そう言えば以前に感想も書いて紹介した、セックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たちの姿を丁寧に寄り添って映したドキュメンタリー『ココモ・シティ』が、2024年7月23日より映像配信サービス「JAIHO」で日本初独占配信中です。やっと日本でも広く見やすくなりました。たぶん期間限定配信なので、そのうち配信は終わっちゃうと思います。観るならぜひ。
https://natalie.mu/eiga/news/582980
ビリー・ワイルダーの映画「情婦」(アガサ・クリスティ『検察側の証人』原作)という超有名な、めちゃくちゃおもしろい映画があります。
だいぶ前に一回見て、最近もう一回見直しました。
そうしたら、何年か前に見たファスビンダーの映画「マリア・ブラウンの結婚」で描かれていたことと、重なる背景事情が出てきて、頭のなかでそれらが響き合って、さらにおもしろかったです。
これがいわゆる「解像度があがる」ということなのでしょうか。
ちなみに、「情婦」に出てくるのは「リリー・マルレーン」を持ち歌にしていたマレーネ・ディートリッヒです。
今回の「ファスビンダー傑作選」のラインナップに「マリア・ブラウンの結婚」は入っていないようですが、まだ見たことがない方はぜひごらんになることをおすすめします。
(配信やレンタルなどで。地域の図書館などに入っていることもあります)
そこで描かれる「戦後」に圧倒されます。
わしの愛する歌を聴いてほしい Tanya Donelly - Pretty Deep
Fighting crime in this time brings a girl down
Makes a body sink so low
And I sink pretty deep
https://www.youtube.com/watch?v=skYZziNZW_w
@Django37564 もう手遅れです、タイムラインでオシリアヌスを目にした人々はすべてオシアヌスが認識できない呪いにかかりました。すべてのオシアヌスはオシリアヌスになった。
えーっとなんかどうでもいいことみたいですがオシアヌス→ラテン語でオケアノスで大洋・大河が神格化され、のちにポセイドンの叔父と呼ばれることになったギリシャ神話の神様です。エジプトのオシリスは冥界の神様なので別神格になるのではと思います。
8月30日から渋谷Bunkamuraでライナー・ヴェルナー・ファズビンダー監督傑作選。
特に『リリー・マルレーン』は素晴らしいですよ。
楽しみ!
"今日僕は、どこかの老人の隣に座って言葉を交わした。老人は僕にこんな話をした。彼の口からことばが出るのに合わせて、目からは涙が流れた。老人は言った。「病院から電話があって、わしの息子が殉教した、そして遺体の一番大きな塊は200グラムだと伝えてきた。わしは病院へ行って袋に入った息子を受け取った。そして墓地へ行って息子を埋めた。ところがその10日後、赤十字が電話をしてきてな。息子はイスラエル占領軍の牢屋にいると言ってきたのさ。それを聞いて仰天したよ」
そして彼は私に尋ねた。「わしが埋めたあの肉の塊が、息子でなかったんなら、あれは誰だったんだ? わしが埋めたあの若者の家族をどうやって見つければいいんだ?」
僕は言葉を失った。誰かに舌を縛られてしまったように。
彼は続けた。「赤十字が電話してきてから、今日までもう20日ばかりになるが、一睡もできんのだよ。あのことを考えると、気がくるいそうでな」"
https://x.com/atsyjp/status/1822616814222020779?t=mPfb_EmAgDuDTqpVvn3-tw&s=09
映画と読書と漫ろ歩きを愛する氷河期世代