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『自由研究には向かない殺人』を読み終えたそのままの勢いでドラマ版に突入し、4話まで観ましたが、物語を省略するには複数のキャラクターを1人にまとめるのが典型的な手法なのがわかってきた。あと、このお話固有の問題として、小説では心理描写があるのでピップの「GOOD GIRL」さが出しやすいのだが、映像ではそこが難しいので行動の強引さが弱められているのも面白い。

自分には明らかにカスのパーティ人間としての才能があり、いくつかの転轍点で正しい(誤った?)分岐に進んでいた場合、完全にそちら側の行き着くところまで到達していただろうな、という実感があるので、フィクションの中のカスのパーティを観ては、存在しない思い出への郷愁を慰めているのだと思われる。

フィクションで描かれる(欧米のティーンエイジャーによる)カスのホームパーティが大好きなので思いがけず『自由研究には向かない殺人』にも登場し、爆アガりといったところ

最近身近であった日常の謎事案を面白がっていたらそれを元ネタにして小説を書くことになった(?)いつか、いつかね……

とりゅう さんがブースト

開場しております!! 【い-28】にてお待ちしております〜。16時まで!

ALT:Kaguya Booksのブースのようす。本が7種類、地域SFとロゴ、プライドフラッグ、パレスチナフラッグの掲載されたポスター

とりゅう さんがブースト
とりゅう さんがブースト

ハアハアハアハア おれもドラゴン・ヤングアダルト・ノベルをな… ハアハアハアハア

『ウェンズデー』のイーニッド役のエマ・マイヤーズの演じる少女探偵が観たいので『自由研究には向かない殺人』を観るために『自由研究には向かない殺人』の原作を読みはじめるというおそろしく迂遠な挙動をしていますが、100ページ読んで完全にピップ(主人公)のこと好きになってきた!

Twitterに転載してTLを破壊してもいい?→Y/N

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。3
ただ、「嘘」と「真実」/「WANT」と「NEED」/ポジティブなアーク、フラットなアーク、ネガティブなアーク/3種類のネガティブなアーク(失望のアーク/転落のアーク/腐敗のアーク)といったタームを得られたのは良かったです。お陰で色々なものの見通しがよくなりました。
また、アークから考えることで、登場人物それぞれに物語(アーク)があることを意識しやすくなりそうなのもポイント。特にネガティブなアークをやりたい時は、本書を必ず読み返すべきでしょうね。
余談ですが、自作でいうと「竜と沈黙する銀河」(の主人公)はフラットなアーク、「狼を装う」(の主人公)はポジティブなアークですね。後者は明確に参照元の物語構造があるのですが、それはまたどこかで……。

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。2
たとえば三幕構成におけるTPやMPはあくまでイベントなので、ネガティブでもポジティブでもない。具体的な内容もなんでもいい。構成は器であってその中味は自由――というのはシド・フィールドも書いていたはず。逆に言えば、パターンが多過ぎて探索しきれないし、当然そのパターンの中には一貫しないものや魅力的でないものも存在する。さらに言えば、構成は登場人物と分離できるので、ともすれば棒立ちの人物たちの前でただ出来事だけが起こる、となりうる。
だとすると、「登場人物を中心にした」「成功率の高い(成功した作品から逆算された)」構成のリストがあると便利ですよね。
つまりそれがキャラクターアーク、ということでしょう。
本書のあちこちでプロットとアークを別物のように扱っておきながら、四章においては、キャラクターアークと(サブ)プロットが可換であるように説明しているのも(一読してかなり混乱しました)、そういう事情ではないかと思います。
個人的な収穫としては、当初目指していたキャラクターアークの理解という意味ではさほど成果はなかったのが正直なところです。それは事実上「三幕構成」を理解してさえいれば足りるので。

『キャラクターからつくる物語創作再入門』を読みました。1
「キャラクターアーク」の理解のために読んだので、キャラクターアーク、プロット、構成それぞれの違いに気をつけて読みましたが、本書単独で整理するのは難しそう、という印象です。キャラクターアークと言いつつ、ほとんど三幕構成に沿って説明されるのも大変で、同著者の『ストラクチャーから書く小説再入門』を先に読むべきかもしれません。それでも腑分けは労力がいる。
以下、おれの理解をメモします。
プロット:「構成」を含むもっと広い概念で、構成よりもマクロの意味もミクロの意味も含む
(三幕)構成:ストーリー中で起きるイベントの性質とその提示順
キャラクターアーク:ストーリー中で登場人物がたどる軌跡=経験するイベントの構成
なので、構成はプロットに含まれるし、キャラクターアークは構成に含まれる。究極的にはどれもプロットであると言える。
ここで、構成から「キャラクターアーク」をわざわざ切り出す必要があるとすると、(三幕)構成にはいわば「色がない」からでしょう。

とりゅう さんがブースト

お地蔵さんをめぐる掌編です

お地蔵さんは軽くて重い - ふざけた黒猫
funnyblackcat.hatenablog.com/e

『スター・ウォーズ』の傑作としての固有性は主に「意匠」にあって脚本(プロット)はガチガチの基本型をなぞっているからだと思う(実際そう作られている)。脚本が定式化されて複雑化する以前かつ、定式化の兆しもないほど古くもない、絶妙なタイミングなのも良い方向に働いていそう。
QT: fedibird.com/@abe_dragonslay/1
[参照]

とりゅう  
創作指南本に出てくる具体的な作品を例に出した説明、あんまりピンと来ないことも多いが(傑作から固有性を剥ぎ取るのは難しい。難しいからこそ無二の傑作なので)、どの本でも『スター・ウォーズ』に例えてもらうとすごい腑に落ちるので、助かる。

創作指南本に出てくる具体的な作品を例に出した説明、あんまりピンと来ないことも多いが(傑作から固有性を剥ぎ取るのは難しい。難しいからこそ無二の傑作なので)、どの本でも『スター・ウォーズ』に例えてもらうとすごい腑に落ちるので、助かる。

単著が出て版元に許可されたらぜんぜんやる気はあります。よろしくお願いします。

言っておくとおれは、自分が書いた同人小説とそのプロットを並べるやつは既にやっていますからね。

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