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@ShinKaonio
曖昧な点が多いし「つまりどういうこと?」と思って読み終えましたよ〜!
男の子はなぜ死んでしまったのか🤔
でも天使のような子どもたちが徐々に狡猾で恐ろしい存在に思えてきて👻 具体的な事件もないのに不気味と思わせるところがすごいなと思ったんですよね〜。
解釈色々ありそうだし……何か分かったらまた教えてください😆
ヘンリー・ジェイムズ『ねじの回転』読了。
ホラーが苦手でも読める恐怖小説。
読んで想像するという読書の楽しみを思い出させてくれる作品で、幽霊の怖さというよりも、心理描写や人間同士の駆け引きが面白い。
両親を失った幼い兄妹が伯父に引き取られ、イギリスの片田舎の古いお屋敷に暮らしている。その兄妹の家庭教師となった女が遺した手記に、お屋敷で経験した恐怖の一部始終が綴られているというお話。
まるで天使のようで神々しいと称される子どもたちがこの上なく愛らしく、読めば読むほど美しい佇まいの少年と少女。本当によくできた子どもたち。
思わず抱きしめたくなる可愛いセリフもあった。この二人を守ってあげたいと、家庭教師が使命感を持つのも分かる。
家庭教師の手記はどこか品がありその人柄を表しているように思うが、肝心なところで言葉を濁して、何も断定していないので曖昧な点が多くあり、そのぶん解釈の余地が残されている。
書かれていない部分は想像力を働かせるしかないが、この不確定さが魅力であり最大の効果を発揮していて「何が潜んでいるのか底知れない」と読者に思わせる。
特に物語後半からはその語りに引き込まれ、次第に意図が分かり寒気をおぼえた。
#お風呂ドン
今日は割と早めに入れたかな!
昨日お風呂場の掃除をしたばかりなので気分はよいです
読了 アンディ・ウィアー/プロジェクト・ヘイル・メアリー(下)
@choco_book
ロッキーは可愛い
終盤でもトラブル続きですよね。 絶望的な状況でも主人公が割とポジティブなおかげで、重くなりすぎずに読めたなぁと。
アストロファージがもし存在したら、地球人類が生き残るのはかなり厳しそうです
宇佐見りん『推し、燃ゆ』読了。
第164回芥川賞受賞作。
推しているアイドルがスキャンダルを起こし炎上してしまうが、それでも心変わりせずに推し続けるという一人の女子高生の話だった。
「推す」という行為、分かっているようで理解が足りなかったかもしれない。全身全霊でアイドルを追いかけ、健全さを失ってでも突き進んでしまう主人公を見て、「推す」ってこういうことかと、腑に落ちた。
推しを形容する時や、心を動かされた時の表現力は他を圧倒する熱意がある。
主人公は、推しに関しては語彙力が向上するタイプのオタク!
その熱い思いを読んでいるうちに、誰かを推すという行為はどのジャンルでも共通するものがあるのだなと、自分の思い出が蘇ったりもした。
なんらかの障害を持ち、生活や学業に支障があり八方塞がりの主人公を見ていると、分からなくもない気がして気持ちが沈みそうだった。
生きづらさを抱えた主人公がこれからどんな道を歩むのだろうと考えてしまう。
でもこれは推しを通して何かを得たという、前向きな話だと捉えた。どんな結果になろうとも、それは人生に必要だったはず。
誰かや何かに、我を忘れるほど熱中したことのある人には響く物語だと思う。
#お風呂ドン
やっと入浴完了しました
髪乾かしたり洗濯物をアレしたりまだ色々ありますね……
【映画】JUNK HEAD(2017)監督/堀貴秀
SFストップモーションアニメ。
面白かったー!!
ピリピリした話かと思ったら予想外にキャラクターが可愛くて、笑いもアクションも感動シーンもあり、最後はまさかの感情移入してうるっときた。
人類は遺伝子操作で長寿になったが生殖能力を失っている。かつて創造した人工生命体マリガンは進化してその数を増やしている。
研究のためマリガンの調査を志願した主人公が、地下深くの迷宮で冒険を繰り広げる話。
同じマリガンでも種族があるのか、姿形が様々。
謎の言語(フランス語とか色々混ざった雰囲気)を喋っているのも可愛いけれど、キャストを見たらほとんど監督が担当していたのが面白かった。監督一人で独学で作り始めた映画なのだそう。やばすぎる。
不気味な生物も出てくるものの、見ているうちに愛着が湧いてくる。
主人公は地下で散々な目に遭っているが「今は生きてるって感じがするんだ」と言う。
最上層の人間エリアは新種のウイルスが流行していて、一人で部屋に篭りテレワークをする現代人的生活をしているようだった。地下での生きるか死ぬかの冒険は、そりゃ命の実感があるだろうなぁ。
荒廃した世界で生命力あふれるキャラクターがわちゃわちゃしてるのが可愛い。
三部作の第一章らしい。次も絶対観たい!!
#お風呂ドン
ここで宣言する前にスッと入って、もうスキンケアして髪の毛乾かしました!!
#お風呂ドン
今日は時間がずれ込んでいる……!
まず運動からします
私立探偵 濱マイク、ドラマ第一話見てみた。
だらしないし女好きだし常に金欠だけど、「めんどくせ〜」と言いながらなんだかんだで面倒見のいいというか、頼られたら見捨てられないというか、意外に人情!なマイクが好きなんだな〜。
あとこういうファッション見るの大好き。
脚本・監督が毎回違うから、意味がよく分からない回があった気がするけど一話は好きだった。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B5YBB183/ref=atv_dp_share_cu_r
写真と美術の話が少し関わってくる。記憶に残った箇所抜粋。
"印画紙はRC紙よりバライタ紙を好んで使うので、乾ききったあとの写真は反り返ったただの厚紙みたいで、部室を横切って張り巡らした洗濯紐に干しっぱなしになっているのを指でひらくと、そこには粒子のざらざらした、空なんか完全に白飛びした、さっき撮ったばかりの真新しい光景なのに埃が積もっているような、なにもかも滅んだあとにこれだけがかろうじて残ったみたいな、ある種陰惨な印象の画ばかりがあった。きたならしかった。ゴミみたいな写真だった。世界がこのとおりなら、世界もゴミだ。"
(『パトロネ』より)
"高橋は「そうですか」と言った。一瞬、彼は久子を憎んだ。まったく絵を解しない、無教養で鈍い人間は必要ないとさえ思った。そのとき彼は、自分が登美乃の絵の側に立ち、絵のこころを代弁しているように感じていた。
けれど、すぐに自分の狭量を恥じた。作品が、来る者を拒むはずがなかった。必要だと感じるのはいつでも人のほうで、久子が登美乃の絵を好きだと言うからには、彼女はそれを必要としているのであり、きれいだ、いい絵だと感じるのは、そう感じることを彼女がやはり必要としているからなのだ。高橋に邪魔をする権利はない。
彼は、「そうですね」と言い直した。"
(『いけにえ』より)
藤野可織『パトロネ』読了。
同じ大学に入学した妹と同居することになった話……なのだけれど、姉妹仲が良いのかと思ったらそういうわけではない。
主人公の思ったことや視線の動きがそのまま書かれているようだった。細部の質感の描写が巧みで、実際に見ているかのように風景が浮かび上がってくる。
あるべきものがないような居心地の悪さ、なんとなく繋がりを感じられない不気味さがありソワソワするが、その理由はのちに分かる。
表面上はおそらく静かな主人公が、頭の中で目まぐるしく色んなことを考えているのが、なんだか怖かった。
後半に所収の『いけにえ』は、第141回芥川賞候補作。平凡な主婦が、美術館の監視員ボランティアをする話である。
『いけにえ』というタイトルの意味がとても引っかかる内容で、読後またすぐ読み返して、誰が何を言って何をしているか細かく確認してしまった。
この作品も、主人公・久子の率直な気持ちが印象的。表と裏を見せてくれるのが面白い。
表向きは二人の娘の母として、夫に尽くす妻として、普通に年相応のやり取りをしているのがまた不気味。
二面性とまでは言わないが、家族に見せていない顔が本来の久子という女なんだろうなと察する。
小説を読むのが日々の癒し。
日頃読んでいる本の報告や、いいなぁと思った本の感想、そのほか美味しいものを食べたり飲んだり、運動したりお風呂に入ったり、日常のことも雑多に投稿しています。
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