梨木果歩「椿宿の辺りに」を読む。
今読むのにちょうどいい内容だった。身体の痛みに怪我に心も疲弊して悲観的にいる人、いた人、特に五十肩をやったことがある人に読んだら、この痛みの感じ実感を持った感想が聞けるのでは?と話してみたい。どっと何かが流れる感じ、物事が動く時はこんな時だと読んだ人それぞれに思い当たることが去来するのではないか。出来事の偶然や繋がりを鵜呑みにしない健康的な懐疑心、「積極的に待つ」という言葉に、本当にそうありたいと爽やかな気持ちになった。
これが「f植物園の巣穴」に繋がる話なのなら、村田エフェンディも家守綺譚も繋がっているから遡りながら読み返さなくては
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