文学フリマ福岡ではゆっくり会場を回れたのですが、エッセイや体験記が充実していた印象があります。
かふね『102-90-77』(2022年発行)は“クィアなプラスサイズのフェミニストが、日々のあらゆる「ままならなさ」を形にしてみようとして生まれたZINE(エッセイ集)”というコンセプトで、柔和でありつつも公に語りづらいトピックを語る文章表現が卓越していました。
https://c.bunfree.net/p/fukuoka09/32897
『MagazineF(vol.2)』(竹輪書房)の「レズビアンコミュニティに馴染めない座談会/AOI+えのき+おぐら」は非常に共感できる話で、マイノリティの中のマイノリティの居場所について祈りたくなりました。
イベントの直前にグーグルマップを見て、福岡の中心地に雑居ビルとはいえビアンバーがあるとちょうど気づいたところだったので、その利用体験談が読めたのはタイムリーでした。
https://chikuwashobo.booth.pm/items/4679361
これは今週、南林間駅のタイ料理屋「イーサン食堂」で食べたカオニャオ(もち米)と牛肉の炒め物です。
最近は臨時休業が多く、開いていたので思わず入店しました。ご夫婦で営業しているようです。
メニュー数がとても多く、価格も良心的。
http://blog.livedoor.jp/nakamura3103/
もち米が好きなので、タイ料理屋でカオニャオ(筒に入った、もち米を蒸したタイ北部~ラオスの主食)を食べられると元気が出ます。
そんなに粘り気はなく、表面はちょっとパサついています。
https://thailand-navi.com/introduce/thai-sticky-rice
竜と暮らす冒険RPG『カリツの冒険』とやらの広告が流れてきた。イラストに竜の姿は見えず、ただ、ふくよかな猫とふくよかな男が仲良くしている。
また、Xの投稿によれば、オニオオハシみたいな鳥に騎乗できるらしい( https://twitter.com/KARIZ_JP/status/1720003029594984823?t=REPrRVIqBEvZ21o8VA7WcA&s=19 )
動物やケモが好きな人をターゲットにしているのだろうか。
ノンバイナリーのアンソロジー出るみたい。
https://www.akashi.co.jp/book/b636942.html
「10代から50代まで、職業も人種もジェンダー表現もさまざまなノンバイナリーたちが、自身を率直に語る回想録。」
【お知らせ】シオドア・スタージョン『夢みる宝石』の新訳(川野太郎訳、ちくま文庫刊)についてのエッセイが、WEBちくまで公開されました。PR誌『ちくま』に寄稿したものの再録です。
https://www.webchikuma.jp/articles/-/3291
William Darrell describes his kinetic sculptures as “mechanically abstracted organisms,” animated forms that pulse, shimmy, and spin with lifelike motion.
フォーマット借りつつ御報告:
📖『ボーカロイド文化の現在地』
📍文学フリマ東京37|ち-18 / Async Voice
🗓11/11(土) 12:00〜開催!(入場無料!)
📕イベント詳細→ https://bunfree.net/event/tokyo37/
https://c.bunfree.net/c/tokyo37/h2f/ち/18 #文学フリマ東京
江永泉「ボカロ・クロース・エンカウンター:もしかするといるのかもしれない仲間達のために」を寄稿しました。26000字くらいです。
ボカロ曲をたくさん挙げながら、幻想文学系とゼロ年代批評系の間でじたばたしてきた自分の話をする、みたいな文章になっていると思います。
途中に「「ホラー・ジャパネスク」ムーブメント」関連言説を自分なりに追い掛けてみたセクションもあるので、そういうのに興味ある方も、よろしければ。
英国図書館(British Library)が、大規模システム障害でえらいことになってたのか。10月28日から、いまだ復旧できずにいる模様。
ガッサーン・カナファーニー『ハイファに戻って/太陽の男たち』(黒田寿郎/奴田原睦明訳、河出文庫)が重版するそうで
す。
https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309464466/
そういえば、かぐやフェス2023に出席します。
https://virtualgorillaplus.com/topic/kaguya-festival-2023/
11/11(土)の文学フリマ東京37にて、「だれでも休憩所」を設置します。
海響舎と作家の手帖(ブース: て-15〜16)
https://c.bunfree.net/p/tokyo37/33381
※第二展示場の2階、左の壁沿いのブースです。
近年の文フリ東京はブース数も来場者数も増加しており、盛況の一方で、来場者が座って休める場所は会場の外の植え込みの付近しかありません。
また、出店者としても、店番中心になってしまって他ブースを回れない、回ろうにも人が多すぎて断念してしまう、という悩みがあります。
休憩所にいらしていただいた方とお話することで、どんな作品があるのかなど、情報交換できるといいな〜と思っております。
今日は“「アカウントに基づく情報」つまり直近の検索行動”から推測して、性的コンテンツが勝手に検索結果から除外されてしまう件もやや話題になっていましたね。
Google検索設定に「アカウントに基づく情報」が追加された件のまとめ(2023.10.31)
https://www.sem-r.com/entry/20231031/1698750065
クラウドロックイン問題は今に始まったことではないけれど。
>また、大手クラウドベンダーの多くは米国企業で、クラウド上で保管しているデータにも米国の法律が適用される例が既に出ています。日本の企業が保管しているデータでも、情報開示などの要請には従わなければなりません。(クラウドサービスの便利さの影で企業のデータを脅かす「クラウドロックイン」という黒い雲, 2020.12, 富士フイルム)
https://sp-jp.fujifilm.com/future-clip/reading_keywords/vol43.html
サーバーやインターネット接続が寡占って改めておそろしい。イーロン・マスクがスターリンクによってウクライナやガザの命運を握れてしまうの、良くない気がする。
AWSとGCPのうえにパレスチナの監視システムやイスラエル軍の攻撃システムがのっていると思うとキャンセルしたくはある(業務ではできそうにもないのだが...)。
https://www.notechforapartheid.com
森見登美彦の新作『シャーロック・ホームズの凱旋』、“舞台はヴィクトリア朝京都”って。
https://ddnavi.com/news/1204750/a/
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist