おでん 大太鼓 @北九州市小倉北区
今日は良い鯖が入らなかったということで「ごまさば」は「ごまあじ」に変更。鯵も好きな魚だし、これもまた良し。とり皮酢には柚子胡椒を加えてビールが進む。
カウンターの中のキビキビとした青年達はみんな地元の大学生でモテそうなイケメン。一杯目のビールを注いでくれて、気さくに客の話し相手を務める。これはいい。昭和42年からという老舗のおでん酒場でオヤジが集っているけど、店内はジャズも流れて変な意味ではなく女子の一人飲みにはすごくいい店じゃなかろうか。
おでんは筍から。出汁の味がしっかりしていて、九州醤油の甘みがそれを覆う。行橋出身で定年を山形・鶴岡で迎えたという常連さんと楽しい会話を終えて、19時過ぎても小倉はまだまだ明るい。
食酒 こころ @兵庫県川西市
この街に来たのは5回目くらい。でもこの街で飲むのは初めて。いつも仕事が終わると真っ直ぐホテルか自宅に戻ってた。それもまたもったいないこと。今日はどこかに立ち寄ってみようと駅から繋がっているビルへ。この後雨の予報だしな。
レストランのフロアを歩いてみたら、まぁ所謂どこにでもあるレストラン街。洋食あり、トンカツあり、うどんあり。と、そんな中に、らしからぬ店を見つけた次第。
ごまふぐのたたき、舞茸の天ぷら。いいぞ、レストラン街とは思えない。そして店長手づくりという生ウニの西京漬け。手合わせは地元能勢の秋鹿。やっす、なんで秋鹿純米がこの値段?
その後、店長(オーナー)と楽しくお話し。このフロアで唯一の居酒屋を26年もやっていると。そして明日は店長のオカンもお店に出ると。現役だね素晴らしい。
店長オススメのにごり酒の燗はまるでマスカットのよう。
美人亭 @香川県高松市
うどん県。昼に美味しい肉うどんを食べて、夕食はここに。つまり店の名前に引き寄せられた。シタゴコロはない。
このお店、メニューはなく、チャーミングな女将さんが今日のおばんざいを紹介してくれる。その中からキュウリとイカの酢の物、それからしょうゆ豆を選んでまずはビール。酢の物が美味しくてなにか懐かしい味。
それ以外はショーケースに並ぶ魚介類から素材を選んで、刺身にするか焼くか煮るか。あるいは、天ぷら食べたーいとか煮魚食べたーいと伝えると魚を選んでくれる。ピカピカの瀬戸内の魚が並んでるよ。
そんなわけでビールを金陵にかえたらニシ貝を切ってもらって、続いてオコゼは唐揚げに。頭からシッポまでバリバリ食べられる。これも瀬戸内の味だ。
ちなみにお品書きは無いけど財布にはとても優しい。そして箸袋に書いてあるお店の名前の下には「美人同伴でどうぞ」と。そういうことね。一人酒でゴメンゴメン。
くさ笛 @山梨県甲府市
縄のれんの向こうの横長カウンターだけのお店。席は全部で10人くらいだろうか。
ビールを頼んで何にしようかなと考えてたら「山菜の天ぷらを揚げるけど食べる?」と女将さん。そりゃもう喜んでとお願い。タラの芽、クワ、コシアブラ、ハリギリ、ハルジオン、ヨモギ、ウド。全て女将さんが昨日自分で採ってきたのだそう。「美味しいからウドは茎を少し残して揚げるね」って。風味バツグン。山菜美味いなぁ。
続いて、鳥もつ煮はまとめて作ると水っぽくなるからと1人前ずつ調理。北の杜の純米、武の井の純米吟醸とともに。こりゃいいわ。
山菜は今が一番いい時期だけどそろそろ終わり。秋にはメニューがキノコだらけになるそうだ。山に入って採って来るよと。聞いたことのない美味しいキノコがワンサカ食べられますよとお隣の常連のやまちゃん。
いい店見つけた!秋にまた来たい!