池上英洋「西洋美術史入門」(ちくまプリマー新書174、2012)
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池上英洋「西洋美術史入門〈実践編〉」(ちくまプリマー新書212、2014)
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HTLで見た「芸術は何を求めるのか」を考えるための手がかりとして、以前読んだ本を投稿。
美術史の視点で見ると、少なくても西洋絵画は教会や貴族などの「発注者」がいて、依頼に沿って描かれているので、描かれているものに意味やメッセージがあります。描くための技術は手段であって目的ではないのかも。芸術にはメディアとしての側面があるのだと思います。

美術を知る最初の一冊として(と書いておいて二冊紹介していますが)。

倉嶋厚、原田稔「雨のことば辞典」(講談社学術文庫2239、2014)
bookclub.kodansha.co.jp/produc

雨に纏わる言葉を集めた辞典
春雨、驟雨、時雨、雨氷など、季節と共に移ろう雨の姿を、人はどのように表して来たのか?
姉妹編として、「風と雲のことば辞典」(同2391、2016)、「花のことば辞典」(同2545、2019)もあります

玉村豊男「料理の四面体」(中公文庫、2010)

数多ある世界の料理に出会うなかで、料理が火、水、油、空気の四要素から成ると考える。既存の料理を分類し、いまだ出会わない料理を想像し、創造する。発酵は?など、ここにない料理もありますが、ここに提示されている考えは、なお有用だと思います。
chuko.co.jp/bunko/2010/02/2052

大岡信、谷川俊太郎 編「声でたのしむ 美しい日本の詩」(岩波文庫 別冊25、2020)
iwanami.co.jp/book/b492569.htm

和歌、短歌、歌謡、連句、俳句、そして詩。古典から現代まで、日本に息づく短い文学の詞華集(アンソロジー)。声に出して読むと、また違った印象に。ちょっとした空き時間にもどうぞ。

平尾昌宏「人間関係ってどういう関係?」(ちくまプリマー新書445、2024)
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個人と個人、集団、社会との関係をタテとヨコ、相補と共同の視点で捉える。親子、恋人、友人、上司と部下などの「身近な人間関係」とは一体どのような関係なのかを考えていく。

平尾さんのくだけた語り口は苦手な人もいるかもしれませんが、自分には読みやすかったです。

国立天文台 編「理科年表 2024」(丸善出版)

年鑑総合サイエンスデータブック。今年の注目点は巻頭の「序」にもあるとおり、2022年国際度量衡総会で決まった新たなSI接頭語10の27乗(ロナ)、10の30乗(クエタ)、10の-27乗(ロント)、10の-30乗(クエクト)が加わったこと。さらに日本の島の数が国土地理院の再調査により、これまでの6852島から14125島になったことでしょうか。
maruzen-publishing.co.jp/item/
official.rikanenpyo.jp/

「ではみなさんは、さういふふうに川だと云はれたり、乳の流れたあとだと云はれたりしてゐたこのぼんやりと白いものがほんたうは何かご承知ですか。」

宮沢賢治の未定稿、銀河鉄道の夜。主人公カムパネルラは親友ジョバンニと共に汽車に乗り、天の川を北から南へと進む。きらびやかな自然、語られる生と死、繰り返し表れる「ほんたう」とは。これは児童文学なのか?折に触れて読む作品。ちくま文庫版は旧かなづかいです。

「宮沢賢治全集7」ちくま文庫
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「新編 銀河鉄道の夜」新潮文庫
shinchosha.co.jp/book/109205/
「宮沢賢治」青空文庫
aozora.gr.jp/index_pages/perso

至人の心を用うるは鏡の若し、将(送)らず迎えず、応じて蔵せず。故に能く物に勝ちて傷つかず。

至人(道に達した人)の心の動きの虚しさは、あたかも鏡のようだ。何ものをも見送らず、何ものをも出迎えず、ただ物に対応してその形を映し出すだけで、内に蔵いこむことがない。だからこそ、あらゆるものに打ち勝って、自分も無傷でいられるのである。

至人之用心若鏡 不將不迎 應而不藏 故能勝物而不傷

荘子 内篇 応帝王
池田知久「荘子 上 全訳注」講談社学術文庫2237
bookclub.kodansha.co.jp/produc

何時もこうありたいと思っているけど難しい。

「新課程 視覚でとらえるフォトサイエンス地学図録」(数研出版)
chart.co.jp/goods/item/rika/57
chart.co.jp/sp/goods/item/rika

天気や天文について投稿することが多いのですが、無知だなあと常々思っていたので入手しました。高校地学の資料集。図や写真が多いので、 眺めるだけでもいいと思います。値段1000円くらいなのもよい。同じシリーズで物理、化学、生物もあります。…というか買いました。

物理
chart.co.jp/goods/item/rika/57
化学
chart.co.jp/goods/item/rika/53
生物
chart.co.jp/goods/item/rika/53

岩波文庫には、刊行書目一覧として解説総目録があります。今のところ10年に1度、最新版が刊行されています。
iwanami.co.jp/book/b308220.htm

最新版は2016年まで収録されているので、2017年以降は自分で調べる必要があります。なので自分で作っています。写真は通し番号で整列した一覧。毎月コツコツ追記しています。赤600番台はロシア文学ですが、2017年以降一冊も刊行がない。

かるめらさんが、ちくま学芸文庫と講談社文芸文庫の刊行書目一覧を公開しています。本人も書いていますが、正気の沙汰ではない。とんでもない労作。
x.com/Tokudoku2/status/1731786

ちくま学芸文庫
note.com/tokudoku2/n/n29a6c052

講談社文芸文庫
note.com/tokudoku2/n/n940ee999

「天文年鑑 2024年版」(誠文堂新光社)
seibundo-shinkosha.net/book/as

天文関連の年鑑総合データブック。
太陽、月や惑星の動き、日食月食の時刻と場所、流星群の見える時期などが載っています。2024年版の表紙は今年話題になった西村彗星です。

国立天文台 暦計算室のサイトも参考にしながら、来年も星空を見ていきたい。
eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/

…これは読書、なのかな? :blobcatbook:

ブックサンタしました。
「世界一楽しい 遊べる鉱物図鑑」(東京書店)
hanmoto.com/bd/isbn/9784885744

鉱物を使って実験したり工作したり。大人が読んでも楽しい本です。

ブックサンタして来ました。
booksanta.charity-santa.com/

許可をもらって撮影。推薦図書リストを参考にしています。大正から昭和初期の日本童話作家が好きなので、そのあたりを中心に選びました。

以前、 で話題に挙がっていますが、改めて。例年、小学生向け(特に中~高学年)の本が不足するとのことで、今年は小学生向け推薦図書リストが作られています。参考にするといいかも。
bookshop.charity-santa.com/wp-

詳細はブックサンタの投稿を見てください。
x.com/charitysanta14/status/17

今回購入したのは5冊です。
「小学館の図鑑NEO+[新版]くらべる図鑑」(小学館)
「サンタさんのまほうのスノードーム」(文化出版局)
「小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど」(世界文化社)
「新美南吉童話集 ごんぎつね・手ぶくろを買いに など」(世界文化社)
「宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など」(世界文化社)

Fedibird

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