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真ん中の下の方 
ならではないか→なのではないか  の誤りでした。

岡田一実さんの句集「醒睡」のこと 

タイトルが示すように、「醒めている俳句」と「睡っている俳句」と、それぞれ解釈できそうな句群が交互に現れる。そう、それで「醒睡」なのね、と分かったつもりになっていると、最後のページに向けて、はてどっちなんだろう?という俳句が続く。

これはたぶん、読者をいったん「理解した」と思わせておいて、「そんなに簡単に他人のことを理解できると思うなよ」という作者からのメッセージを聞きとらせる仕掛けなのではないかと思った。理解できるところは理解し、そして理解できないところを残しつつ関係を持つのが、人間社会だということなのかもしれない。

造語と思われる言葉の多用もチャレンジングで、これはたぶん句会という共通理解を確認する場を経ていない俳句ならではないか。他人の評価にもたれかかかることもなく、まっすぐ遠い地平をまなざすような感覚が清々しく感じられる。

景としては、わかりやすい句はかなりわかりやすく、しかし言葉は一筋縄ではいかないという俳句が多いという印象。緻密な写生と言葉のフロンティアは両立するということを、改めて感じた。

「十勝」の名称が入ったのはごり押しの結果。観光と国立公園は別に考えるべきで、日高山脈という固有名詞でいいのではないか。

日高山脈は学生のときに2度、一週間くらいの縦走をしたことがある。山脈の中南部は登山道も満足になく、ひたすらハイマツの被さる稜線を歩くという過酷なものだった。そのような、人を寄せ付けない場所が日本に残っているということが貴重と思う。私の行ったのはもう40年前だが、今はどうなっているのだろうか。

あまりに奥深くて「名の無い名山」も多く、1839m峰(イッパーサンキュウと呼んでいた)などは忘れられない。

>BT

鈴木牛後 さんがブースト

<社説>日高山脈が国立公園に 原生の自然 後世に継承を:北海道新聞デジタル hokkaido-np.co.jp/article/1029

私もパブコメ提出しました。行きつけの歯医者さんでも、「保険証の廃止に反対します」という掲示がありました。国民も医療者も反対しているのに、強行するのはとんでもないことです。 [参照]

校正が終わった 

結社誌の校正終わり。今月は直すところが少なくてよかった。いちばん指摘するのは、やはり歴史的仮名づかいの誤り。めんどうな規則がたくさんあって、慣れないと仕方ない面もあるんだけど、間違いが多いと「それくらいの結社」と見られるだろうから、ここはきちんとしたい。

以前は、拡張新字体の漢字をいちいち印刷標準字体に直していたのだが、こちらはあまりにたいへんなのでやめた。他の大きな結社も、そこまで徹底しているところはないみたいなので。こっちはどうでもいいよね。「印刷標準字体じゃないと読む気がなくなる」というツイートを見て、気にしていたんだけど、そんなこと気にする人がどれくらいいるのか、という話。

選挙ポスターに裸の写真を使ったという件、女子にエッチな写真を見せてその拒否反応を楽しんでいた小中学生と発想が変わらない。どれだけ成長していないのか。

しかもそれに賛辞を送る人も多いなんて、終わってるな。

文学館図書室なのに、本を読むのに適さないなんてね。数人分しか椅子がないから、長居されたら困るのかもしれないけど、私が見た限りでは一度に3人いることは一度もなかった…。

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「俳壇」は文学館へ行って読んでくることにしよう。文学館には総合誌があるのでたまに行くのだが、椅子に背もたれがないので、ゆっくりするにはとてもつらい。あれって、長居させないための方策なのかな?。意見フォームがあったら書きたい。

思い出す前に挨拶しても、いまいちとんちんかんなことになっていたような気もしますが。

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俳句甲子園東京大会の審査委員長をしていた佐藤明彦さん(的確な講評がすばらしかった)、「藍生」で私の特集をしてくれたときに、黒田先生がそれを多方面に配布したらしく、それに対して佐藤さんが黒田さんに送った礼状が私のところに送られてきていたのを思い出しました(とても好意的なお手紙でした)。それで「にれかめる」も献呈したのでした。

何だか遠慮してしまっていたのですが、ご挨拶すればよかった。つい気後れしてしまうんですよね…。

姫路城の入場料を外国人は4倍にするという話、日本人(日本国籍保有者)と外国人をどうやって見分けるのだろうか。日本語を話せない日本国籍保有者はいるだろうし、もちろん外見ではわからないのに。自己申告制? なんかとてもイヤなことがおこりそう。

都会に越してきて、農業や林業のニュースが少ないことに驚いた。北海道では特に農業が自分の生活とつながっているという感覚(典型的には経済で)が道民のかなりの部分に共有されていたので。
>BT

鈴木牛後 さんがブースト

数日前森林税のニュースを見てしまったのだが、税金の話はともかくとして「都会の人間なのになんで森林税をはらうの?」「都会に森はないのに」とかいうコメントをアイキャッチにつかう無邪気さみたいなのはあんまりひどいなと思ったし、森林というものを「どこ」が引き受けているのか、森林は生活の「なに」を引き受けているのか、を一度考えてほしいと思う。世界レベルの「どこ」であり「なに」であるはずなのだが。そしてそれらを目にせず生活するということは、ある意味では「安全」や「経済的な安定」のようなものをやはり買っているということでもあると思う。森林はアウトドア好きの娯楽のためだけにあるわけではないので…

俳句甲子園高崎会場より帰ってきました。初めての審査員ということで、緊張の一日でした。参加した生徒の涙などを見ると、私などが勝敗を左右してもいいのだろうか、と思ったりもしました。自分の中でよい俳句とはどのようなものなのかということを、改めて問われたような気がします。正解がないだけに、難しいねえ。

価値の面を→価値の面で でした。

口語短歌は「読めばわかる」という点が大きいと思います。口語俳句はそうはいかず、かえって難解になる傾向があるような気がします。

口語俳句は「売れる」ということで、高齢の歌人を価値の面(一面ですが)を凌駕してしまった側面がありますが、俳句は作品面ではフラットなので、そのような革新は起きないように思います。

若い人が積極的に若い主宰の結社に入ったり、自ら同人誌を立ち上げたりすることくらいでしょうか。高齢の俳人が自らその権威を手放すとも思えず…。

原稿料……、もともと雀の涙くらいなのに、まだ減っているとは。売れないから仕方のない側面はあるとはいえ。まあ、私もあまり買わないからなあ。

俳句の原稿料って、一律なのだろうか。それとも、大御所は高いとかあるのだろうか?

ある俳人が、「詩や短歌は金にならないが、俳句は儲かる」と書いているのを読んだ(俳句の大御所への批判的な文脈で)。まさかねえ。虚子の時代はそうだったのかもしれないけれど。

鈴木牛後 さんがブースト

「米国だけでなくパレスチナへのユダヤ人入植や北海道開拓といった「入植」の問題は、セトラー・コロニアリズム(入植者植民地主義)と呼ばれ、歴史的問題でありかつ現代の問題としてさかんに議論されている。人種差別を批判するブラック・ライブズ・マター(BLM)運動などの米国の最新動向を把握しているはずの音楽会社やスポンサー企業によるチェック機能が働かなかった点も問題だろう」

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ミセスMVに識者「悪意なくても差別」 透ける「名誉白人」の意識:朝日新聞デジタル 有料記事がプレゼントされました! 6月15日 14:36まで全文お読みいただけます。
ミセスMVに識者「悪意なくても差別」 透ける「名誉白人」の意識:朝日新聞デジタル
digital.asahi.com/articles/ASS

今日は、さいたま市で33度だから、この辺はもうちょっと高いのかも。北海道にいたときに、34度の日が一度だけあって、あとは最高でも32度くらいだったから、今日の暑さはさすが関東という感じ。

でも、以前はどんなに暑い日でも仕事をしなければならなかったけれど、今はそうではないので、どんなにか楽か。全国民70歳過ぎても働けなんて、この暑さの中無理だよね。

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