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Zelditch Jr., Morris and Bo Anderson. (1964) "On the Balance of a Set of Ranks.

「多変量移動の問題は地位の非一貫性とは独立にすらも重要だが、社会に見られる非一貫性の量とともにその重要性は増す。…
…循環的な関係が確立され得る。すなわち、移動は地位の非一貫性の頻度を増やし、他方で地位の非一貫性は潜在的な移動を増やすのである」p.719.

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「地位の非一貫性と社会移動が関連していることは、何人かの論者には気づかれている。一般に彼らは、移動と地位の非一貫性の双方が、階層システムに柔軟性をもたらすことを示唆する。…ベノワ=スマリヤン(1944)は、移動がブロックされるところでは、広範な地位の非一貫性により、階層システムを変えるために革命が引き起こされると主張している。彼は、もし非一貫性が釣り合わせられ得るねらば、ある種の移動が起こるだろうと仮定する。言い換えれば、地位の非一貫性は社会移動の量に影響を与えると考えられる」pp.718-9.

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「地位の非一貫性は、連続した階層システムのモデルを示唆する。そこでは、社会階層は現実の集団ではなくてむしろ、連続したラインの分析的分割と知覚される。連続的な階層と地位の非一貫性の組合せは、流動的で移動する社会システムを暗示する」p.718.

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「大部分の地位の非一貫性研究においては、『全ての尺度が社会構造の中で等しいとはかぎらない』という事実が考慮されず、その結果、いかなる2つの尺度に関する評価の間の違いも、個人の行動そして/あるいは社会構造に同じ効果を持つと信じられている」p.714.

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「以前の定義は、全ての r[基準]が重要性において等しいと見なす点で、異なる尺度を区別していない。パーソンズ(1953)が強調するように、社会はたいてい、ある尺度に他の尺度よりも重要性を与えている。重要性が等しくない2つの尺度の間で見られる地位の非一貫性は、重要性が等しい2つの尺度の間の非一貫性とは異なる効果を持つだろうと予想される」p.707.

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〈Abstract〉
「地位の非一貫性概念を適切に定義するためには、6つのタイプの仮定が求められ、それらは、地位の非一貫性、尺度の比較可能性、およびそれら尺度の間の交互作用の構造を測定するために用いられるべき諸変数(階層尺度)のタイプを取り扱う。地位の非一貫性、社会移動、および社会階層の基礎概念の間のいくつかの関係を、簡潔に考察する」p.706.

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Hartman, Moche. (1974) “On the Definition of Status Inconsistency,” American Journal of Sociology, Vol.80, No.3, pp.706-21.

「我々は2つの獲得地位を考察しているが、他方で非一貫性効果は、帰属地位と達成地位の間の不一致に対してより一般的である」p.407.

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「<条件づけ変数としての年齢>…より若い人たちは自らの社会的状況が変わることを望むことができるが、中年になれば、社会移動や、その他の非一貫性を根絶する手段のための機会は減り、未来の報酬が現在のストレスを償ってくれるだろうと信ずる機会も同様である。スミス(1969)やポーテス(1972)もまた、地位ポジションが年齢とともに永続化ないし『結晶化』すると見ており、我々のデータの他の分析でも、年齢が上がるとともに職業上のストレスがより大きな身体的犠牲をもたらすことが示されている。…年齢・職業・学歴の間のかなりのセカンドオーダーの相互作用は信憑性があり、(タイプにかかわらず)年長の非一貫的な人たちは年長の一貫的な人たちよりも心理学的緊張が有意に高いが、若い人たちにはそのような違いは得られていない」p.402.

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「(1) ほとんどの近年の研究と同様に我々は、心理学的緊張とは関連性のない非一貫性それ自体を見出す。(2) 通常よりもダイレクトな検定にかけると、広く議論されてきた葛藤する期待と分配的正義の解釈は支持されない。(3) 我々の過大負荷−過小負荷の解釈は、さらなる探求に値するに十分な支持を得られる。(4) 現存の理論を適切に評価するためには。なぜ地位の非一貫性がストレスフルであるのかの解釈を、これまでよりもダイレクトに検定できるし、そうしなければならない」pp.401-2.

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〈Abstract〉
「社会的ストレスに関する研究のためのモデルは、地位の非一貫性についての広範な文献が、理論的・方法論的の双方で適切な研究をほとんど欠いていることを示す。このモデルは、地位の非一貫性効果が、次のことで明白であるはずだということを示唆する。(1) 末端の帰結(例えば、偏見)とは対照的な、近似的で知覚されたストレス(例えば、役割葛藤や怒り)に関して。(2) あるパーソナリティや社会的性質を持つ人格に対して。両タイプの特別な仮説が、310人の男性標本における職業−学歴の非一貫性に対して検証される。非一貫性効果の経験的な証拠はただ、いくつかのタイプの近似的で知覚されたストレスに対してのみ見られる。しかしながら予想されるように、低い学歴と結びついた高い職業の非一貫性効果は、外因性の仕事動機づけにおいて45以上かまたは低い男性でかなり強いが、標本の他の部分では明白でない。少数の非一貫的な人々に基づく場合、これらの結果は注意深く見なければならない。しかしそれらは、地位の非一貫性についてのより注意深い理論化が経験的に実りあるものかもしれないことを示唆している」p.395.

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House, James S. and Elizabeth Bates Harkins. (1975) “Why and When Is Status Inconsistency Stressful?” American Journal of Sociology, Vol.81, No.2, pp.395-412.

「ギッブズ=マーチンのアプローチをかなり単純化すれば、彼らの推論はだいたい次のように要約できる。(1) 地位間の統合ないし一貫性の欠如は個人に緊張を作り出し、その結果、自殺率(ないし死亡率)が高くなる。(2) 人々は、少なくともいくつかの地位に、あるいは地位からは移動できると考える…(3) 人々は、最もストレスフルな地位の組合せから脱するか、あるいはそこから取り除かれる傾向がある。(4) したがって、自殺のようなストレスの指標と、地位の特定の組合せが人口の中で<過小評価>される程度との間には、正の相関があるはずだ」p.797.

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「以前の論文において私は、同一化問題と地位の非一貫性問題の結びつきを記した。もっとはっきり強調すべきだったのは、これが、はるかに一般的な問題の特殊ケースにすぎないことだった」p.792.

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「ギッブズ=マーチンの定式化は、緊張が、両立不可能な役割期待や他のストレスフルな要素を含む奇妙な地位の組合せの占有によって作り出されると考えられている点で、最も一般的なもののように思われる」p.791.

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〈Abstract〉
「4つの異なる社会学理論、すなわち、(1) 地位の非一貫性アプローチ、(2) 社会移動の効果に関する理論、(3) ギッブズ=マーチンの地位統合アプローチ、そして (4) 構造的ないし組成的効果の分析の間には、重要な方法的類似性がある。これらの理論の各々において、従属変数が地位の逸脱ないしは奇妙な結合により影響を受けるという考えがある。もしこれらの理論が単純な数学的形態で述べられるなら、同一化の問題を指摘することができる。もし限定的な仮定がなされるなら、解決のために未知なことがあまりにも多くなるだろう。このことは、そのような理論のために重要な示唆を有する」p.790.

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Blalock Jr., H. M. (1967) “Status Inconsistency, Social Mobility, Status Integration and Structural Effects,” American Sociological Review, Vol.32, No.5, pp.790-801.

「地位次元を通じた一貫性が将来の移動がありそうにないことを意味する時には、地位の一貫性はストレスフルである」p.636.

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