さまざまな動物の納豆に対するリアクション動画でした。顔をそむけるカピバラたち。躊躇なくくらいつくゴールデンレトリーバーたち。
大多数のミーアキャットが納豆に手を出さないのに、1匹だけどんどん納豆を食べるミーアキャットがいたのも驚きでした(6分30秒ごろ) 特殊な、あるいは勇猛な個体がどこにでもいるもんだ。
初めて納豆を触ったアライグマが感触に衝撃を受けた瞬間(長崎バイオパーク)
https://youtu.be/qB_PZCnygRE
9月にキム・スタンリー・ロビンスンの翻訳新刊予定が!
キム・スタンリー・ロビンスン 『未来省』(瀬尾具実子訳、パーソナルメディア)
山田純 科学・経済監修、坂村健 解説。
https://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784893624086
(悪漢と密偵さん経由情報です)
新進SFF作家の支援を目指す非営利団体DreamFoundryが主宰するコンテスト(というかプチ奨励金)の最終候補リストに、米国の日英翻訳家トシヤ・カメイさんの名前があるような。
https://locusmag.com/2023/07/2023-dreamfoundry-contest-for-emerging-writers-finalists/
DreamFoundryはコロナ禍中にオンライン・コンベンションを始め、大変居心地がよく安心できるイベンターでした。おすすめ。
京極夏彦の百鬼夜行シリーズ『鵼の碑』が2023年9月14日に出るんです!?
https://youtu.be/YKkJv0VPanI
ヘレン・オイェイェミの短編集『あなたのものじゃないものは、あなたのものじゃない』(上田麻由子訳、河出書房新社)は複雑に調合された香水やスパイスのようで、一度読んだだけではとてもつかみきれない。連作短編ではないが、ある短編に登場するキャラクターが別の短編にしばしば顔をのぞかせる。幻想/超常的な要素もあり、明快な筋やオチがないことも多い。
ケリー・リンクやマーゴ・ラナガンが好きな人におすすめしますが、クィアな人が続々出てきたり、パーティの乱痴気騒ぎがあったり、アフリカンや中欧より東や北のルーツの登場人物が出てきたりしてもっと色々と混交しています。
比較的明快なストーリーでロマンチックな「本と薔薇」や「ケンブリッジ大学地味子団」が薦めやすいですが、より変な話も捨てがたい。狼に腰を叩かれたらこぶができて、それを切り取ったらいい匂いが漂いだして、それをガチョウに食べさせてみたら変化が起こって……という謎の伝承みたいな「ドルニチュカと聖マルティヌスの日の鵞鳥」とか。
人と「なんだこれは……」と言いながら解釈を話し合いたい1冊です。
https://honto.jp/netstore/pd-book_32376939.html
あっ、またセブンイレブンのカレーフェアが始まっていた。毎回エリックサウスのビリヤニがなかなか見つからず、フェア後半になってようやくありつけるんだよな。
つまり需要予測が的確で、客がご近所さんとビリヤニを取り合うスレスレの数を流通させているのでしょう。
https://www.sej.co.jp/products/curry2308
自分もinstagramを熱心に見ているわけではないから、フォローしている人を元にした仮説でしかないのだけど、自撮りをしないで旅行先の鄙びた旅館や廃墟などを訪れる人のツイートを見ていると、結構な割合で根本はつげ義春だったりするんですよね。
つげ義春の漫画を読んで共感して、鄙びた旅館を旅している人が結構いて、Twitterでもかなりのフォロワー数だったりする。そういう人が純喫茶や町中華や大衆食堂を訪れて RTされ、エモの対象としても定着していく。
村上春樹→泣きゲー(麻枝准)やセカイ系(新海誠)→三秋縋などの青春ライトノベルという流れと、つげ義春→廃墟ブーム→ワンダーJAPAN→旅行系Twitterアカウントという、2000年代までは別々の流れが、2010年代に「エモ」という言葉の下で合流したと捉えることが出来るのが面白い。
@biotit 2016年の『君の名は。』の大ヒットと、2016年のinstagram、2017年のtiktokが大きかったと思います。
文章表現としての「エモ」と、画像・映像表現としての「エモ」を分けて考えるとスッキリするんですが、(出自は音楽用語とはいえ現在では)前者が「言葉にできない気持ち」を表す言葉という曖昧なものであるのに対し、後者はデータベース消費で結構わかりやすいと思うんです。
「青空」「ひまわり畑」「学校の教室」「純喫茶」等々、ノスタルジーの対象になりそうな要素を組み合わせて画像や映像を投稿するとエモくなる。「パターン化されたエモ」という表現が少し前にありましたが、これは画像・映像表現の文脈だと分かりやすいんですよね。「言葉にできない気持ち」だと、パターン化されませんから。
エモという言葉の成立経緯に対する、主観的な思い出です。
メロディアスなパンクロックがemotional hardcore、略してemoと呼ばれて
1. 英語圏ではやがてちょっとバカにした意味になる(顔やファッションで人気のバンド、或いはゴスな少年を指す言葉)
2. 日本では激情系・叙情系ハードコアという音楽サブジャンルができる
音楽用語としての定着が90年代~00年代前半くらい。上記2の情感を掻き立てるイメージがエモいやエモみという表現になっていったような。
上記1の青春や“病み”成分はもともと日本ではさほど意図されていなくて、後から合流していそうな気がします。
「肉のハナマサ」が野菜商品も充実させてきているので買ってみました(看板に偽り有り?) 自炊を充実させるぞ。
1.オリジナル商品のチャナマサラカレー(トマトとタマリンドとひよこ豆のカレー)
2.ラトビアから輸入された、ビーツと西洋わさびとヒマワリ&カボチャの種のペーストをにんにく、酢、塩で味を整えた瓶詰め。
というわけで「カモガワ奇想短編グランプリ」やります! 審査基準は「奇想あふれる優れた短編小説」。みなさんの日常に風穴を開けるような奇天烈な発想の作品をお待ちしております!! 詳しくはnoteの記事を参照のこと。
https://note.com/kamogawagbooks/n/n0b3bfd549f6c
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist