはめでたいことです。日本でも屈指の自動車交通依存地域である栃木で、電車がうまく根付いてくれることを祈ります。あと延伸も。
しかしそのめでたさに微妙に水を差す出来事が起こっていたようです。「宇都宮市の公認」のように見える、宇都宮の産業PRのためと称する「萌え」絵の女子高生キャラクターが、どうも性的な面を必要以上に打ち出しててどうよ、という以前に、実は公認ではない勝手連だったとか。
https://www.bengo4.com/c_23/n_16427/
この件については、米山隆一氏の意見には私も肯うところがあり、もはや「萌え絵で地域をアピール!」という手法は、今や手垢がつきすぎており、今回のこれも、それを打破するほどの魅力があるとも正直言い難く、セーラー服とスカートの裾の短さのみが悪目立ちしています。
https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1694488955063087208
ぺけったーでトリチウムは生体内に取り込まれないとか抜かすツイートを見たのだけど、植物プランクトンを通じて蓄積されてますやんやん。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0265931X12001890
カナダは世襲でもトルドーなのにリーベン世襲は安倍岸田。
台湾はオードリー・タンなのに、日本はブロック大臣なの、いつ思い出しても泣ける。
昨日、投稿しましたが、原発事故の責任、人類一般ではなく、まずは東電にあることは明晰にして判明です。
ただし、原発政策、経産省を中心に「国策」として進めてきた経緯から、事故賠償、除染も含めた経費控えめに見積もってもすでに12兆円、税金から支出されている。
私のような国立大学法人勤務の人間もこの際は、「国家公務員」と見做され、2年間給与1割カットだった(国立大学、小泉の際に公務員減らしの数合わせのために法人化)。
ところで、すでにスリーマイル、チェルノブイリと大事故があったのであるから、常識艇には「保険」をかける。しかし、原発には保険の引き受けてがいない。つまり、最初からリスク「無限大」ということはわかっていた。
この上、デブリ回収に6兆円、廃炉全体で8兆円と政府は計上している。しかし、どちらも全く目途がたっていない。経費はさらに膨らみ、それは市民が税金で負担するのはほぼ確実である。
ここまで来ると、何故東電を一度破産させ、資産を吐き出させないのか、皆目不明である。
勿論、東電を倒産させても電力供給の業務は遂行できる。要するに東電の株主と国の面子のためである。
そもそも汚染水にしてもまずは東電の土地の上にタンクを増設するのが、国内的にも外交的にも筋ではないだろうか?
安倍型政治家の好きな最近の自民党のトレンドワード「丁寧な説明」は決して「詳しい説明」ではない。一見似て非なるもの。
「丁寧な説明」はいわゆるリピート。同じ話の繰り返し。丁寧語による抹殺。
「詳しい説明」は例えば海洋放出のリスクとその対策の具体案、メリットの整理。代替案の検討プロセスの公開。残される課題の整理。補償内容の具体的提示。
おそらく「詳しい説明」はすればするほど馬脚が現れる。それはわかっているので絶対にやらない。
岸田首相や東浩紀などはまるで「アルプス汚染水」を流すことが廃炉につながるかのような悪質な印象操作を行っている。
実際は廃炉の目途は全く立っていない。現在1-3号機に全体でデブリは約880トンある。
このデブリの取り出しは遠隔でのロボットアームによるとされているが、1回目で取り出せるのは数グラム。しかし、これさえ可能かどうかはわからない。廃炉検討委員会でさえ、「廃炉計画に具体的見通しがあるわけではない」と述べている。
要するに、万能感を演出しているIOTとAIと組み合わせても、全く「廃炉」の目途は立たないわけである。
ところで今日の日経コラム「春秋」は「海容」という言葉と汚染水「海洋」放出について語っている。
「原子力発電の事故という人間の大きな過ちを、海は受け容れてくれるだろうか」
これ、得意の「一億総懺悔」語法である。原発事故の責任は東電と原子力ムラにあるのであって、立ち退かされたり、漁業に携わる人々にはない。
「少しづつ流すご海容を願う姿勢」を「海は見ている」とコラムは終わる。
しばし絶句である。
ここには汚染水を流される側の韓国、中国、台湾、香港、マカオの人々への責任は全く登場しない。
これで「一国平和主義」の限界などと宣うのであるから笑止千万である。
「科学」「科学的根拠」を水戸黄門の印籠よろしく使っている人々、そも科学とは何かというあたりの根本的な認識はどうも持ってなさそうなんだよな。お上が科学的だと言ったから科学的なのだ!という態度は科学というよりは信仰に近い。
日本の社会を考えていく中で、男性による女性への加害性の根深さ(それは年齢に関係なく)という要素を軽く考えてはいけないと思うのよね。男の俺が言うのもおかしな話なんだけども。長年、小売や物流の現場で働いてきたが、そこでは、男の俺ですら辟易するような場面に何度も出くわしているわけでね。女性なら言わずもがなでしょうに。そういうことあるから、何かあるとその度にノット オールメンを言い出す人を見てると「呑気でいいな」としか思えないんだよな
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/110952998524183560 [参照]