『本の雑誌』2024年1月号(鏡餅てんてこ舞い号 No.487)に、単行本の年間ベスト3(下記)とコメントが掲載されています。
今年の一冊 橋本輝幸
『あなたは月面に倒れている』倉田タカシ(創元日本SF叢書)
『回樹』斜線堂有紀(早川書房)
『幽玄F』佐藤究(河出書房新社)
https://www.webdoku.jp/honshi/2024/1-231204150557.html
気になる本(歌集):金川宏『アステリズム』(書肆侃侃房)
猫の骨が透けてみえるようなひかりで組み立ててみる午後からのこと
猫以外みんな病んでる 惑星をひとつつぶしてしまうまばたき
https://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784863855953
※著者名にあやまりがあったため、削除の上再投稿しました。失礼しました。
協力してくれる方がいたら、以下2件通報にご協力ください🙏🙏🙏
川口で「自警団」結成という内容で、外国人に対する暴力扇動になりかねません。
https://jmty.jp/saitama/com-npo/article-15p3ud
(通報にはジモティーに登録が必要です)
https://www.youtube.com/channel/UC2t_aoeDfcQg8ZT2vktuhCw
(チャンネルか、自警団結成の動画を通報してください)
よろしくお願いします🙏🙏🙏
「デイリーポータルZ」独立 編集長・林雄司さんの新会社に譲渡 屋根はなくなるが、より自由に║ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/20/news151.html
『本の雑誌』2024年1月号(鏡餅てんてこ舞い号 No.487)に、単行本の年間ベスト3(下記)とコメントが掲載されています。
今年の一冊 橋本輝幸
『あなたは月面に倒れている』倉田タカシ(創元日本SF叢書)
『回樹』斜線堂有紀(早川書房)
『幽玄F』佐藤究(河出書房新社)
https://www.webdoku.jp/honshi/2024/1-231204150557.html
柏書房のnoteのほうで、現代のうたと神話的想像力をめぐる連載「鳥の鎮魂歌」がはじまりました。うっかり100億人くらい読んでほしいです。
ニチレイの梅しそささみ天、うまい。本日のおかずはこれとアボカドのレモンドレッシングあえとホウレン草のおひたしでした。
https://www.nichireifoods.co.jp/product/detail/sho_id7779/
Three years and 1,642 hand-drawn animals later, Anton Thomas's 'Wild World' map features a roaming menagerie of life on Earth.
https://www.thisiscolossal.com/2023/12/anton-thomas-wild-world/
エリザベス・ベアは別の記事で、Twitterの失墜でまめにネットで広報すべき圧も軽くなったのは良かった、インターネットにつなぐのは歯医者通いとおなじくらい(いやな)義務になっていた、34年ほどインターネットにいるが時代が一周して掲示板に回帰してきたのが面白い等と赤裸々に書いていてこれも「わかる」
https://www.patreon.com/posts/publishing-and-94317569
SF作家エリザベス・ベアの最近の投稿、わかる。読まれている、あるいは求められている実感が得られない問題。
「自分は虚空に向かって叫んでいるだけなのか?
あなたが輝かしい注目株でも、新鋭でも、話題の人でももはやないならば、外部からの承認無しにこの種のどん底を乗り切るのはきびしい。」(拙訳)
("Am I just shouting into the void here?
It’s hard, when you’re not shiny and new and Talked About anymore, to somehow get through those doldrums without any kind of external validation.")
https://www.patreon.com/posts/does-any-of-this-94195653
キャラ造型の引っかかりの件
※細かいところです。
1. メイン人物が派手な格好の女子高生なのはともかく、2話目で下着(ブラジャー)がシャツから透けていると2回も書かれているのは、周りの女性の家族や友達が強く止めるので実際はなかなか起こり得ないのではと思いました。
極度に無頓着だったり、自分の状態に気づけない人なら実際に起こることですが、単に我が道を行くキャラの表現としてはいまいちじゃないでしょうか。
2. もうひとつは3話目。一人称オレでスラックスをはいている女性キャラがかき氷屋の常連になっている理由が「空いているし店長が美人なんだよ」。店長の性別は書かれていません。また確かに、マスキュリンな形質を選択した人が男性の悪ノリな言動を模倣してしまうケースはあります。
ただ「女好きの女性キャラ」の悪しきステレオタイプを再生産しかねないので、せめて作中で誰かにたしなめられるとかしてほしかったです。
青崎有吾『地雷グリコ』(KADOKAWA)は高校生たちが独自の変則ルールを導入したメジャーな遊戯(じゃんけん、だるまさんがころんだ、ポーカー、百人一首等々)で勝負をつける連作短編集で、互いに裏をかきあい、反則スレスレを狙うだましあいバトルが快作でした。
したたかだったり、思いやりがなかったりする強いキャラクターがしばしば女性なのも良かった。でもたまに女性キャラの書きかたにひっかかるところもありまして。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322011000437/
約3年前の自分の書評をふと見つけたので、リンクを貼っておきます。
江永泉、木澤佐登志、ひでシス、役所暁『闇の自己啓発』(早川書房)
https://www.hayakawabooks.com/n/n34f005e67580
【お知らせ】
もうすぐ発売の『季刊 福祉労働175号』に、マンガとエッセイを寄稿させていただいております。うつ病悪化からの失業、就労移行支援の利用開始、そしてやめるまでのお話を詰め込みました。まさかの15ページ描き下ろしです。誌面に載ることなんてなかなかないので、ぜひ書店や図書館などで読んでもらえると嬉しいです。
『季刊 福祉労働175号』〈特集1〉障害の社会モデルから人権モデルへ | 現代書館ウェブショップ
https://gendaishokanshop.stores.jp/items/657fbdf70e0729002d78938b
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist