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さっき届いた迷惑メールの件名に「応答なし」っていう語句があったけど、もしかしたらNo Replyを機械翻訳したのかも。

メール関連の文脈で使うNo Replyは、直訳すれば「返信無用」、つまり「返信禁止」だけど、普通の日本語で言うと「このメールアドレスは送信専用です」かな? 日本語に訳すと、めっちゃ長くなる例。

『レ・ミゼラブル』全部読むのは大変と言う人には、こういう素敵な本もある。19世紀の木版による挿し絵と、あらすじで構成した『「レ・ミゼラブル」百六景』。

#名刺代わりの小説10選 (続き) 

●R is for Rocket(Ray Bradbury)
宇宙へのあこがれ、宇宙飛行士に選ばれた喜び、家族や友人との別れをSF界の詩人がつづったリリカルな短編。大学生のときに読んだけど、冒頭部の英語のリズムが心地よすぎて暗記してしまった。

●Cat’s Cradle(Kurt Vonnegut)
世界の終わりとボコノン教。奇想天外なブラックユーモア。

●Never Let Me Go(Kazuo Ishiguro)
淡々とした語りで徐々に明かされる恐ろしい世界。切ない。Kindleで読んだけど、ペーパーバックも買った。

●Where the Crawdads Sing(Delia Owens)
美しい自然、人種差別、貧困問題、ヒロインの成長などなどをミステリーの形式を借りて見事に描いた傑作。

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#名刺代わりの小説10選 というタグを見かけたので便乗。 

たしかに読んだはずなのに細かい内容を思い出せないこともよくあるけど、読後感がいつまでも消えずに残る本がある。そんな本を集めた。

●モンテ・クリスト伯(アレクサンドル・デュマ・ペール)
●レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー)
希代のストーリーテラーによるドキドキハラハラ、波乱万丈の物語。

●ドグラ・マグラ(夢野久作)
信頼できない語り手による摩訶不思議なストーリー。読めば読むほどわけがわからなくなる。

●スロウハイツの神様(辻村深月)
読み終わった途端に最初から読み返したくなる。辻村さんの小説を読んだのはこれが初めてだったけど、読み終わってから辻村さんはミステリー作家だと知って大いに納得した。

●疾走(重松清)
普段の作風とはまったく違う恐るべき作品。これ、本当に重松さんが書いたの?

●エディプスの恋人(筒井康隆)
『家族八景』『七瀬ふたたび』の続き。七瀬三部作の壮大すぎる締めくくり。

(続く)

今日、防音室を借りて練習してたら、隣の部屋から珍しく金管楽器の音が。トランペットとユーフォニアムが合奏練習していたみたい(久美子と麗奈か?)。金管はヤマハのサイレントブラスを買えば自宅で練習できるらしいけど、合奏だから防音室で練習してたんだろう。

経験上、防音室を借りる人が多いのは、ピアノと木管楽器(特にサックスとフルート)だね。たまに声楽やチェロの人も見かける。

に参加してきた。図鑑2冊と読み物1冊。楽しんでもらえるといいな。

今、龍角散のCMで流れているフルートの音がきれい。吹いているのは龍角散の社長さん。曲はヨハン・フリードリッヒ・ファッシュのソナタだね。

Apple Watchの「再考しました。最高の出来栄えです。」というキャッチコピー、元の英語は何かなと思って調べたら「Reimagined. Remarkable.」という頭韻だった。だじゃれのたぐいは訳すのが難しいけど、これはうまい訳。

これはビックリ。AppleがスウェーデンのBISレコードを買収。

BISは大手ではないけど、クラシックファンにはおなじみのレーベル。

gigazine.net/news/20230906-app

楽器の練習に使うレコーダーを買い替えた。

手のひらに収まる絶妙のサイズで、テーブルに置いてもすべらないので使いやすい。今まで使っていたのは大きすぎて持ち運ぶのが億劫になるか、小さすぎてかえって使いにくかった。

子どもの頃から自覚症状があった飛蚊症が最近になって悪化したので、長時間の読書がつらい。 

念のために眼科で診てもらったけど、目の状態に異常なしとのことだったので、とりあえず我慢するしかない。

Audibleみたいなオーディオブックはどうなんだろうと思ったけど、日本語は同音異義語が多いので、書き言葉を耳で聞くと、わかりにくいんじゃないかな。

たとえば、
・「かんしん」は感心、関心、歓心のどれなのか。
・遍在と偏在や好天と荒天は耳で聞くとまったく同じだけど、意味は正反対。
・科学と化学、市立と私立もアクセントを含めてまったく同じ発音。

初めから耳で聴くことを想定して書いた本なら、できるだけ同音異義語を避けるなどの配慮があるかもしれないけど、そうでなければ文字を追うよりもストレスがたまりそう。

恩田陸の『鈍色幻視行』と『夜果つるところ』を読んだ。 

『鈍色幻視行』は、クルーズ船という密室の中で、いわくつきの小説『夜果つるところ』をめぐるさまざまな謎について語り合う人たちの話。いわくつきなのは、この小説を映像化しようとすると、必ずスタッフが不慮の死に見舞われてしまい、制作中止に追い込まれるからだ。

登場人物が多いのでメモを取りながら読んだけど、読みごたえたっぷり。人物描写がうまい。ミステリーなのか、ファンタジーなのか、よくわからないが、恩田陸の手練れを堪能できる一風変わった作品。高校生が歩行祭でひたすら歩き続ける『夜のピクニック』もそうだけど、場を限定した小説を書くのが得意みたいだね。

次に『夜果つるところ』を読む。飯合梓が書いたということになっているが、もちろん実際の作者は恩田陸。こちらは墜月荘という遊廓を舞台に繰り広げられる流血ありの荒々しい話。カバーを裏返すと、飯合梓版の表紙になる。

締めくくりの文が両作品間で共鳴しているので、読み比べてみて。

『鈍色〜』を先に読んだけど、『夜果つる〜』のネタバレがあるので『夜果つる〜』を先に読んだほうがいいかもしれない。

TLをにぎわせているビリヤニに合いそうな曲。ラヴィ・シャンカルのシタール協奏曲第2番(メータ指揮ベルリンフィル)。

ここでシタールを弾いているのは、ラヴィの娘のアヌシュカー・シャンカル。ちなみに、ジャズシンガーのノラ・ジョーンズもラヴィ・シャンカルの娘。

digitalconcerthall.com/ja/conc

昨日TLで見かけたこの本(『水上バス浅草行き』)を眺めていたら、おもしろいことに気がついた。漢字にはゴシック体、かなには明朝系フォント(アンチック体?)を組み合わせている。

漫画でよく見かける使い方だけど、アンチゴチっていうやつかな。

また英和辞典の間違い発見。ロジン(松やに)をバイオリンの弓に塗るのは滑りをよくするためと書いてあるけど、そうじゃない。

バイオリンなどの弦楽器の弓に張ってある毛は馬のしっぽなんだけど、それにロジンを塗るのは滑りをよくするためではなく、毛が弦に引っかかるようにするため。ロジンを塗らないと音が出ないよ。

野球のピッチャーが滑り止めに使うロジンバッグも松やにだし、滑り止めを塗っても滑りがよくなるはずはないって気づかなかったのかな。

先日よそで見かけたのをまねしてみた。

「ネコのペンおき」をAirPodsホルダー化。意外に簡単に載っかる。

バイオリンの消音器の効果を確認したくて、iOSアプリで実測してみた。

楽器から1mぐらい離れた場所で、メゾフォルテ程度の音を測定した結果は、消音器なしだと70dBぐらい、消音器を付けると60dBぐらい。

60dBは人の話し声やテレビの音と同じくらいだから、先生が言うとおり、自宅で練習しても一応は大丈夫そう(もちろん配慮は必要)。

意外なのは、特に音が聞こえない静かな部屋でも30dBぐらいの音が常に出ていること。何の音が鳴ってるんだろう。これがエアコンと冷蔵庫が稼動している部屋だと40dBぐらいに上がる。

予想どおりだけど、バイオリンのレッスンでもフルートの先生と同じこと言われるね。脱力が大事とか、腕だけじゃなくて全身を使って弾きなさいとか、背筋も使う必要があるとか。どの楽器も基本の要領は同じ。

#フランス語 の辞書に必ず付いているのが動詞活用表。 

ネイティブスピーカー向けの仏語辞典も例外ではない。フランス語の動詞の活用は複雑だから、たぶんネイティブでも辞書で確認することがあるのだろう。

動詞活用表は、直説法、条件法、接続法などと大きく分けたうえでまとめているものがほとんどだけど、ユニークなのがコンパクトで片手でも引きやすいパスポート仏和・和仏小辞典(白水社)。

この辞書の動詞活用表では、おそらく活用形が似ていることに注目して直説法単純未来と条件法現在をまとめるといった工夫を施している(感心)。

こんな工夫をしている辞書はほかにないだろうな、と思って手元にあるものを調べてみたら、フランスの学校で使っているといわれているBescherelleの動詞活用表が条件法を分けずに直説法にまとめている。

理由を探したら、同書に書いてあった。最近では文法学者がつづりと意味に注目して条件法を直説法の一部に分類しているとのこと。

フランスの中学生を対象にしている辞書Le Robert Collègeも条件法を分けずに直説法にまとめているけど、Le Petit Robertなどは条件法を直説法とは別枠でまとめている。子ども向けに頻繁に改訂する辞書は最新の研究成果を取り入れているということかな。

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