Pierre Lesieurとは? となって軽く検索し、あぁ〜〜これは確かに……と同意しきり(坂◯夏子氏とか、かなりそのまんま度が高いような?) <BT
https://www.nichido-garo.co.jp/sp/exhibition/2019/10/pierre-lesieur.html
これはなかなか欲しいけど、もろもろコミコミで10万以上というのは……
【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】“裁断せずに”本をスキャン、「CZUR ET24」を試す-AV Watch https://av.watch.impress.co.jp/docs/series/zooma/1522718.html
若者はあえて「ブラック企業」で働いてみるべき訳 https://toyokeizai.net/articles/-/691858
管見の範囲でも散々な言われような白井聡氏の記事ですが、タイトルからしてかなりヒドい。「あえて」という精一杯のアイロニーのつもりなんでしょうけど、白井氏本人の気質がブラックだから、さもありなんという感想しかないわけで(눈_눈(京都の某書店で店員に暴力を振るってたという証言がありました)。あるいは「マル経界の次世代のホープ」の座を斎藤幸平氏に奪われたから、ヤキが回った?
──それはともかく、《それでも、こうした企業の反社会的性格を抑制するために、経営者たちはさまざまに企業倫理を考え出してきました》と言って、企業や資本主義の偽善を暴いてる気になってるのを見ると、(いにしえの2ちゃんねる発祥な)「しない善よりする偽善」と言いたくなりますし、というかこのネットスラングは「する偽善」という位相を可視化していることにこそ資本主義の本質があることを(マルクスとともに)確実に言い当てているように見え、「資本論で考え」ているのはどっちなんだか…… となるのでした
「VOCA展2024」の出品作家31名が決定しました。作家と推薦委員は下記のとおりです。 https://www.ueno-mori.org/exhibitions/voca/2024/
知らん間に来年のVOCA展(2024.3.14〜30、上野の森美術館)の入選作家が発表されてました。面識のある作家というと、松元悠氏やしまだそう氏あたりですかね。あと片山真理氏や笹岡由梨子氏は既に充分なキャリアがあるように見えるので、まだ入選してなかったんかぃという感慨の方が先に来ます。まぁ個人的には面識のある方々がVOCA賞をはじめとする賞レースに絡まないことを期待したい 。下手に受賞するとなぜか詰んでしまうので
テート美術館展 アンバサダーの板垣李光人さんに聞く「リヒターの作品を見て、自分も描きたくなりました」 https://artexhibition.jp/topics/news/20230807-AEJ1503550/
国立新美術館で開催中(〜10.2)の「テート美術館展 光 ― ターナー、印象派から現代へ」展のアンバサダーに俳優の板垣李光人氏が〜というので、なんか近年こういうの多いなぁと思いながら読んでたんですが、出てくる言葉がいちいち不穏だったので、ついつい瞠目してしまう
僕は、デジタルアートを描いて、インスタグラムで発表したり、NFTで販売したりしていますが
現代仏画
(印象に残った展覧会は? という質問に)森美術館で開催された「塩田千春展:魂がふるえる」(2019年)ですとか、パブリケーション向けの作り設定では出てこないパワーワードが連発されており、名前の「李光人」が(ドイツ語で「光」という意味の)Lichtに由来するからというダジャレキャスティングで選んだとは思えないガチ勢ぶりですな
2023.8.4〜8.8の日程でReal SOU # 11 が阪急茨木市駅前のSocio-1内特設スペースで開催中(出展作家:城戸保氏、杉山卓郎氏)で、両氏とも何度か作品に接したことがあるので既視感をともないつつもなかなか楽しめましたが、SOUがすごいのは、作品のもともとのサイズ感をガン無視して超拡大コピーして展示するところでして、それによって、単なるパブリックアートではない謎の批評性すら勝ち取っていると言わなければならない。例えば数年前に松井智惠氏のB5ほどのサイズのドローイングを超拡大して展示した際には、もとのドローイングの筆致などが全く別の意味やニュアンスに変わっていたわけで、実行したOne art Projectもそれを諒とした松井氏側もイケメンだよなぁと呆然としたものです。今回も、杉山氏のオプアート系絵画をここまで大きくするか……と唸ることしきりでした
現代美術家の稲垣元則&藤本聖美両氏によって2017年に結成され、主に大阪府茨木市の各所で様々なアートプロジェクトを展開しているOne art Projectの、結成から現在までの活動記録集をいただきました。記して感謝申し上げます。半年ごとにJR総持寺駅のコンコースに同プロジェクトが選定した作家の作品を超拡大コピーして展示するSOUや、その作品自体や出展作家の別作品を市内中心部で展示するReal SOU、8分19秒以内の映像作品のコンペな茨木映像芸術祭、工事現場を囲う仮壁面にワードアートを展開するカコイバなど、硬軟とりまぜた企画を展開しているOne art Project ですが、今までその全貌を通覧する機会は(よほどアートマニアな茨木市民でない限り)かなり難しかったので、この記録集は貴重ではあります。両氏ともアーティストでありながら、自作をほぼ出さずに裏方&ファシリテーター&プロデューサーに徹している時点で、「地域アート」界の中でも普通に突出している
大阪府が(大阪府立現代芸術センターの開設を期して)1980年代〜90年代に収集した現代美術コレクションが現在に至るまでかなり杜撰な扱いをされている件について先日報道され、時ならぬ(?)話題となったものですが、そう言えば万博公園にも同コレクションの立体作品が何点か展示されてたなぁと思い出し、昨日別用で国立民族学博物館にうかがったついでに見てきました。広大な万博公園の、民博や大阪日本民芸館に通じる道から少し入った一角が「現代美術の森」と名づけられ、そこに十点ほどが設置されています。いずれも大阪府が1990年代に主催していた大阪トリエンナーレの彫刻部門の入賞作でして、中でも野外展示に耐えうると目された金属製の作品が展示されておりますが、保存状態という点からすると、まぁなかなか苦笑ものでして、基本素人な当方でも頭抱えかねない(特に森口宏一の作品は素人目にもかなりヤバい説ある)ものだから、プロの学芸員やクーリエとかが見たら卒倒必至!? これなら咲洲庁舎の地下で(ryという方がまだマシのような……
ところで大阪府のコレクション、寄贈や寄託、画商などからの購入以外では大阪トリエンナーレの入賞/入選作を買い上げることで形成されていますが、手許にある記録集を見てみますと、その大阪トリエンナーレを通して東南〜南アジアやアフリカ、中南米といったいわゆる第三世界出身の作家の作品も割と精力的に集めていたように見え──それは大阪大学を拠点として人類学としての美学を思考/実践していた木村重信(1925〜2017)の影響がかなり大きかったからですが──、もしこのまま(難波の近辺に作られる予定だったらしい)大阪府立現代芸術センターが無事開館していたら、日本における第三世界のアートについての有力な拠点になっていたのかもしれないと夢想したりしなかったり
出版業界は本当に斜陽? 本を“読む”ではなく“聴く”が若年層のスタイルに「このままいけば、電子書籍を猛追する可能性もある」 | ORICON NEWS https://www.oricon.co.jp/special/64320/?utm_source=Twitter&utm_medium=social&ref_cd=twshare
出版ないし本のバリアフリー化が話題になっている昨今ですが、オーディオブック界隈がそういう動きもあいまって急成長しているようで。この手の朗読モノ、昔は名優がわざわざ労を取って古今東西の文豪の名作を手がけるというプレミア感を前面に押し出してたものですが、今はもうちょっとカジュアルな感じになってるらしい──ファスト聴取(ファスト聴取?)にも対応しているとのことですし。ところで谷崎潤一郎『春琴抄』のオーディオブックっていつ出るんでしょう?
ちょっと時間を作ってお救いしてきました
QT: https://fedibird.com/@wakalicht/110817971282549452 [参照]
「なんで壺やないとあかんのや」 戦後の反権威が生んだ前衛陶芸 | 京都新聞 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1080710
京都国立近代美術館で開催中の「走泥社再考―前衛陶芸が生まれた時代」展(〜9.24)の紹介記事。展覧会では結成直後の1948年から1973年までに絞って、創設者の八木一夫に限らず幅広く作品が展示されているようですが、走泥社自体は1998年まで続いており、この記事でも後期メンバーを中心とした当事者のインタビューもふんだんに記録されています。
しかしそれにしても、この走泥社もそうですし、同時期に下村良太郎や三上誠らによって結成されたパンリアル美術協会が2020年まで続いたこともそうですが、前衛美術団体ですら何十年も続くというのが、京都らしい(京都らしい?)ところではありまして
今回のart stage OSAKA、以下の三つのグループ展からなるそうで
・「World Art Osaka Painting Now Redux - アジアの「いま」をめぐる」(ディレクター:遠藤水城)
・「Japanese Contemporary ─すべてが計算される世界でまだ祈るべきものは残されているのか?─」展(キュレーター:高橋洋介)
・「New Media State of the “Art”」展
詳細はこちら→ https://www.artstageosaka.com/sections
QT: https://fedibird.com/@wakalicht/110836065840307635 [参照]
Art stage OSAKA 2023|2023.9.1〜3|グランキューブ大阪 https://www.artstageosaka.com/
知らん間に開催概要が発表されてた今年のart stage OSAKA。昨年は6月に堂島リバーフォーラムで開催されてましたが(未見)、今回はグランキューブ大阪こと大阪国際会議場に会場を移し、アートフェア形式から、複数名のディレクター/キュレーターを立てたグループ展を集めたものとなるようで。まぁ当方は日程的に行けるかどうか怪しいところですが……
大辻清司という難問(見る聞く読む)- 東京国立近代美術館 https://www.momat.go.jp/magazine/180
東京国立近代美術館の常設展フロアの一角で大辻清司(1923〜2001)の特集展示が組まれているそうで(開催中〜9.10)、そのレビューが公開されています。評者は渋谷区立松濤美術館学芸員の木原天彦氏。松濤美術館はこのあとこの大辻をはじめ瀧口修造や阿部展也、牛腸茂雄をフィーチャーしている「「前衛」写真の精神:なんでもないものの変容」展が巡回してくるので、レビューにうってつけの存在と言えるでしょう。
関西にいてると大辻の仕事にまとまった形で触れる機会はほとんどなく、当方も今はなき鎌倉の神奈川県立近代美術館で開催された実験工房展でそれなりに接した以外はお察しなのですが──だから「「前衛」写真の(ry」展の図録ではじめて、牛腸が大辻の教え子だったことを知ったという体たらくなのですが──木原氏のレビューは、前衛写真(というか、写真の前衛性)にフォーカスを当てたものとなっており、普通に勉強になりました。
カメラによって、物体の思いもよらない隠された側面を浮かび上がらせようとする点で共通している。付言すれば、これは写真だからこそ可能なことでもある。現実を克明に写しとりながらも、距離、光と影のバランス、瞬間的な時間の静止などあらゆる条件が、肉眼とは異なった新たな視覚をもたらす。だからこそ写真には、見慣れた現実を批判的に捉え返す力が備わっている。大辻の前衛とは、この写真の力を最大限に使い尽くす方策でもあった。とは、言い得て妙。
好事家、インディペンデント鑑賞者。オプリもあるよ♪