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「この解約って何ですかあ?」な私ですが、窓口の方に指輪を褒めていただきました。この左右に広がっている意匠は不死鳥ですの…

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苦手意識で満杯の金融機関の諸手続きに赴けば、謎の窓口営業時間内の休み時間(もちろんwebに情報なし)に引っかかり、同じトラップにハマったご年配の方と愚痴を言い合い自らを慰め、時間まで本屋でマテリアル・ガールズを立ち読み、ジェンダーアイデンティティの認識にフィクション論の「没入」が使われているようだ。うげうげうげとなる

あの有名な北杜夫のカニサラダ、洋食屋さんの消滅(イナダシュンスケ)でこの世から消えていっているのだろう…。と感傷に浸りながら神戸三宮の洋食屋さんのメニューをチェックし「カニサラダ2,280円」の価格高騰にいま真顔です。文字上だけに存在するカニサラダに終わるのか…

風景画の展示解説文でよく引用をされている「風景の哲学」、平凡社ライブラリー『ジンメル・エッセイ集』に入っていた。これで引用文献リストを眺めて、でっかくて重い本(全12巻ジンメル著作集収録)を引いてくる専門家はわ~えらいな~すごいな~の逃げ道が無効になりました。

パレスチナのドキュメンタリーをある程度見ていて常に後に残る、占領下で常に大小の暴力に晒される被写体の若い男性たちが折衝や調整を重ねてマッチョイズムを退け、女の子の友達や年下の子ども達と好きな音楽やスポーツなど楽しいことを続けようとする様子や、組織的武装闘争への参加を回避する「弱い男性性」の戦略は、一見真逆の、ジュネが書いたようなフェダイーンたちの美しさにつながっているかも、、のような事をぼんやり考える

プログラムG、ジュマナ・マナ『魔法が私に流れ込んで来る』併映のこちら気になる。

>プログラムより『ブレスド・ブレスド・オブリビオン』の説明文→「パレスチナのマッチョなカルチャーにおいて若者たちがジムや車、ヘアカットに惑溺する姿を、ケネス・アンガーの『スコルピオ・ライジング』的にポートレートする」

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「ドキュメンタリードリームショー -山形in東京2024」
あれもこれもは泣く泣く見れませんが、クィアな『アンヘル69』、手仕事の記録『不安定な対象2』、バスマ・アルシャリフ(バスマ・アルシャリーフ)『私たちは距離を測ることから始めた』、トリン・T・ミンハ 『ホワット・アバウト・チャイナ』あたりを書き出しておく。ロバ映画もあるよう…
cinematrix.jp/dds2024/

イメージフォーラム・フェスティバル2024の情報も出ました。
目を引くパット・オニール特集、ジョン・バーシャーのドキュメンタリー、などのほか、ドイツが戦後作り上げてきた想起の空間を自ら破壊してゆくような今現在に「カウンター・モニュメントとしての映画」トーク・セッションに興味が惹かれます

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ゾンビサバイバル・オンライン・ゲーム『DayZ』の仮想空間撮影のドキュメンタリー映画『ニッツ・アイランド』、血を流した恐ろしいうさぎのスチールカットが見る前から観客を脅かす『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』リマスター版、共にシアター・イメージフォーラム11/30日より公開だそうです。やったあ

おお。ジョー・サッコ 『footnotes in gaza』の翻訳が出る。(配布資料より)うれしいけれど、2009年原書の翻訳が出る状況が前提にある

hanmoto.com/bd/isbn/9784911273

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ジャン・ノワールのチケット売り切れ、は〜るばる来たよ立教大学〜の公開講座。学内にゴミ箱いっぱいあって良いですね

脱出できない非正規労働に包まれて読む社会主義者ラスキンのもの言い、正直ムカつく…。な記憶もよみがえります

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学生の頃、丸暗記したアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデをググれば応用芸術と植民地コンゴの研究がポコポコ出てきます

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あと、美術の「プリミティブ」扱いが難しいことになってるな…と彫刻の前などで放心する事が多々ありますので、ブリュッケから出版の天野知香『装飾/芸術―19‐20世紀フランスにおける「芸術」の位相』『装飾と「他者」ー両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と「他者」表象 』を読み始めました

関西の美術館をちょろちょろしててよく見るよねのローカルな「具体」から世界的な「具体」へ変化した今、アンフォルメル、抽象表現主義、具体のリニアでない歴史を説明する箇所、助かります。

私は子供のころから元永定正が好きで、一応今のところ庭から引っこ抜いて売ろうぜ!の扱いではない西宮市大谷記念美術館の庭の彫刻『セラミックチェア3』が好きで~す

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いかにして美術史を語るか、もしくは語らないか──3つの展覧会を中心にして:「TRIO」「シアスター・ゲイツ展」「異文化は共鳴するのか?」(文:菅原伸也)をやっと読んだ

教育、羊の脳みその血抜きを失敗した若い料理人に厨房脇に設えた本棚から「エスコフィエ」、「ラスース料理百科事典」の2冊を開き共に脳の下拵えの箇所を読んでいつでもこれらに戻りなさいと諭すシーンの、本が変わらぬ実用品として強い力を放つ所が凄かったな〜

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主人公の料理人達を末端消費者に位置付けて、持続可能性を追求する農業畜産の生産者の連続を見せる構図は初期作の『肉』、置換可能な大都市ではない固有の土地で高級レストランの労働を組織する様子は、『ストア』『競馬場』『アスペン』、料理人の技能の伝達と教育は『高校』『高校2』、てな感じの初期作の総合かしら。

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フレデリック・ワイズマンの『至福のレストラン/三つ星トロワグロ』で料理人の動作&伝達&動作&動作を見て、レストラン併設のパン屋に寄り、厨房の奥オーブンの前でオーブンシートに絞り袋から何かを絞ってる人、サーモンを切り分ける人、高級料理の皿に乗っかってる小さくひらひらした謎の具材をバットに用意している人を見物しました。

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