先日あった土星食のライブ配信を国立天文台が行っていました。

ライブ中、山岡均さんが食(蝕)と掩蔽(えんぺい)の違いについて話していました。動画31分24秒頃から33分36秒頃です。
youtube.com/watch?v=_I8K0yhlI8

食(蝕、eclipse)
天体に太陽光が当たらなくなって見えなくなる現象。月食など。
astro-dic.jp/lunar-eclipse/

掩蔽(えんぺい、occultation)
天体が他の天体の手前を通過し見えなくなる現象。今回の土星食、日食(月による太陽の掩蔽)など。
astro-dic.jp/occultation/

どちらも食と呼んでいた歴史的経緯があるようですが、土星食は正確には食ではなく、掩蔽(月による土星の掩蔽)みたいです。

福井大学の濱谷沙世さんが、発達障害当事者支援団体リストを公開しました。2024年5月時点の「発達障害を持つ当事者を受け入れている、現在活動中の団体」を体系的にレビューし、掲載許可が得られた86の支援団体が掲載されています。
nddsupport.carpproject.com/

気象通報は音声合成による自動音声なので、放送前半の各地の天気を読む速さで、後半の漁業気象の情報量が多いか少ないか、おおよその見当がつきます。
nhk.or.jp/strl/publica/giken_d

最近刊行された「物語要素事典」。気になったので調べてみました。

著者、神山重彦さんが2021年1月に大学を退職する際に行う予定だった最終講義の原稿に物語要素事典の制作経緯が書かれています。
agu.ac.jp/topics/文学部日本文化学科 神山重
「人類が生み出してきた物語世界を外観したいのだ」という目標のもと、実現された事典。言海を編纂した大槻文彦さんの話も出てきますね。

Web版「物語要素事典」は現在も閲覧できます。
lib.agu.ac.jp/yousojiten/
web.archive.org/web/2019121306
weblio.jp/cat/dictionary/mngtr

担当編集者の記事もあります。
note.com/kokushokankokai/n/nf8

神山重彦「物語要素事典」(国書刊行会、2024)
kokusho.co.jp/np/isbn/97843360

国立国会図書館デジタルコレクションで読める本を門前照ニさんがまとめています。すごい。

怪奇幻想文学(2024年9月大幅増補)
note.com/euqitsatnaf/n/n2b1204

ラヴクラフト作品とクトゥルー神話
note.com/euqitsatnaf/n/n2f08e5

英文解釈の参考書
note.com/euqitsatnaf/n/nd7edf1

気象通報を聞いていると出てくる「船舶からの報告」。誰が報告しているのかな…?と疑問だったのですが、記事を発見。多分これかな?大学や海運企業が気象庁に報告しているのですね。で、気象庁が毎年6月に表彰していると。
kaiyodai.ac.jp/news/info/detai
lnews.jp/2024/06/q0611506.html
prtimes.jp/main/html/rd/p/0000

■高空燃焼試験設備(High altitude test stand; HATS)
バス内からの見学のみ。高温高圧の水蒸気を噴出して真空状態を作り、エンジンの燃焼試験を行う広大な施設。

H3ロケット第2段エンジンLE-5B-3の実験に使用。H3ロケットの開発も落ち着き、現在試験は能代ロケット実験場を使用しているため、休止状態。

FETS、HATSとも次期エンジンの開発が始まれば再び使用するかも、とのことでした。

なお、東地区にある宇宙開発展示室は普段も自由に見学できます。

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■液酸/液素エンジン供給系試験設備(Feed system test stand; FETS)
初公開の水素ガス燃焼塔内部(写真3枚目)を見学。

H3ロケット第1段エンジンLE-9の液体燃料に圧力をかけるターボポンプの実験場。噴出させた燃料はそのままでは危険であるため燃焼させている。施設内にある12筒の燃焼器はとても大きく、ロケットエンジンのよう。冷却のため中央に水の噴射設備、12筒全体を覆う筒の内側に冷却管が設置され、実験時施設内は膝の高さまで水を入れる。H3ロケットの開発が落ち着き、今年は使用していないそうです。だから見学可能になったのかも。

水素ガスの低圧損燃焼筒(写真4枚目)からは実験時に約100mの火柱が上がる。週に2回程度行っていた。施設の外にある液体燃料が通る金属管は、低温の液体燃料に依って縮むため、遊びを持たせてクランク状になっていて、種子島でも同様ものが見られるそうです。

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JAXA角田宇宙センターの一般公開に行って来ました。
fanfan.jaxa.jp/event/detail/22

南北に走る公道を境に、西側は角田宇宙推進技術研究所(旧航空宇宙技術研究所、NAL)、東側は角田ロケット開発センター(旧宇宙開発事業団、NASDA)だったためか、西地区は研究所、東地区は実験場の雰囲気があります。
jaxa.go.jp/about/centers/kspc/

東地区のH3ロケットエンジン試験設備バスツアーに参加し、FETSとHATSを見ました。同乗した職員の解説をまとめます。誤りがあるかも。ツアー中は撮影禁止だったので、配布資料を載せます。

古書店へ本の買い取りをお願いしました。供養のため、写真を添付します。 :meowpensivepray: 📚

関連して、漢字の成り立ちについて白玉庵さんがまとめた文章があったので、併せてどうぞ。指摘があれば教えて下さい。

白玉庵「漢字の成り立ちを調べるためのガイド」(note、2024年2月24日 23:45)
note.com/hakugyoku/n/nc3b08dcb

総務省統計局から公開されている令和2年国勢調査の4分の1地域メッシュ(250mメッシュ)を人口ごとに色分けした人口情報が、地理院地図で表示できるようになりました
gsi.go.jp/johofukyu/johofukyu6

地理院地図 > トップ > その他 > 他機関の情報 > 地域メッシュ統計 人口(総務省統計局)
を選択すると表示できます
maps.gsi.go.jp

未発見小惑星検出アプリCOIAS web-coias.u-aizu.ac.jp/ にて初めて発見された小惑星 (697402) Ao = 2017 BX232を例に小惑星の登録命名についてまとめました

国際天文学連合(International Astronomical Union, IAU)の小惑星センター(Minor Planet Center, MPC)から発見者と認められ、確定番号が与えられます

minorplanetcenter.net/
OBSERVERS > Orbits/Observations Database
小惑星Aoは確定番号697402で検索できます
minorplanetcenter.net/db_searc
twitter.com/coias_t09/status/1

IAUの小天体命名ワーキンググループ(WG Small Bodies Nomenclature, WGSBN)に名称を提案し、審査にて承認されるとWGSBN Bulletinsに名称が公表されます

wgsbn-iau.org/
小惑星AoはWGSBN Bulletins, Volume 4, #12, p17, 2024 Sep 2に掲載されました
x.com/coias_t09/status/1830777

国立国会図書館では23日、帝国議会会議録検索システムで全期間の本文テキストデータが利用できるようになりました。
ndl.go.jp/jp/news/fy2024/24082

議事録を読む際には、以下の資料が参考になるようです。
葦名ふみ「「国会会議録」前史 : 帝国議会 議事録・委員会の会議録・速記録・決議録の成立と展開」(国立国会図書館、レファレンス、63(1)、p.53-83、2013)
ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000

災害に対し何を準備すればよいのか、参考になるサイトを見かけました。

災害時に備えた食品ストックガイド(農林水産省)
maff.go.jp/j/zyukyu/foodstock/

防災の手引き(首相官邸)
kantei.go.jp/jp/headline/bousa

災害が起きる前にできること(首相官邸)
kantei.go.jp/jp/headline/bousa
「非常用持ち出しバッグの準備、できていますか?」内に「災害の「備え」チェックリスト」があります。

これを基本に、要不要をそれぞれ判断するといいかも。備えは大切ですよね。

国立天文台に寄付しました。方法を記録しておきます。

NINS自然科学研究機構 > 機構について > 寄附金 にアクセスします。
nins.jp/about/folder11/post_26

クレジットカードを使用するオンライン、金融機関へ振込む書面での寄付があります。今回はオンラインで。

オンラインでのお手続き > 1.お申し込み
申込先
◯国立天文台基金
を選択

入力したメールアドレスに記載された寄付受付URLにアクセス。必要項目を入力します。

クレジットカード情報を入力し、寄付完了。寄付受付で記入したメールアドレスに領収書と御礼が届きます。

1月のしぶんぎ座流星群、12月のふたご座流星群と共に3大流星群に数えられるペルセウス座流星群が見ごろを迎えます。8月12日23時頃に極大となることが予想されています。11日の夜から13日の夜までは普段より目立って多くの流星を見ることができます
nao.ac.jp/astro/sky/2024/08-to

文章中に出てくる薄明とは天文薄明のことです。6等星が肉眼で見えるかどうかの限界で、天体観測に適した時間の終りと始めの目安になります。始めと終りは太陽の伏角18°で定義されます
eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/

夜半から明け方に流星群が多くなるのは、明け方に観測地点が地球の公転する側になる為です

昨日行われた南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)についての気象庁記者会見。共同通信社との質疑応答の中で

「自然科学的に1週間と見積もっている訳ではない。内閣府で社会的な受忍限度、いつまで我慢していればいいのかを調査して決まった期間。日頃から突然起きる地震に注意して欲しい」

との話があって、とても重要な事を言っていると感じました。
jma.go.jp/jma/press/2408/08e/2
youtube.com/watch?v=yKVpXOcZis
動画29分29秒頃から30分23秒頃です。
[参照]

恒星の位置や明るさをしるした図、 。様々な星図を紹介します🌌

■Webサイト
ほしぞら情報、今日のほしぞら(国立天文台)
nao.ac.jp/astro/sky/
eco.mtk.nao.ac.jp/cgi-bin/koyo
日本の天文学研究の総本山。星図の他、天文に関するトピックスもあります

■アプリ
Stellarium (Stellarium Labs)
stellarium.org/ja/
stellarium-web.org/
PC、モバイル双方に対応しているオープンソースアプリ。英語ですが星図をweb上で見ることもできます

Mitaka(国立天文台)
4d2u.nao.ac.jp/html/program/mi
星図の他に太陽系、天の川銀河、大規模構造など、宇宙の階層構造をリアルタイムに可視化するソフトウェア。Windows対応

■PDF
滝星図(6.5等)(滝敏美、2007)
takitoshimi.starfree.jp/atlas/
一覧できるPDFも見やすいです

他にもいくつかあるようです
scopetown.jp/2024/06/8846/

星座名は国立天文台の星座名・星座略符一覧を参照しています
nao.ac.jp/new-info/constellati

日本手話について、気になったので読みました。「言語は文化を内包する」とは正にその通りだと思います。

小林信恵、松田俊「日本手話の音色」(季刊読書のいずみ173号、全国大学生活協同組合連合会、2022)
univcoop.or.jp/fresh/book/izum

高嶋由布子「危機言語としての日本手話」(国立国語研究所論集、18号、p121-148、2020)
ninjal.ac.jp/info/publication/
doi.org/10.15084/00002544

投稿を始めて1年経ちました。備忘録として、天気図の投稿手順をまとめました。2分割します。

1. 気象通報を聞いて天気図を描く
毎日1回、正午の気象通報がNHK第2で午後4時から20分間放送されます。録音か直接放送を聞きます。録音に失敗した、聞き逃した場合は気象庁のサイトで午後6時頃に更新されている「各地の観測値と低気圧や前線の位置」を見ます。
jma.go.jp/jma/kishou/know/kura

天気図の描き方は以下に挙げたもの以外にもいくつかあります。

光永佳津美「わかりやすい天気図の書き方と見方」(日本気象学会北海道支部 機関紙 細氷、第40号、1994、p.70-74)
metsoc-hokkaido.jp/saihyo/saih

【特集ウェザーニュースLiVE】誰でもできる天気図の書き方/山口予報士による徹底解説(ウェザーニュース、2022年10月24日)
youtube.com/watch?v=MmxJKqpLSy

暴風域、強風域、予報円はkmで示されるので、度に直して描いています。緯度毎の距離が計算済みのサイトを参照しています。
wingfield.gr.jp/archives/9721

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