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4時間の『バークレー/At Berkeley』半分を過ぎたあたりで、あれこれ1回観てるな…。と気がつきましたが、公的予算の縮小と学生の学費値上げ反対デモに備え対応する2013年のUCバークレー、という撮影対象へのフレームが東大の学費値上げと学生の抗議と重なり、映画は何回観ても良いものですね。という事にしておきます。
ワイズマンお馴染み会議シーンにて学長直々に「清掃スタッフ削減によりバークレー校の広大な芝生を刈る芝刈り人は現在なんと1人です」なる衝撃の事実が配置された後しばらくして、こちらもお馴染みのつなぎカット(清掃人、人が行き交うエントランスやキャンパス…)の中にそのたった1人だけの芝刈り人の仕事の様子が映る時、青々とした芝生が英雄的な重みと輝きを放つのが気に入りました。というかそのような瞬間をキャッチするジャンプボードに4時間のランタイムがあり尻と膀胱を捧げる価値がありますという表明

しかし、私たちが「邪悪なごっこ遊び」に興じてたとして幻想への没入を打ち破りあからさまな事実を無惨に露呈させる最上位の力、暴力が作用してなお(知り合いのゴージャスな女の子がムカついて友達のトランス男性の彼氏を体格差に任せどつき飛ばし彼は見事にフロアを吹っ飛んでいきました。若く酷かったですね)、目の前には依然としてしょうもなくムカつく男の子が居たのですよ

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「この解約って何ですかあ?」な私ですが、窓口の方に指輪を褒めていただきました。この左右に広がっている意匠は不死鳥ですの…

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苦手意識で満杯の金融機関の諸手続きに赴けば、謎の窓口営業時間内の休み時間(もちろんwebに情報なし)に引っかかり、同じトラップにハマったご年配の方と愚痴を言い合い自らを慰め、時間まで本屋でマテリアル・ガールズを立ち読み、ジェンダーアイデンティティの認識にフィクション論の「没入」が使われているようだ。うげうげうげとなる

あの有名な北杜夫のカニサラダ、洋食屋さんの消滅(イナダシュンスケ)でこの世から消えていっているのだろう…。と感傷に浸りながら神戸三宮の洋食屋さんのメニューをチェックし「カニサラダ2,280円」の価格高騰にいま真顔です。文字上だけに存在するカニサラダに終わるのか…

風景画の展示解説文でよく引用をされている「風景の哲学」、平凡社ライブラリー『ジンメル・エッセイ集』に入っていた。これで引用文献リストを眺めて、でっかくて重い本(全12巻ジンメル著作集収録)を引いてくる専門家はわ~えらいな~すごいな~の逃げ道が無効になりました。

パレスチナのドキュメンタリーをある程度見ていて常に後に残る、占領下で常に大小の暴力に晒される被写体の若い男性たちが折衝や調整を重ねてマッチョイズムを退け、女の子の友達や年下の子ども達と好きな音楽やスポーツなど楽しいことを続けようとする様子や、組織的武装闘争への参加を回避する「弱い男性性」の戦略は、一見真逆の、ジュネが書いたようなフェダイーンたちの美しさにつながっているかも、、のような事をぼんやり考える

プログラムG、ジュマナ・マナ『魔法が私に流れ込んで来る』併映のこちら気になる。

>プログラムより『ブレスド・ブレスド・オブリビオン』の説明文→「パレスチナのマッチョなカルチャーにおいて若者たちがジムや車、ヘアカットに惑溺する姿を、ケネス・アンガーの『スコルピオ・ライジング』的にポートレートする」

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「ドキュメンタリードリームショー -山形in東京2024」
あれもこれもは泣く泣く見れませんが、クィアな『アンヘル69』、手仕事の記録『不安定な対象2』、バスマ・アルシャリフ(バスマ・アルシャリーフ)『私たちは距離を測ることから始めた』、トリン・T・ミンハ 『ホワット・アバウト・チャイナ』あたりを書き出しておく。ロバ映画もあるよう…
cinematrix.jp/dds2024/

イメージフォーラム・フェスティバル2024の情報も出ました。
目を引くパット・オニール特集、ジョン・バーシャーのドキュメンタリー、などのほか、ドイツが戦後作り上げてきた想起の空間を自ら破壊してゆくような今現在に「カウンター・モニュメントとしての映画」トーク・セッションに興味が惹かれます

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ゾンビサバイバル・オンライン・ゲーム『DayZ』の仮想空間撮影のドキュメンタリー映画『ニッツ・アイランド』、血を流した恐ろしいうさぎのスチールカットが見る前から観客を脅かす『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』リマスター版、共にシアター・イメージフォーラム11/30日より公開だそうです。やったあ

おお。ジョー・サッコ 『footnotes in gaza』の翻訳が出る。(配布資料より)うれしいけれど、2009年原書の翻訳が出る状況が前提にある

hanmoto.com/bd/isbn/9784911273

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ジャン・ノワールのチケット売り切れ、は〜るばる来たよ立教大学〜の公開講座。学内にゴミ箱いっぱいあって良いですね

脱出できない非正規労働に包まれて読む社会主義者ラスキンのもの言い、正直ムカつく…。な記憶もよみがえります

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学生の頃、丸暗記したアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデをググれば応用芸術と植民地コンゴの研究がポコポコ出てきます

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あと、美術の「プリミティブ」扱いが難しいことになってるな…と彫刻の前などで放心する事が多々ありますので、ブリュッケから出版の天野知香『装飾/芸術―19‐20世紀フランスにおける「芸術」の位相』『装飾と「他者」ー両大戦間フランスを中心とした装飾の位相と「他者」表象 』を読み始めました

関西の美術館をちょろちょろしててよく見るよねのローカルな「具体」から世界的な「具体」へ変化した今、アンフォルメル、抽象表現主義、具体のリニアでない歴史を説明する箇所、助かります。

私は子供のころから元永定正が好きで、一応今のところ庭から引っこ抜いて売ろうぜ!の扱いではない西宮市大谷記念美術館の庭の彫刻『セラミックチェア3』が好きで~す

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いかにして美術史を語るか、もしくは語らないか──3つの展覧会を中心にして:「TRIO」「シアスター・ゲイツ展」「異文化は共鳴するのか?」(文:菅原伸也)をやっと読んだ

教育、羊の脳みその血抜きを失敗した若い料理人に厨房脇に設えた本棚から「エスコフィエ」、「ラスース料理百科事典」の2冊を開き共に脳の下拵えの箇所を読んでいつでもこれらに戻りなさいと諭すシーンの、本が変わらぬ実用品として強い力を放つ所が凄かったな〜

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Fedibird

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