IFF2024 Gプロ、ジュマナ・マナ『魔法が私に流れ込んでくる』。
私の自己保存のためにリアルタイムで流れてくる悲惨のイメージへの全面的な投入を避け、ニュース映像のナラティブには懐疑と伴う今の状況、絶対的な距離に応答するパレスチナ/イスラエル/+、アラブ/ユダヤ/クルド/現代のサマリア人(!)/+…の映像。対象の総体(マッチョカルチャー、土地の現在の音楽&伝統音楽)を記録するために映像のスタイルや技法を固定しない姿勢が、とても民族誌映画(映像人類学)っぽい…つい監督のプロフィールを三度見る
『ゲリラガーデニング』翻訳出版の否定的な反応が多いのを見て、どうしてそこに理念や倫理の実践が全くないように扱うんだろう?とつい首をひねって、セキュリティの意識が全方位に高まっている(…のだよね。と首を戻す)。「プレイス・ハッキング」翻訳が10年前。
Access All Areasで検索をかけて、ムーブメント初期を回想する20年後の都市探検家のredditの書き込みを見つけちょっと楽しい気持ちで眺めました。
ジョー・サッコを読む前にイスラエルの市民社会の複雑な混ざり合いを『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』の枠組みを借りてユーモラスに描いた、ルトゥ・モダン『トンネル』を読まないと、、と思って読んだけれどやはり感想をひねり出せない。ヨルダン川西岸、オスロ合意IIでA地区に指定された土地から有象無象が集まって「契約の箱」を掘りだす冒険ストーリーの中に、宗教遺物を理由に入植地を拡大し正統性を主張しながらイスラエル国家に土地を組み込んでゆく不正義のダイナミズムが確かに描写されているのだけど
服を山盛り所持しているので、今日の寒さも、サッと箪笥から取り出したハイテク撥水加工ポリエステルウール混のグレーのジャケットで温かく快適さ!…と言いたい所ですが水を弾く部分以外はじっとり湿って惨めなネズミみたいですとも
わ。フォレンジック・アーキテクチャー、エヤル・ヴァイツマンの翻訳が出る。って、翻訳プロジェクトは動いてたんだから検索でひっかけられなかったんだわ
特に忙しくないのに床ですやすや寝る1週間、シュルレアリスム100年映画祭、ハンス・リヒター『金で買える夢』初回の土曜トーク付き回当たり前に売り切れ!youtubeがあるさ
こちらで読書感想を読んでわくわくしたこちら、翻訳が11月に出るんだ。しかしメインの切り口は“男性の問題”になるのね
http://books.macska.org/jane-ward著「the-tragedy-of-heterosexuality」
4時間の『バークレー/At Berkeley』半分を過ぎたあたりで、あれこれ1回観てるな…。と気がつきましたが、公的予算の縮小と学生の学費値上げ反対デモに備え対応する2013年のUCバークレー、という撮影対象へのフレームが東大の学費値上げと学生の抗議と重なり、映画は何回観ても良いものですね。という事にしておきます。
ワイズマンお馴染み会議シーンにて学長直々に「清掃スタッフ削減によりバークレー校の広大な芝生を刈る芝刈り人は現在なんと1人です」なる衝撃の事実が配置された後しばらくして、こちらもお馴染みのつなぎカット(清掃人、人が行き交うエントランスやキャンパス…)の中にそのたった1人だけの芝刈り人の仕事の様子が映る時、青々とした芝生が英雄的な重みと輝きを放つのが気に入りました。というかそのような瞬間をキャッチするジャンプボードに4時間のランタイムがあり尻と膀胱を捧げる価値がありますという表明
他の場所に行く気があまりありません