凛堂香
ずっと「42歳……」と「私服……」に頭を占められて、物語にあまり入り込めなかった(私服……)
「異世界、人外、喫茶店。」に並ぶ人間キャラがあんなことになるとは思っていなかった、というのも凛堂さんは隠れ人外なのかと予想していた(人間を強調するので疑っていた)から驚いた
このルートも尺が足りていなかったと思う
凛堂さんと琴音ちゃんの距離が縮まり、それが恋愛感情だと気付き、年齢差の問題が出てきて、人外化の苦しみがあり……やはりもう少し描写の余裕があればなあと残念に思う
読解力の問題かもしれないけど、結局なぜ親子ほどの年の差があったのかはわからなかった
最終的に人外との関係になるからだとしても、二回り下の少女に惹かれたのは四十代の人間なので、その時点でだいぶきつい
生きる時間が変わってしまうのなら、年齢差があってよかったのかもしれない、という答えに辿り着いていて、ずっとそれらしい理由や事情が出てくるだろうと思いながら読んでいただけに、……
凛堂香
覚悟を決めたはずの琴音ちゃんが揺らぐところ、確かに凛堂さんの人外化はなかなか衝撃的で、彼女が言葉を失うのも頷ける
実際にはうまく立ち回れない、感情を隠せない様子は年相応と感じられて、逆に彼女を絶対に責めない凛堂さんとの差がとてもいい
こういう年齢差はよかったので、やっぱりあと1章くらい時間があればなあと思ってしまう
よかったところ
・19歳琴音ちゃんのかわいらしさ
・うきゅるるに次ぐ癒しのあります
・強い女淡木琴音
・年が近いせいか仲良し琴音ちゃんとイグニスカリブンクルスくん