「<条件づけ変数としての年齢>…より若い人たちは自らの社会的状況が変わることを望むことができるが、中年になれば、社会移動や、その他の非一貫性を根絶する手段のための機会は減り、未来の報酬が現在のストレスを償ってくれるだろうと信ずる機会も同様である。スミス(1969)やポーテス(1972)もまた、地位ポジションが年齢とともに永続化ないし『結晶化』すると見ており、我々のデータの他の分析でも、年齢が上がるとともに職業上のストレスがより大きな身体的犠牲をもたらすことが示されている。…年齢・職業・学歴の間のかなりのセカンドオーダーの相互作用は信憑性があり、(タイプにかかわらず)年長の非一貫的な人たちは年長の一貫的な人たちよりも心理学的緊張が有意に高いが、若い人たちにはそのような違いは得られていない」p.402.
「(1) ほとんどの近年の研究と同様に我々は、心理学的緊張とは関連性のない非一貫性それ自体を見出す。(2) 通常よりもダイレクトな検定にかけると、広く議論されてきた葛藤する期待と分配的正義の解釈は支持されない。(3) 我々の過大負荷−過小負荷の解釈は、さらなる探求に値するに十分な支持を得られる。(4) 現存の理論を適切に評価するためには。なぜ地位の非一貫性がストレスフルであるのかの解釈を、これまでよりもダイレクトに検定できるし、そうしなければならない」pp.401-2.