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#名刺代わりの小説10選 というタグを見かけたので便乗。 

たしかに読んだはずなのに細かい内容を思い出せないこともよくあるけど、読後感がいつまでも消えずに残る本がある。そんな本を集めた。

●モンテ・クリスト伯(アレクサンドル・デュマ・ペール)
●レ・ミゼラブル(ヴィクトル・ユゴー)
希代のストーリーテラーによるドキドキハラハラ、波乱万丈の物語。

●ドグラ・マグラ(夢野久作)
信頼できない語り手による摩訶不思議なストーリー。読めば読むほどわけがわからなくなる。

●スロウハイツの神様(辻村深月)
読み終わった途端に最初から読み返したくなる。辻村さんの小説を読んだのはこれが初めてだったけど、読み終わってから辻村さんはミステリー作家だと知って大いに納得した。

●疾走(重松清)
普段の作風とはまったく違う恐るべき作品。これ、本当に重松さんが書いたの?

●エディプスの恋人(筒井康隆)
『家族八景』『七瀬ふたたび』の続き。七瀬三部作の壮大すぎる締めくくり。

(続く)

#名刺代わりの小説10選 (続き) 

●R is for Rocket(Ray Bradbury)
宇宙へのあこがれ、宇宙飛行士に選ばれた喜び、家族や友人との別れをSF界の詩人がつづったリリカルな短編。大学生のときに読んだけど、冒頭部の英語のリズムが心地よすぎて暗記してしまった。

●Cat’s Cradle(Kurt Vonnegut)
世界の終わりとボコノン教。奇想天外なブラックユーモア。

●Never Let Me Go(Kazuo Ishiguro)
淡々とした語りで徐々に明かされる恐ろしい世界。切ない。Kindleで読んだけど、ペーパーバックも買った。

●Where the Crawdads Sing(Delia Owens)
美しい自然、人種差別、貧困問題、ヒロインの成長などなどをミステリーの形式を借りて見事に描いた傑作。

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