「花四段といっしょ」を読む。全員好き。
いっぱい考えるのが楽しいな、のところでうわあーってなって、きっとこの漫画のことずっと好きだろうなってなった

「未必のマクベス」

読みながら思ってたんだけど、私自身が旅行とか海外に行くとか、大きく日数を組んで移動するいうことがほぼない。というか計画を立てるということ、お金や時間を調整することが難しいと感じて、辛くなってしまう性分が大きく実行に至らない。仕事や日常でそちらを選択しない。

だからかそういう本を読みがちで、それは本で読んで発散してるのかな?とずっと思っていたんだけど、たぶん本や映像で旅行しながら地に足がついた日常生活をするのが好きなんだ、それは発散ではない。私は旅行しているのだと考えて良いのでは?と思ったりなどした。

あと読んでるときの頭の中のBGMがマクベスではなくなぜかドン・ジョバンニだった。女たちに親切にされ知的な会話を繰り広げる春樹っぽさがあったからか

早瀬耕「未必のマクベス」を読み終える。

深夜特急やオレンジの壺を思い出す。騙そう、嵌めようとしてくる相手を受け入れて逆手に取る、みたいな賢さは憧れる。誰も信じるなと言われたあとに、どれくらい自分の勘を信じ、この相手になら騙されて破滅するのも込みで、協力を得て行動するのか。やはり人とは話すべきだし、だからといって全てを話す必要はないが、正直であることは、嘘をつく時にさえ必要なスキルであることがわかる。嘘をつくとき嘘を重ねがち、それで自分の首を締めがち、それを忘れがちである。

高野秀行「イラク水滸伝」読みはじめた。ひたすらに読むもの全てが楽しい

昨日の夜急に積読から本を読む気が起こり、コーマック・マッカーシーの「ザ・ロード」を読み始めた。
美しく詩的に暴力の気配が漂う。こんなに読みやすいのか。知らなかった。いっそこの心が石だったなら、のところ好き。

斉藤環⇆坂口恭平「いのっちの手紙」を読む。
坂口恭平という人はさっぱりとしたお坊さんみたいな人だなあと思って読んでいたら、後半自分でもそう言っていた、よく言われると。鬱は心のエネルギーの枯渇ではなく、後ろ向きなエネルギーがたえまなく襲ってくる状態、みたいなこと言ってて、それ!ってなった。精神分析になりそうなものをすべて自分の生活の習慣の方に引っ張ってきて生活の一部に組み込もうとするって私のやりたいことだな、と読んでて嬉しくなった。自分の好きなものがあればそれが自分への有益なお手本になり上手くならないはずがないっていつも私もそう思っているから。この人はいのっちの電話をやることで、ポッドキャスト配信者みたいなことをやっていて、同じではないかなと思った

新年度の明日からの仕事が不安すぎて、図書館で「スタンフォードのストレスを力に変える教科書」と「百女百様 街で見かけた女性たち」を借りてきて、風呂で交互に貪り読んでいた。

自己啓発でもスピリチュアルでももう何でもいいから自分のマインドセットを変えるやり方を誰かなんかで言ってないかな〜〜でチョイスした2冊。

「ここは鴨川ゲーム製作所2」を読む。
ともちゃんにクラスかわったから他の子と帰るって言われるところ、自分かと思った。
その都度軽く人間関係リセットみたいになっちゃうの、これが根底にある気がする。あっもう一緒に帰っちゃダメなの?その他の子と私もいっしょに帰っちゃダメですか???みたいになるやつ。

あとピンクの髪のお兄さんとのエピソードみたいなことって私もよくあって、それを人によっては恋呼ぶということに驚いた。あ〜!ここでか〜〜そうなんだ〜〜!なるほどね〜!なのと、もう一緒に帰らないと言われた時の寂しさが、失恋っぽい失恋した時の気持ちに似てるんだな??たぶん??!そうか!と感情の移り変わりの仕組みを教えてもらえた感があってすごく納得した。

この人間関係の機微がわかりやすかった。これくらいとんちんかんでも優しく世界を見てもいいと、もっと読まれてほしいと思う本だった。

柚木麻子「BUTTER」を読み終える。
人と話をする、料理、掃除、自分の暮らしを守る闘志はロックだ!というところが良かった

高山なおみ「本と体」
山崎まどか「優雅な読書が最高の復讐である」を続けて読む。

どちらもページごとに紙が違ったり、写真があったり、本の紹介の中で著者が読んでる時に食べたものや行ったお店や旅行先や対談なんかが、挟み込まれているのが読んでるあいだずっと楽しい。見た目も良い。「本と体」は料理家ならでは、作りながら飲みながら食べながら対談しているのが気が利いている。「優雅な〜」はおしゃれな雑誌の気の利いた書評ページをぎゅっとまとめて一冊にした感じが好きすぎて貪るように読んでしまった。

次に読みたい本や作ってみたい美味しそうなおつまみなどをメモしまくりながら読んだ

ワンピースの最新刊読んだ。バーソロミューくまが、初恋貫いてその人の子供を守るがゆえに悪に堕ちてて、まるでスネイプ先生だった。あとルフィは尾田っちの描く悟空なんだな、ワンピースの世界はDr.スランプ+ドラゴンボールなんだなあと思った。

柚木麻子「終点のあの子」を読む。
このようにいろんな子がクラスにおり、別々の考えを持って過ごしているのを、クラスが学校になり会社になり世間になっていくのが歳をとり生きていくことだと考え合わせると、私はなんとぼんやりとした主観の中で過ごしてきたことかと思う。

楽しかった悔しかったと、こんな人がいたと話をされて、私はそこに参加できなくても、それでも他人の様子が知りたいから、だから私は本を読んでいるのだという気がした。

井上荒野「切羽へ」を読む。
なんとも姿のいい小説。すっかり気持ちが清々した。全身が水に入ったような気持ちで、でも苦しくなく息をつめて読み終えた。好きがみっちりとすかすかと両方の意味で詰め込まれていた

「こちらあみ子」「ピクニック」「チズさん」「星の子」を読む。
これらの話の中に出てくる、あみ子的な人の外にいる人たちが、あみ子が私にはなんだかよくわからないけどこうするしかできない、これが私から観ている現実である、と差し出す物に、不穏さを感じるとしたら、私にもその不穏さがわからなかった。だって私には現実だから。

頭がおかしくなったらどうしようという不安が私には子供の頃からずっとあるけど、最初からおかしいから余計な心配で、ある意味でそれは考えなくて良くそう生きるしかないのだろう。皆自分の現実を生きているのだから

三体、読める気がしないな〜と思っていたら、こちらの4〜6回のネタバレ回を全部聴いて読めそう!と思った

文学ラジオ空飛び猫たち

open.spotify.com/episode/6UJwu

「北北西に曇と往け7」を読む。
この弟に対する母親の態度のこれみたいなことをする人は、本当に聞こえてなかったのかな?聞こえるように話さなかった自分が悪いのかなって長らく私も思っていた。そう思わせるのがうまい。仮に言い直せても意味がわからないふりしたりして、結局相手にしてくれなかったりし続ける。自分が好きな人としか話をしたくないということだとわかったのは、結構最近。人と知り合うとは?仲良くなるとは?というところの根っこを生やさせてもらえなかった弟の辛さを、どうするのか続きが楽しみだなあ

ドニー・アイカー「死に山」を読み終える。
怖かった。そもそも冬、雪山登らないでって思ってしまう。陰謀説がかなりチラついてそうなっていく政治や歴史や人々の心情もやるせない。地形や気象によって起こる現象である程度説明がついたとしても、間違ったら死にそうなところには行きたくないなあ、と読み終わったのをほっとして本を閉じた。

市川沙央「ハンチバック」を読む。
最期の部分が、本当に田中の妹なのか、ワセジョのSちゃんの続きなのか、それらにすごくよく似た全く別の「紗花」という名の嬢なのか、もしくは釈華のなりたかった/なり得ていたかもしれない自分という、いつかした妄想だったのかを、考えさせられるように書いてあるのが非常にうまい。露悪というより写実かな、と思った

オカヤイヅミ「雨がしないこと」を読む。
出てくる人全員よかった。私も実家の庭にパラソル立てて外で飲食したいな。⛱いいな〜。剣菱さんがいい。不倫してる上司もみんな誰もかれも、こういう人いるね、うまいなってなった。

こういうふうに私も同僚でペアーズで婚活してる人の話をふんふんと聞いていたことがある。
私には、アプリの仕組みがよくわからないんだけど、計画通りに最初の無料期間?内に相手を見繕いマッチングし、一年結婚を前提にお付き合いし結婚して、いま産休中で、結婚がしたいから婚活をするっていうことに迷いがなくておもしろいなと思っていた。
お相手がはっきり「親の介護と自分の身の回りの世話をしてくれるひとを探して婚活している」というその条件を、あまりいいように思えなかったんだけど、そこがいいと言っていた。とにかく結婚を決めたいみたいだった。
付き合いはじめて3ヶ月くらいで同棲を始めて、弁当がまずいとか、自分より早く帰って来て掃除洗濯ご飯の用意をしておけないのなら仕事を辞めろとか、言われてるけど会社辞めたくないから戦うんだ〜とかの話を、彼ったら困っちゃうよね〜っ的のろけかのように話すんだけど、こっちはぞっとして聞いていた。
私が全然羨ましがらないので向こうも異生物を見るようだったことを思い出した。

コーンウェルの検屍官シリーズの新刊が出てるーーー!!やったーーー!!待ってたーーーーー!本国で新刊が出ているのは知っていたけども。何年振りだ。本屋来てよかった。ダンジョン飯の新刊も買った。

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