次に札幌に行く機会があれば、セントバーナード犬のいるカフェに行きたい。
https://twitter.com/kishidog/status/1519218611079966720?t=nJzPPtW02-24QYB0Lx9pcw&s=19
先週末に犬のトートバッグや犬のマンガを買いこんだため(過去トゥート参照)家族に犬がほしいのかと訊かれる。
しかし賃貸マンションであるし、2人とも動物アレルギー気味なので、残念ながら犬は迎えられないのだった。代わりに毛布を揉んでおく。
<BT うわ、ちょうど忙しかった時期で発売に気づいていませんでした。Lisa Yaszekによる女性SF作家のクラシックSF傑作選です。
今回の巻の特集時期的に、サンリオSF文庫から翻訳出版された作家が多いですね。
https://www.isfdb.org/cgi-bin/pl.cgi?915336
>坂口安吾(1906~55年)がデビュー間もない20代半ばに執筆した「探偵小説」が見つかったことが6日分かった。戦前のタブロイド紙に発表していたが、全集などには未収録
坂口安吾、幻の探偵小説を発見 全集未収録、文芸誌掲載へ | 2022/12/6 - 共同通信 https://nordot.app/972757882587693056?c=491375730748638305
今月は、誕生日に家族からリチャード・パワーズ『惑う星』を買ってもらえることになりました。
https://www.shinchosha.co.jp/book/505877/
横浜橋通商店街(最寄り駅:阪東橋)に新しくできた新刊書店「本屋 象の旅」の話をしていいですか?
『ブッチャー・ボーイ』と『星のせいにして』の横にジェイムズ・ジョイスが置いてあったり(アイルランドつながり)、犬の本の棚にブルガーコフ『犬の心』とその研究書『奪われた革命 ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』とレーニン最後の闘争』も置いてあったり、棚が海外文学読者の連想ゲームのようでした。良い意味で。
https://twitter.com/biotit/status/1599359608950493184?s=20&t=gRN0l8kg3oIVAYkA2m09Lw
書きかけて完成しなかった感想です。
「本国では作家ケリー・リンクとその夫ギャヴィン・J・グラントが主催する小出版社スモール・ビア・プレスから出版された本だ。本書には高水準の、バラエティに富んだ短編小説ばかりが収められている。並び順も良い。
著者サラ・ピンスカー(1977-)の魅力は血の通った登場人物、情感、クラシックなSF短編の魅力、時代性、音楽愛、その他いろいろだ。
作家を例えるのに別の作家を持ち出すのは野暮だが、あえてやるなら、レイ・ブラッドベリやケリー・リンクの風格すら感じる。その印象は、この二者がいかなるジャンルを書いても作家としての個性を発揮することと、なつかしく奇妙な子供時代を書く名手であることとも関わっているだろう。この先、ピンスカーがアメリカ文学の偉人ポジションを継承する可能性は充分にある。
ただしピンスカーの場合は、旅したりさすらったりする話が多い点、光景や品物より人間の描写に焦点が当たっている点が特徴的だ。より人間の生活感が生々しい。」
サラ・ピンスカー『いずれすべては海の中に』(市田泉訳、竹書房文庫)はいいぞ情報が流れてきたので、私も感想を流しておきます。印象に残ったのは以下の点です。
1. 喪失感。幻肢痛、あるいは人生の道筋の車線変更不可能性なんかを連想する。
2. 女性の描写。とくに中高年女性の細やかな描写について。更に言えば、とくに女性を愛する女性の描写について。
気分転換に、"物語の魔法"を感じさせる本を独断と偏見で挙げてみることにした。読む者を陶然とさせ、例えひと時であっても物語の世界に連れ出してくれる作品を選んでみる。異論は認めない。けど追加は認める。
#物語の魔法
ルールは以下の通り
・一人一作品
・前作を読んでないと分からないシリーズ物の途中は避ける
・シリーズ物でも完全に続いてるのは一作と数える
・現在進行形の未完シリーズは避ける
・ちょっと不思議が入ってると嬉しい
【海外】
イザベル・アジェンデ『エバ・ルーナ』
イサク・ディネーセン『バベットの晩餐会』
レオ・ペルッツ『夜毎に石の橋の下で』
エドワード・ケアリー〈アイアマンガー三部作〉
E.T.Aホフマン『ブランビラ王女』
J.G.バラード『夢幻会社』
ジョン・クロウリー『リトル、ビッグ』
ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』
トーベ・ヤンソン〈ムーミンシリーズ〉
ブロイスラー『クラバート』
アンドレス・バルバ『きらめく共和国』
【日本】
山田風太郎『魔界転生』
飯嶋和一『始祖鳥記』
荒俣宏『帝都物語』
半村良『妖星伝』
日本の作品があまり浮かばないのがさびしいなあ。
2000年代はスリラーも結構出版されていましたよね。クリストファー・ブルックマイアやバリー・アイスラーも読んでいました。
https://ameqlist.com/0sa/sony/vb.htm
<BT ヴィレッジブックス終了のお知らせ。
私はジャスパー・フォードの《文学刑事》やエリック・ガルシアの恐竜探偵のような、ソニーマガジンズ時代に出ていた変なミステリを読んでいました。
アメコミ翻訳とロマンス翻訳の有名シリーズの数々を出していても、出版事業ごと畳まれてしまうことが悲しいですね。
https://villagebooks.net/vb_/
ヴィレッジブックス、出版事業終了のお知らせ。
コニー・ウィリス『航路』(ソニーマガジンズ時代)やピーター・スワンソン『時計仕掛けの恋人』、J・D・ロブ(ノーラ・ロバーツ)「イヴ&ローク」シリーズを出してくれた版元なのでとても残念。その3作はそれぞれハヤカワとハーバーコリンズに移って再刊されてるが、実はヴィレッジブックスでいちばん好きなのはエリック・ガルシア『さらば愛しき鉤爪』『鉤爪の収穫』『鉤爪プレイバック』のシリーズなので、どこかで出してくれないかなあ。あとお菓子探偵ハンナのシリーズはどうなるんだろう?
https://villagebooks.net/vb_/
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist