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凛堂香 

覚悟を決めたはずの琴音ちゃんが揺らぐところ、確かに凛堂さんの人外化はなかなか衝撃的で、彼女が言葉を失うのも頷ける
実際にはうまく立ち回れない、感情を隠せない様子は年相応と感じられて、逆に彼女を絶対に責めない凛堂さんとの差がとてもいい
こういう年齢差はよかったので、やっぱりあと1章くらい時間があればなあと思ってしまう

よかったところ
・19歳琴音ちゃんのかわいらしさ
・うきゅるるに次ぐ癒しのあります
・強い女淡木琴音
・年が近いせいか仲良し琴音ちゃんとイグニスカリブンクルスくん

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凛堂香 

ずっと「42歳……」と「私服……」に頭を占められて、物語にあまり入り込めなかった(私服……)
「異世界、人外、喫茶店。」に並ぶ人間キャラがあんなことになるとは思っていなかった、というのも凛堂さんは隠れ人外なのかと予想していた(人間を強調するので疑っていた)から驚いた

このルートも尺が足りていなかったと思う
凛堂さんと琴音ちゃんの距離が縮まり、それが恋愛感情だと気付き、年齢差の問題が出てきて、人外化の苦しみがあり……やはりもう少し描写の余裕があればなあと残念に思う

読解力の問題かもしれないけど、結局なぜ親子ほどの年の差があったのかはわからなかった
最終的に人外との関係になるからだとしても、二回り下の少女に惹かれたのは四十代の人間なので、その時点でだいぶきつい
生きる時間が変わってしまうのなら、年齢差があってよかったのかもしれない、という答えに辿り着いていて、ずっとそれらしい理由や事情が出てくるだろうと思いながら読んでいただけに、……

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「淡木琴音を、ちゃんと見て!」だった
格好いい

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カヌスエスパーダ 

真面目でやさしく親切なひとが求める「(自分のために)変わらずいてほしい」「(自分の)理想を崩さないでほしい」がすごく傲慢で、相手をひとりの人間とは認めておらず、それが腹立たしいと同時に、その落差にはちょっと痺れた

琴音ちゃんは基本的に、周り(特に魔王さま)から「君が決めて」と促されるけれど、決めた結果受け身に回ればバッドエンドだし、がっかりしたような顔をされることもある
カヌスルートで明らかになった、彼女が「先代マスターの店を大切にしようと努力している」から好意的なのだという現実は、あれだけ丁寧に描かれていた共通ルートが、ただ彼らと「親しくなった」だけに過ぎないと言われているようで、それが悲しくて、そして好きだった

魅力的なのはヴェンニーアで、彼が数百年かけて募らせた思いや、そのために捨てた情、けれどそれが恐らく深い信頼から来ていること、彼はとても人間らしくて好ましい
カヌスエスパーダに対し「私を見なさい」と詰め寄る琴音ちゃんが格好よくて、このルートは彼女に惚れるためにあった気がする

あとやっぱり結論「外来種ダメ絶対」なのでは

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イグニスカリブンクルス 

▼バッド?ED

意外とあっさりしていた、過程が大騒ぎだったので何が起こってもあっさりに感じてしまうのかもしれない
イグニスカリブンクルスさんがああなってしまった以上、というかルートに分岐してしまったら、こちらのほうが納得できるような気がして……もちろんハッピーエンドがよいのは当然として
この場合はドローミくんも動きそうなので、恐らくそう遠くないうちに彼は目覚め、もう止められないのだろう
この「あっさり」は嵐の前のということなのかも

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イグニスカリブンクルス 

▼ED前まで

言葉もない……

確かに、彼の生い立ちと過去を考えれば、避けられない道ではあるのだけど、でも人……、肉か……という……
いや、最初「なんかめちゃくちゃ気合の入ったバッドエンドだなあ」と思っていて、あまりにエンディングに辿り着かなくて頭を抱えてしまった
イグニスカリブンクルスさんの望む「分厚いステーキ」の意味が変わってきちゃう……

ただ、人間以外の種族と向き合うとはこういうことだ、と初回に突きつけられたのはよかったと思う、一周目でこのインパクトだと次も頑張れるかもしれない
料理の手間隙に心を動かされたひとが、実際は貪り食うだけでいいとか、それこそ彼が肉を好む理由とか、ちいさな親切が世の中を動かす展開とか、いいところも多くあった

ドローミくんさんはあまりにもくそやろうでしたが、読み手が最初から犯人をわかっていても、発覚から更なるくそやろう描写ができるのだなあと感心してしまった
彼の終盤の立ち回りはかなり上手く、あの厳しい世界でこうして生き延びてきたのだとわかる、しかしくそやろうでした
ただ組織内に手引きした人間が絶対いると思う、凛堂さん辺りで扱いがあるかなあ

コロロがいなければ心が折れていた

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アンシャンテ 

現在地:骨をなんとかした

・右足が沈む前に左足を出す
・凛堂さんの身体能力が人間を超えている点について
・それで〈幻奏〉かあ……
・魔法を奏でる魔王とは
・骨の声が完全に同一人物(人物?)であります
・なぜか絶対帰省できない琴音ちゃん
・どうしてあの島だったのか
・幼い琴音ちゃんが島で何らかを何かしたのか、または琴音ちゃん自身が何らかなのか?
・あの魔王さまを見せられてルートに入れないのはおかしい

喫茶アンシャンテの日常に戻って(最終回みたい)そこから個別に分岐する流れがよかったです

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アンシャンテ 

現在地:無人島であります

ゲームのイベントに出かけた時はどうなることかと思ったでありますが、なんだかRPGっぽい敵に襲われているのであります
ちいさき人外たちがかわいいであります(妖精さんを除く)

もはや自室にいる琴音ちゃんを操れるまでになっているのに、アンシャンテに戻れば大丈夫だと考えているところは危なっかしくてこわかった、記憶が曖昧なのだと思うけど……
魔王さまが傍にいれば声は聞こえないのかな、声が彼に似ているというのも……?

魔王さまは魔王さまを名乗っているけど、何にも考えずにただ力を行使する(魔王として振る舞う)だけなら強いのか、実際に不可能なことも多いのか……

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アンシャンテ 

現在地:うきゅるる

ひとりひとりの立場に軽く触れながら、それぞれの世界と繋がっていくのが面白くて、前章で目を引いた人物(人物?)が次の主役になるところがいい

喫茶店経営ADVを求めてきたけれど、ここにきてようやく、人外専用喫茶店の意味がわかってきた
孤独を抱えた異世界のお客様の居場所、新人マスターの目指すところが「種族を越えて誰でもくつろげる店」なのだろうと理解した

凛堂さんと少年の章は泣いてしまいそうだったし、ドローミ?くんはこれ完全に裏切ってるやつだ
イグニスカリブンクルスはとてもいいひとなのできっと罠にかけられてしまう……

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アンシャンテ 

現在地:チェンジリング

アンシャンテとても面白い……
まさか共通ルートで個人の孤独に触れるエピソードが描かれると思っていなかったので、カヌス個別に入っているのかと焦った
メディオを訪れてから、妖精にまつわる人外が現れる流れもわくわくしたし、言い伝えと真実が異なっているところも面白い
チェンジリングについて「毒で満ちた世界に人間が生まれる」みたいなたとえ話が出てきて、魔界を思って震えている
あとわたしはだいぶ凛堂さんを疑っていたけど、もしかしていい人なのでは……

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アンシャンテ 

現在地:妖精とお茶会中

ゲートをくぐった琴音ちゃんを何らかの何かが探知できるのは、夢で何らかの何かがぐっちゃぁってやったからなのかな

無邪気な妖精に最初怖いと感じたけど、それがその世界の常識なのに、ずかずか上がり込んで怖がるのもおかしな話だと思った
相互理解と言ってもどこまで譲り合えばいいのか、難しい

宰相のひとは悪役なのかなあ、割と好きな感じなのだけど
あと凛堂さんちょっとかわいそうになってきたな……

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アンシャンテ 

現在地:労基

新規の客は稀発言が出てしまい、やはり喫茶店経営ADVではなかったということに……

パワハラ上司に大切な場所について語るくだりはどうかと思ったけれど、琴音ちゃんが怒鳴られ震えていても、誰かが助けに入るわけではない、彼女が一人で乗り越えるところは熱かった
基本的に自力で頑張り、やりすぎたり行き詰まったりしたら声をかけてくれるひとがいる、とても好感の持てる主人公だし、シナリオも信頼できる気がする

あとは、それ後々大変なことになるのでは? が多かった
琴音ちゃんがホールに落ちるか過去誰かが落ちたとか、作り話っぽい魔界とか、堕天の理由とか……

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アンシャンテ 

現在地:ミシェル先生の珈琲講座

友人を失った悲しみと、大切な場所への強い願い、受け継ぐ新人への期待に、彼女が負うプレッシャーと危うい立場、種族の違いで考え方に差がありながらも、若く経験の浅い主人公を責めすぎない流れになっていて、今のところとても読みやすいです
琴音ちゃんとお客さまが思った以上に早く打ち解けたので、立ちはだかる問題はもっと高く分厚いものなのだろうなと思う

ミシェル先生はもしかして「琴音ちゃんの〈初めて〉淹れた珈琲」がとてもとても嬉しかったのではないのかな……彼にとって珈琲とは……

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アンシャンテ 

現在地:お部屋訪問

乙女ゲーム内で乙女ゲームの話を聞くのは新鮮です(夏空好きなんだね)

魔王さまは本当に最初から魔王さまだったのかなあと思い始めた

喫茶店経営ADVだと思っていたらほぼ固定客らしくてちょっと残念かも
でもおじいちゃんも「一見さん」と言っていたから、描かれないところで他のお客さんも来ていると思いたい

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アンシャンテ 

現在地:店を継ぐことになった

異世界や超常現象が「そういうもの」「うまく説明できないけどとりあえずこれはこう」で片付けられてきた1章だけど、当然「人間と共通する部分もある」「昔から関わりのある存在」だけでは済まないわけで、力にねじ伏せられたGなんとかのみなさん(権力美味しい名声食べたい)がこのまま大人しくしているとは到底思えず……
ボールペンおじさんの初対面の態度が、素なのか勤務時のそれなのかでだいぶ印象が変わってくるなあと思います

ところで、開店準備もできていないのにオープンにしてどうするの、と思った結果初回は喫茶店売却エンドでした

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アンシャンテ 

現在地:ボールペンおじさんまで

プロローグから面白くてすでに満足している
登場人物の第一印象が全員いろんな方向に悪いのも珍しいと思います
明らかにわかりやすい好みをしているわたしがどうなるか楽しみです

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Fedibird

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