金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』を読了。

ありえないけど愉快な話。

「ひらき なおり」とか「かさまし まさか」とか、そんなふざけた名前を登場人物に付けるか、普通? などと思いつつ読み進めると、まさかが自分の名前のアクセントにこだわるくだりや、「蟹は好きです」とLINEで返信するときに何度も推敲する主人公の性格描写に思わずクスリと笑わせられる。が、単なるお気楽な話かと思いきや、不妊という重いテーマもしっかり織り込んでいる。

作者の金原さんによると、これは中年版『君たちはどう生きるか』だそう。読むと元気になる本を探している人におすすめ。

鎌倉銘菓、クルミッ子を手に入れた。

おいしいっていう評判をSNSでよく見かけるけど、初めて食べた。くるみと甘さ控えめのキャラメルをはさんだクッキー。本当においしい。

最近読んだ本。柴崎友香の『百年と一日』は数ページしかない短い物語をまとめたもの。風変わりなので人を選びそう。

初代Magic Trackpadを長年愛用してきたが、最近は毎週のようにエネループを交換するのが面倒になった。たぶん、同じく何年も前から使っているエネループがへたっているんだろうけど、この際、本体を買い替えた。充電式。1回フル充電すれば数週間もちそう。

並べて見ると、サイズと傾斜が全然違う。乾電池を収納する部分が不要になったから設計を見直したんだろうね。

フランス語を勉強している人、Web上で無料レベルチェックを受けられるのを知っていますか? CEFR(DELF)のレベルで判定してくれます。

東京日仏学院のレベルチェック
institutfrancais.jp/tokyo/nive

TV5MONDEのレベルチェック
apprendre.tv5monde.com/fr/appr

日仏学院は文法、読解、リスニングがあるけど、TV5MONDEはリスニングのみ。

『時ひらく』読了。伊坂幸太郎の「Have a nice day!」がいちばん楽しめたかな。あと、恩田陸の変態ぶり(←ほめ言葉)が際立ってた。

ヴァレリー・ペラン『あなたを想う花』読了。フランスでベストセラーと聞いて、どんなものかと思って読んでみた。

各章が短く、場面が頻繁に切り替わる。いくつかの話が並行して進み、現在と過去が行ったり来たりするので、やや読みにくいが、同じ場面を2人目の視点から描いている箇所もいくつかあり、物語に奥行きを与えている。基本的には恋愛物だろうが、後半は犯人探しのミステリー仕立て。

割と波乱万丈のストーリーなのだが全体に気品のようなものが感じられるのは、登場人物の心情にあまり深入りしていないからだろうか。たとえば、主人公ヴィオレットが愛娘を失ったときでさえ、取り乱した描写はない。著者が映画の脚本家なのも関係しているかもしれない。

墓碑に記す言葉が各章の冒頭に掲げられている。第85章のは「千の風になって」の歌詞になったもの。

さっき届いた迷惑メールの件名に「応答なし」っていう語句があったけど、もしかしたらNo Replyを機械翻訳したのかも。

メール関連の文脈で使うNo Replyは、直訳すれば「返信無用」、つまり「返信禁止」だけど、普通の日本語で言うと「このメールアドレスは送信専用です」かな? 日本語に訳すと、めっちゃ長くなる例。

『レ・ミゼラブル』全部読むのは大変と言う人には、こういう素敵な本もある。19世紀の木版による挿し絵と、あらすじで構成した『「レ・ミゼラブル」百六景』。

に参加してきた。図鑑2冊と読み物1冊。楽しんでもらえるといいな。

Apple Watchの「再考しました。最高の出来栄えです。」というキャッチコピー、元の英語は何かなと思って調べたら「Reimagined. Remarkable.」という頭韻だった。だじゃれのたぐいは訳すのが難しいけど、これはうまい訳。

楽器の練習に使うレコーダーを買い替えた。

手のひらに収まる絶妙のサイズで、テーブルに置いてもすべらないので使いやすい。今まで使っていたのは大きすぎて持ち運ぶのが億劫になるか、小さすぎてかえって使いにくかった。

恩田陸の『鈍色幻視行』と『夜果つるところ』を読んだ。 

『鈍色幻視行』は、クルーズ船という密室の中で、いわくつきの小説『夜果つるところ』をめぐるさまざまな謎について語り合う人たちの話。いわくつきなのは、この小説を映像化しようとすると、必ずスタッフが不慮の死に見舞われてしまい、制作中止に追い込まれるからだ。

登場人物が多いのでメモを取りながら読んだけど、読みごたえたっぷり。人物描写がうまい。ミステリーなのか、ファンタジーなのか、よくわからないが、恩田陸の手練れを堪能できる一風変わった作品。高校生が歩行祭でひたすら歩き続ける『夜のピクニック』もそうだけど、場を限定した小説を書くのが得意みたいだね。

次に『夜果つるところ』を読む。飯合梓が書いたということになっているが、もちろん実際の作者は恩田陸。こちらは墜月荘という遊廓を舞台に繰り広げられる流血ありの荒々しい話。カバーを裏返すと、飯合梓版の表紙になる。

締めくくりの文が両作品間で共鳴しているので、読み比べてみて。

『鈍色〜』を先に読んだけど、『夜果つる〜』のネタバレがあるので『夜果つる〜』を先に読んだほうがいいかもしれない。

昨日TLで見かけたこの本(『水上バス浅草行き』)を眺めていたら、おもしろいことに気がついた。漢字にはゴシック体、かなには明朝系フォント(アンチック体?)を組み合わせている。

漫画でよく見かける使い方だけど、アンチゴチっていうやつかな。

また英和辞典の間違い発見。ロジン(松やに)をバイオリンの弓に塗るのは滑りをよくするためと書いてあるけど、そうじゃない。

バイオリンなどの弦楽器の弓に張ってある毛は馬のしっぽなんだけど、それにロジンを塗るのは滑りをよくするためではなく、毛が弦に引っかかるようにするため。ロジンを塗らないと音が出ないよ。

野球のピッチャーが滑り止めに使うロジンバッグも松やにだし、滑り止めを塗っても滑りがよくなるはずはないって気づかなかったのかな。

先日よそで見かけたのをまねしてみた。

「ネコのペンおき」をAirPodsホルダー化。意外に簡単に載っかる。

バイオリンの消音器の効果を確認したくて、iOSアプリで実測してみた。

楽器から1mぐらい離れた場所で、メゾフォルテ程度の音を測定した結果は、消音器なしだと70dBぐらい、消音器を付けると60dBぐらい。

60dBは人の話し声やテレビの音と同じくらいだから、先生が言うとおり、自宅で練習しても一応は大丈夫そう(もちろん配慮は必要)。

意外なのは、特に音が聞こえない静かな部屋でも30dBぐらいの音が常に出ていること。何の音が鳴ってるんだろう。これがエアコンと冷蔵庫が稼動している部屋だと40dBぐらいに上がる。

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