『Now's The Times!』(Sonny Rollins) #よしざき聴いたよ
スタンダードナンバーを集めた一枚。表題作「Now's The Time」をきっかけに聴いたが、ソニー・ロリンズと言えばやはり「St. Thomas」か。どのナンバーも浮遊感あるサックスが気持ちいい。サックスがリーダーを務めるいわゆる名盤は久しぶりだが、良いアルバムは良いですね。
『東方爆音ジャズBEST』(東京アクティブNEETs) #よしざき聴いたよ
聴きました。ビッグバンド的華やかさがあるわね。
2024年ブックオブザイヤー(暫定)!
さまざまな読みが可能なように開かれた、エッセイ風の一冊。読むときに切実な問題に引きつけて読むのがいいのではないだろうか。
本書は、生き方論、鑑賞論、創作論、その他「センス」がまつわるものであればどんな読み方でも許される本だと感じた。その上で、私にとっていま一番切実な創作論に引き寄せて感想を書く。
センスとは、対象物から意味を取っ払ってその物をあるがままに捉えるところから始まる。その対象物のあるがままが、存在したり、欠如したりする。その存在/欠如の「リズム」をどう捉えるかがセンスに繋がる。リズムについてより立体的に書けば、意味がある/意味がないという「ビート」、あるがままがどのようにあるかという(=構造)「うねり」に分解できる。
対象からリズムを感じるとき「次にどんなビートが叩かれるだろう?」「どんな風にうねるだろう?」と予測をしている。対象が予測通りなら気持ちいいし、逆に、予測から外れていてもサプライズが気持ちいい。その外れ具合(リズムの遊び)を感じるのが気持ちいい。本書ではそういうのを「いないいないばあ」と呼んでいるが、正鵠を射ている。
『In the Shadows』(Robert de Boron) #よしざき聴いたよ
ジャズラップ。聴きました、といった感。
『Michel Camilo』(Michel Camilo) #よしざき聴いたよ
職場の方に勧められて。ダイナミックなピアノがそそる。1988年のアルバムだからか、良い意味で聴いたことある感のあるモダンジャズっぽい音楽の印象を受けますね。「Caribe」が白眉。
『人間関係ってどういう関係?』(平尾昌宏) #読了 #よしざき読んだよ
「人間関係」を、友達/家族/恋人……といったあり物の言葉から解放して、フラットな見方で定義し直す。「個人」と「社会」との間に位置する人間関係(たとえば、友達/家族……ね)をまず「身近な関係」と名付け、精緻に分解していく。「タテ/ヨコ」の軸と「共同性/相補性」の軸とで2軸による4領域に配置し直す。「タテ/ヨコ」はその人間関係に目的が有るか/無いか、「共同性/相補性」はその人間関係の基礎が共通点に有るか/無いか、から定義される。
便宜上、4領域に分かれているが、その中でのグラデーションをさらに細かく考えていくと(創作で)役立ちそうだと感じた。
https://www.amazon.co.jp/人間関係ってどういう関係?-ちくまプリマー新書-445-平尾-昌宏/dp/4480684727?crid=15JOYSIUO4LTN&dib=eyJ2IjoiMSJ9.fP4UJtNv-RZW85K-eXD1CxD2h014gXay7adYzckMFveiTaHmd6zk606C5IgnMLQ08om79ATn7TzVRu5AfqEE4-NQ4jfqaES0eQuBOhbnShc-0aCr6zvz3573oro3Y-zmZfrutx1g-55Q58aoZe8qDCwD0bagkxHbRCSF5eADQ0MC0ckz_iU-_6AhkMP_n6jESwcLxajyeoX4KKGBNAR1cX1Y1aLtOu-Cn6BEPrB55XrINaH2dhJxWwTTZfoFjKnfrHCt1sH9KqWPypczQMPcDFrRls4Qail9ANaFWUGiRpY.qMDXaJSq1MJVWi3C2ZD3iEGgGgBd1C4U2jT1ttHTOSI&dib_tag=se&keywords=人間関係ってどういう関係&qid=1713181910&sprefix=人間関係って,aps,345&sr=8-1&linkCode=sl1&tag=yoshizaki1029-22&linkId=542b5d3306af57c7371401415eee210e&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
『S高原から』(作・演出 平田オリザ) #よしざき観たよ
こまばアゴラが閉まるってんで慌てて観に。夏の高原のサナトリウムの一日を切り取る。私は昨年メンタルの調子を崩して療養をしていたのだが、その施設の同じ療養者の、特有の背景があるはずなのに明るく振る舞う光景にそっくりで驚愕した。そう、外界と時間の流れが変わるし、散歩くらいしかすることねえんだよな。
『Affinity』(Oscar Peterson) #よしざき聴いたよ
ビル・エヴァンスの「Waltz for Debby」繋がりで、同曲が収録されたこのアルバムも。同じナンバーでもぜんぜん違う表情になるのがジャズの面白みだと思いますね。静かな印象のビル・エヴァンスのものよりも情熱的な感じ。他のナンバーだと「This Colud Be The Start Of Something Big」の「なにかドデカいことが起こりそうな予感」を覚えさせるイントロ、「Yours Is My Heart Alone」の物憂げそうなファーストインプレッションからの畳みかけるような曲調が好き。
『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ』(ラスマス・フェイバー) #よしざき聴いたよ
「星間飛行」が白眉。2013年のライブ盤でいま聴くとかなり懐メロ感あるが、それ込みでいいライブ。凡百のアニメソング・ジャズアレンジを圧倒する。
小説/ジャズ/中国茶。🌍は、読書・音楽・茶の記録について。🔒は、それに加えて日常について。