山口晃といえば(※個人の認識です)の細かすぎる都市風景画もたくさん見れて嬉しい〜細かいうえに全部大きくて、見ても見ても見足りない…!
実際にあるある、な場所や建物と、昔っぽいのと架空っぽいのとそこはかとないサイバーパンク感の渾然一体、大好き。
たまに蛍光っぽい色が使われてるのも良くて、一体どんなサンサシオンによって描かれたものなのか…
まんがの原画も展示されてた。
まんがのタッチから急に見覚えのある風景画が飛び出してくるからのけぞってしまうよ。
#fedibird [添付: 8 枚の画像]
東京パラリンピックの、あのアートポスター。「馬からやヲ射る」。
圧巻の原画とともに、アートポスターのオファーが来たときのこと、引き受けるかどうかの葛藤、描いた後のことが「当世壁の落書き 五輪パラ輪」として展示されていた。
とにかく読み応えがすごい。現代日本で美術を生業にしている人の頭の中がこんなにまっとうだと聞かせてもらえることが嬉しい。
ここに全部掲載されているのでぜひ。
https://peraichi.com/landing_pages/view/yamaguchi21gorin/
五輪が政治利用の場であること、美術には戦争画の歴史があること、愛知トリエンナーレでの委員会側の実質的な恫喝行為、アートポスターに対するコメントを書いたらチェックが入ったこと(キショ…)
作家が作品の解説をするのは無粋と感じる人もいるのかもしれないけれど、教えてもらわないと気づけないこともあるので、絵にこめたものを知れてよかった。
『改めて大会ガイドブックも見てみる。スポーツの力が被災地に「夢と希望をもたらす」とあった。
では、それに乗っかった政治は何によって「夢と希望をもたらす」のか。
決まっている。「生きられる」ようにする事によってだ。』
図録(完売してた)の見本を見たら、この展示エリアが「東京こりごりん」と名づけられていて、軽妙・洒脱・痛快!
#fedibird [添付: 6 枚の画像]
山口晃 ここへきて止むにやまれぬサンサシオン
@アーティゾン美術館
行ってよかったー!このタイトルの展示はワンフロアだけなんだけど、とにかく描き込みがすさまじい+絵だけじゃなく言葉もたくさん読ませてくれるので、自分のペースで見てたら2時間経ってた…
ものすごい情報量、気持ちよかった。
サンサシオンはフランス語で「感覚」。
「制度が我々を取り込むのに巧妙化する時、やむに止まれぬサンサシオンをこそ頼るべきなのでしょう。」
スケッチの道具をなにも持っていなかったので見るだけだったけど、普段は模写NGの美術館が画家の意向で会期中模写OKになることあるんだ…と驚いた。
別の展示や常設のフロアも模写OKになってた。それってすごいことなのでは?
入り口が斜めの部屋でドタバタしてしまった…もう全然まっすぐ歩けない、どころか、手すりに掴まっても倒れないように必死。この部屋を出てからもちょっとくらくらしてた。
自分のサンサシオン、頼りにならなさすぎる。
これ施工した業者の人は大丈夫だったんだろうか…
#感想 #fedibird [添付: 7 枚の画像]
恐竜博物館超超よかった!
まず入って最初に現れるのが死の舞踏(ジュラ紀のカブトガニが死ぬ直前に残した這い跡)で、そんなかっこいい言い方すんの…ってクラクラした。
メインの展示室、骨格は複製が大半で、実物も結構ある。こんなに大量に組み上げた状態で囲まれたら楽しいに決まってるじゃん…ロマンだ〜
恐竜エリアは半分くらいで、もう半分は地球ができたところから、雨、海、生命の誕生、海から陸へ、恐竜以前の動植物、恐竜絶滅以降…と地球の歴史全体の展示。必然的に地層の話も絡むから、マグマやプレートや火山や鉱物も学べる。
今の自分の存在を取るに足らないレベルに小さくできるからと天体好きなんだけど、恐竜や地球の歴史もそれにかなり近いことに気づいた。
事前にぐぐったら所要時間1〜1.5時間って出てきたような気がするんだけど見るとこ盛りだくさんで気づいたら3時間いたよ。
体験系は何もしなかったのに…してたらほんとに丸一日コースだったと思う。
平日でも子供たくさん来てて発掘体験もしてて、ミュージアムショップにはランドセル(恐竜の爪痕とかついてる)も売ってて、そんな未就学のころからこんな施設を体験しちゃったら、恐竜大好きになっちゃうじゃん…
福井の子供、いいなー!
#感想 #fedibird [添付: 9 枚の画像]
今日はやばい崖を見たり、大量のうさぎを見たりした。
自殺の名所らしいけど自殺なのか他殺なのかうっかり足を滑らせてしまった事故なのか区別つかなくない?こんな場所…怖くて先端までは行かなかった…
1枚目の真ん中より少し左にぽつんとあるやつカヌレっぽい。
#fedibird [添付: 8 枚の画像]
金沢21世紀美術館 コレクション展
それは知っている:形が精神になるとき
アートの造詣はないけれどド好みのテーマ。
ドレスすごかった…圧巻。素材も形もポージングも何もかものバランスが完璧。
同じ部屋にあったモンスターシリーズも絵、上手すぎた。内臓っぽいのに機械っぽさもある。線が美しい…
銃を楽器にして時計に組み込んだ「武装解除時計」、なんだか言葉を失ってしまった。
アートが人の命を直接救うことはないけれど、その距離があるからこそ間接的に語りかけてくる。アートとそれを受け取る自分のあいだにあるものは自分の一部なので、はっきりとした形や言葉にならなかったとしても掴み損なってはいけないと思う。
#感想 #fedibird [添付: 10 枚の画像]