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『外資系コンサルのスライド作成術ー[作例集]』(山口周)

仕事で幹部層向けのプレゼンをすることになったので。スライドの「型」が多く収録されているのだが、そのものを流用するよりも、1枚のスライドに詰めるべきメッセージをどんな観点から分割できるか発想するためのトリガーという感じだった。手の届くところに置いておき、都度見直そう。
amazon.co.jp/外資系コンサルのスライド作成術-作

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240731 2024年7月度月報 - 箱庭療法記
ラノベ3.5万文字、ジャズ9枚、本12冊でした。
yobitz.hatenablog.com/entry/20
 

『CRCK/LCKS』(CRCK/LCKS)

2017年ごろに聴いていたジャズバンドで、間が大きく空いて2024年に再会。ドラムの石若駿がきっかけ。当時は単にボーカルの甘い声が好きでおしゃれなサウンドってだけで聴いていたが、ジャズの研鑽を積んだいま触れてみるとバランスの良さに注目できる。歌モノでありながら、楽器でしっかり聴かせる。かと言って出しゃばることもない。「クラックラックスのテーマ」が特に好きかな。

『テクノ新世 技術は神を越えるか』(日本経済新聞社)

円城塔と津村記久子の短編を目的に。それぞれ、テクノロジーそのもの中心とテクノロジーに翻弄される人間中心と、好対照だった。両者とも持ち味が活かされていて読めて良かった。本編はノーコメント。

『サイバースペースの地政学』(小宮山功一朗・小泉悠)

素直に興味深かった。タイトルには『サイバースペースの』とあるが、それを支えるのはフィジカルなケーブルとそこに接続されたフィジカルなサーバーであるということに尽きる。フィジカルな存在である以上は、容易に破壊工作が行われうる……。そのリスクを推し量るチャレンジが本書の読みどころである。サイバーをフィジカルな視点から解説した本は(少なくとも私は知らないが)貴重に思われるし、なによりデータセンターや海底ケーブルやエストニアまで足を運んで実地で取材しているのが気に入った。力の入ったルポである。一つのベンチマークとなる一冊だろう。
amazon.co.jp/サイバースペースの地政学-ハヤカワ

『半導体最強台湾』(李世暉)

ダメ。台湾を中心とする地政学を扱うのだが、すべてフンワリとしたオピニオンで、極めつけは論点出しに「ChatGPTに訊いてみたところ~」とか出てきて投げた。お前が考えんかい。しっかりした著者に見えて期待していたので残念至極。

『Oath』(池本茂貴)

2023年リリースだけあって、メロディがポップで追いやすい。各曲でどの楽器に注目すればいいかも親切で、聴きやすい一枚だった。

『The Essential Maria Schneider』(Maria Schneider)

マリア・シュナイダーのコンサートに合わせて予習、復習のために聴きました。「Wyrgly」の、音が徐々に増えていく感じがスゴい好き。

『A Jazz Portrait Of Frank Sinatra』(Oscar Peterson)

聴きました。原稿中に流していたのできちんとした感想はないです。申し訳なし。

『ストーリーテラー』(馬場智章)

聴きました。仕事中に流していたのできちんとした感想はないです。申し訳なし。

『NEO SYMPHONIC JAZZ at 芸劇』(Maria Schneider)

コンサートホールにオーケストラのコンサートを自発的に聴きに来たのは物心ついて初めてかもしれない。指揮者の指揮に合わせて人々が有機的に音を出す光景、それだけで見てて楽しかったです。特に音の立ち上がりで、演奏者が徐々に増え立体的になっていくところは、ホールならではだと思った。
曲自体の感想は別途書きます。

『Louis in London (Live At The BBC)』(Louis Armstrong)

ルイ・アームストロングを聴いたのはこれが初めて。しみじみといいっすね……。ようやく歌モノの良さがわかってきた。

『Awase』(Nik Bärtsch)

『Continuum』に続いてニック・ベルチュをもう一枚。移動中に流しててきちんと聴けなかったけど記録のために投稿。

次は『アムリタ』(吉本ばなな)を読みますが、少し自分の原稿と向き合ってからかな。

Claudeのアドバイスは、同人誌なら「うるせ~知らね~~~」って突っぱねるところですが、投稿用の原稿で読者の間口を広げたいので(ある意味では最大公約数的な読み方をしてくれる)Claudeは助けになる。

ところで本作を読むきっかけはClaudeとのセッションで、主人公とヒロインの二人のものの見方を鮮明に対比させた方がいい、またそのためにはこれこれが参考になる、といったアドバイスをくれて、しかもまさに勉強になる作品だったので、そこにも感動している。セッションを通じて、何が足りていないのかよく見えるようになってきた(具体的には、内面の直接的な描写と現代風のモチーフが足りないらしいです)。

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普通に勉強になって、私の小説は主人公の男子(素朴なものの見方をする)とヒロインの女子(屈折したものの見方をする)の視点が交互に現れるのだが、後者を充実させる突破口になるだろう。前者は「する」の結果として「思う」、後者は「思う」の結果として「する」で物語をドライブさせることができるのかもしれない。そういう整理をできた。

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『TUGUMI』(吉本ばなな)

ドライでありながら瑞々しい。情景描写と直接的な内面の描写とのバランスに秀でているように感じられた。淡々と情景が描写されたかと思えば、それに対する反応として独白がある。独白はあくまで情景に対する反応の体裁を取っているが、明らかにそれより深い洞察から生じたものである。
筋書きとしては(2024年にエンタメ小説を書こうと手に取った不誠実な読者にとっては)シンプルでイベントの数も少ないのだが、その間を埋める情景や内面の描写がまったく埋め草になっておらず、むしろその描写こそがページをめくる手を止めさせない。次に彼女たちは何を「思う」(≠「する」)のだろうと想像させては、毎回それを上回る複雑な描写を見せてくれた。
吉本ばななの長編を読むのは初めてだったが、何作かさらに読んでみよう。
amazon.co.jp/TUGUMI-つぐみ-中公文庫-吉

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