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『反トランス差別ZINE われらはすでに共にある』読み終えた。三木那由他さん「くだらない話がしたい」呉樹直巳さん「セックストイと自炊飯」岩川ありささん「雑踏の中でも見つけられる」が特に印象深かった。

QT: fedibird.com/@tutai_k/10989696
[参照]

孤伏澤つたゐ  
腹にカイロ貼って布団に入ったけど本は読みたいなと思ってこれ読む #fedibird #読書

腹にカイロ貼って布団に入ったけど本は読みたいなと思ってこれ読む

『ますく堂なまけもの叢書11 矢川澄子というひと〜緊急事態下に『妹たちへ』を読む〜』
読んだ。
澁澤龍彦と矢川澄子がそろそろ(矢川澄子からは)切り離されて語られるべきだなと思っていたので、その願望が叶った本だったなと思う。「少女」表象が澁澤龍彦の「少女」から脱出すべきと言うのもその通りで、矢川澄子が矢川澄子として、矢川澄子の文学を論じられる時代の、ようやく一歩手前まで辿り着いたなあと思う。
面白かった。
ichizan1.booth.pm/items/422574
 

普段動物番組とか見てる時に感じている苛立ちと危惧がそのまま言語化されてて『絶滅へむかう鳥たち』読めてよかった〜って思ってる。
「鳥の生活を人間の枠組み(異性愛を規範とすることが多い)に不誠実にもはめ込むように、鳥類(および人間以外の動物)の繁殖を描いているものには常に警戒すべきだろう。こうした憂慮は、これまで見てきたように、(想定される)鳥のふるまいから、人間の個人およびコミュニティの「正しい」あるいは「自然な」生き方についての教訓を引き出すために、「動物を基準にした」推論が行われるときに、特に生じるものである。(Wexler2008)」「絶滅へむかう鳥たち』トム・ヴァン・ドゥーレン 西尾義人訳 青土社

ライターズインレジデンスで一緒だった人の本を読む。『決めない散歩』と『はじめて文学フリマに出るまで』。
『決めない散歩』はお散歩日記。街を歩いたり歩かなかったり、名前がはっきりしてる街だったりそうじゃなかったり。日常のモヤモヤも優しい言葉でそっと気づかせてくれるような文体で、読んでて一緒に歩いてる気分になるのが良かった。ご飯がとっても美味しそう!
『はじめての文学フリマに出るまで』は「だれでも簡単に自分の作品を作る方法」とサブタイトルにあるように、イベントの参加を決めて、本を作る、本の作り方も親切だし、宣伝の方法とかも「えっそこまで書いちゃっていいの?!それは盗まれたくない技術では…?」って感じのところまで書いてあって、何度もイベントに参加してる人にも技術書として読めてすごく良かった。

普段創作をしてても、出会うことはほぼないジャンルの人と出会えるレジデンス企画、いいなあと思い直した。見える世界の幅が広がるね。
   

旅の途中に読みかけた『スモモの木の啓示』をまた開こうと思う。なんだかんだ尾道から帰ってきてから駆け抜けてるからなあ…仕事用の本とか、借りた本を先に読んでしまった。あしたは寝込む予定だし、そんなに具合悪くなかったらゆっくり読もう。
 

うまく読めた自信はないんだが、面白かったな。『布団の中から蜂起せよ』
 

『布団の中から蜂起せよ』読み終えた。社会でいろんな理不尽が起きるたび、行動できない自分や行動しない人を責めるような(宛先のない)言葉に傷ついてきたけど、人は立場や環境でできることは限られてて、それでも生きることが抗議であり革命的な行いだということに安心した。
Twitterとかで、タグつけてツイートするのになんの意味があるの?とか揶揄されたりとかもあるじゃん。ああいうのとかも、「それしかできない」人にとって、それすらすることが大変な人だっているわけで、揶揄できたり「意味ないよ」って言える強者性っていうのかなあ…、そういうのしんどいなと思ったりもする。
タグデモの良し悪し、問題点とかもあるのはわかってんだが、それはそうとそこじゃなくてただ行動してる人間を笑う態度はどこからくるんだという疑問と憤りとか。
「あなたに死なないで欲しい」という言葉は沁みたし、生きるを続けることがめちゃくちゃ難しい世界で生きてるの、それを続けて、なおかつ自分を保っていくことを続けようと思えた。
 

1月26日~2月2日の8日間、ライターズレジデンスイン尾道 というものに参加して、ゆっくり書き物をしてきたよ~というブログを書きました。よかったらどうぞ。
   
at.tumblr.com/tutai-k/70832524

新しい仕事の書店担当さんに借りたので療養中に読むよ
 

旅は今日で終わっちゃうんだけど、3年前にこの宿で書き出したお話を3年かけて本にしたから、宿の人にお願いして本を置いて行こうと思っている。いいって言ってくれるかな〜。
 

ヨモツヘグイニナでは、書物の通販をしています。もうすぐ旅も終わりなので、いまご注文頂くと発送は今週末の土日くらいになりまーす。
少女小説集が最新刊(オメガバース百合と、魔法学院ものの二種類の小説を収録しています)。
ほかに、
田舎の漁師の家に都会からの移住者がやってきて一緒に生活する『浜辺の村でだれかと暮らせば』という小説や、鳥写エッセイブック、幻想小説・ファンタジーなどもあるのでよろしくどうぞ。
yominomike.official.ec/
     

『アフリカ夜想曲』楢川えりか
イギリス、次期侯爵の主人公がグランドツアーのパリで絵描きの青年に出会う。惹かれあうふたりは旅を共にし、アフリカへと至る…。
まだ同性愛が罪だった時代の青年たちの愛と、その結末。
人間がいかに他者を愛し、それを糧に生きるかという物語だった。テニスン、シェイクスピアなどの引用が多く、「小説を読んでいる!」という快感がすごく強く、楽しい読書だった。
 
amazon.co.jp/dp/B07JP7NMCH?ref

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