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 岸田首相や東浩紀などはまるで「アルプス汚染水」を流すことが廃炉につながるかのような悪質な印象操作を行っている。

 実際は廃炉の目途は全く立っていない。現在1-3号機に全体でデブリは約880トンある。

 このデブリの取り出しは遠隔でのロボットアームによるとされているが、1回目で取り出せるのは数グラム。しかし、これさえ可能かどうかはわからない。廃炉検討委員会でさえ、「廃炉計画に具体的見通しがあるわけではない」と述べている。
 要するに、万能感を演出しているIOTとAIと組み合わせても、全く「廃炉」の目途は立たないわけである。

 ところで今日の日経コラム「春秋」は「海容」という言葉と汚染水「海洋」放出について語っている。

 「原子力発電の事故という人間の大きな過ちを、海は受け容れてくれるだろうか」

 これ、得意の「一億総懺悔」語法である。原発事故の責任は東電と原子力ムラにあるのであって、立ち退かされたり、漁業に携わる人々にはない。

 「少しづつ流すご海容を願う姿勢」を「海は見ている」とコラムは終わる。

 しばし絶句である。
 ここには汚染水を流される側の韓国、中国、台湾、香港、マカオの人々への責任は全く登場しない。

 これで「一国平和主義」の限界などと宣うのであるから笑止千万である。

本当にそう思います。これが日本の隣の国の話で、これから下手したら100年間以上、壊れた原子炉のデブリに触れた放射能水を(浄化して)日本海に流します、と言う話だったら日本の世論はどうなるか?想像すればわかることです。たとえ、それなりに安全性があっても、謙虚さは必要だと思います。

@yoshiomiyake 日本の大手新聞のこの手のポエムには憤りを感じます。こういった反知性的な感情論で、事実関係も責任問題も全てうやむやにしながら、共同体を強化するレトリック。

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