今朝の通勤電車の中でとても勇ましい論文を読んだ。従来の研究をことごとく、強く否定する。その否定されている研究書のひとつを読もうと買っていたので、興味深く読んだ。
しかし、知り合いの研究動向論文を引いて、それも批判している。その人が言いそうもないことなので、ちょっと気になった。なので、読んでみた。朝読んでいた論文が肯定的に記述している部分は確かに書かれていたが、批判している部分は知り合いの論文に明確な記述はない。そう読み取れるところはないではないが、あくまでもそれはそう読み取れるという程度でしかない。
ほかの人の研究を批判することで研究は進んでいくのではあるが、それは正当な批判でなければならない。したがって、批判するときこそ、その対象を時間をおいて何度も確認し、自らの誤読や思い込みでないことを確認しなければならない。自戒をこめて。
「下がり続ける日本の実質賃金」
「新時代の日本的経営」が発表されたのが1995年。
1996年の実質賃金は年445万1千円
2022年のそれは380万9000円。
年間64万2千円減少したことになる。新自由主義的再編は世界中で進んでいるが、賃金が減少し続けている国は例外的。
しかも、これは労働者平均。現在雇用の4割近くを占める非正規は正規より3割以上賃金は安い。他方、東電やメガバンク、三菱重工などの軍需産業、不動産、ゼネコン、日本製鉄などなどの大企業の賃金は下がっていない。
つまり、4割近い非正規の人は、フルタイムでも年間所得180-240万の、いわゆる「ワーキング・プア」にあたる。
現在全世帯の3割前後はすでに貯蓄ゼロ。これはこの26年の賃金減少で使い果たしたと見るべきだろう。
しかも、女性となるとさらに非正規率は上がる。どの年代でも5割を超える。
若年女性の非正規率の高さも多いに問題だが、まだ親の援助がある場合も多い。40-60代の女性・単身・非正規の場合、ほとんど貧困線ぎりぎり、ホームレス予備軍になる。
昨年に起こった「引きこもり」の中年男性が、家賃を払えなくなったホームレスの高齢女性を殴り殺した事件、これは「弱いものがさらに弱いものを殴る」、まさに現在の日本を象徴する事件です。
"Gender and country biases in Wikipedia citations to
scholarly publications" Publications with women in key authorship positions are significantly less likely to be cited by Wikipedia than those with men.
(Zheng et al, 2023)
https://asistdl.onlinelibrary.wiley.com/doi/pdfdirect/10.1002/asi.24723
「ゆと里スペース
出版記念イベントについて」
https://yutorispace.hatenablog.com/entry/2023/02/22/004952
※すごく重要な指摘がされていると感じたのでシェアします。
「わたしのように様々な余裕のある人間が適当に身銭を切って販売促進に協力して、これまで書いてきたような色々なことがうやむやにされたまま、よくない慣行が放置され、登壇者と参加者の安全が損なわれるような状況が放置される限り、とりわけ差別や人権にまつわる出版の環境はよくはならない。
わたしは気まぐれでこの翻訳を引き受けたわけではない。わたしは、『トランスジェンダー問題』のあとにつづく本のために、この本の翻訳を引き受けた。いま、LGBTやトランスジェンダーにまつわるトピックには、著しい「知の需要」がある。その需要に応えるべき出版社や書店さんたちが、少しでもよいかたちで出版記念イベントを継続できるように、わたしが気づいたことをいくつか書き残した。」
Not only is online misogyny and gendered disinformation a threat to the women who are targeted, but it is a national security problem when deployed by autocratic leaders to connect w/ voters who feel threatened by women’s & minority rights.
Yet digital platforms turn a blind eye instead of providing women better protections. When social media design & algorithms cause harmful narratives to go viral, it serves commercial interests for platforms at the expense of women.
https://time.com/6257188/disinformation-women-online-hate-study/
「高裁は同性カップルであっても、現行法で異性同士が前提とされている事実婚と「同程度に情緒的で経済的な生活共同体」であり「本質的に同じ集団と評価できる」と判断した。「多数決の原則が支配する社会であるほど、少数者の権利に対する認識を保護する努力が必要だ」とも指摘した」
RT @NatsukiYasuda@twitter.com
《貧しい国の出身だから、姉は、収容施設の中で、ちゃんとした医療を受けられなかったのだろうか。私たちが貧しい国の出身だから、姉の死後、どんなに頼んでも、姉の映像を渡してもらえなかったのだろうか》
ウィシュマさんの妹、ワヨミさん意見陳述を冒頭でお伝えしました▶ https://www.youtube.com/watch?v=n8oCK5abYPA
🐦🔗: https://twitter.com/NatsukiYasuda/status/1626566517084266496
"国連機関から人権上の課題を指摘されると、担当大臣が「一方的な見解」だとして反発する。国連からの訪問調査に難色を示し、直前に受け入れを取りやめる。個人が人権救済を求めて国連に通報する制度を認めない――。どこかの非民主的な独裁国家の話ではない。日本のことだ。"
今週の本棚:『武器としての国際人権』=藤田早苗・著 | 毎日新聞 - https://mainichi.jp/articles/20230218/ddm/015/070/013000c
凄まじい映像。旧統一教会の文鮮明氏「ホモは偽りの愛」沖縄県宜野湾市で、自民系議員の反対で条例から「性自認」「性的指向」が消された背景。旧統一教会の集会で教団関連団体「(東京で)変な男たちに狙われてたまるもんか」「(同性婚で)社会破壊」と。上地安之議長も挨拶し、性的マイノリティについて「公的機関が条例を作って、それを認めるということは、未来の日本国にとっては、あまりにも情けない」。さらに旧統一教会の「合同結婚式」に宜野湾市の保守系議員が参加していたことが発覚。上地市議らに質問状を送ると、なぜか旧統一教会から抗議。「一体化しているということを証明」。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/336312
文科省は東京書籍の教科書を検定で通した以上、責任は免れない。
記事曰く「この教科書は今年度、全国に約3万6千冊配布されていた。…(中略)…希望した学校に訂正版を約2万5千冊配ったといい、さらに希望する学校が出た場合も配布する方針」と。
学習指導要領で文科省は教育現場を厳しく縛っている。もちろん教科書も其れに基づいて「検定」している。
だとすれば、教科書の誤りは文科省の手抜かりであり、其の教科書の希望校のみならず全採用校への再配布は文科省の責任において為されるべきだ。
いつもの御都合主義での頰かぶりは許されない。
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東京書籍、販売済み教科書で訂正1200カ所 希望校に再配布:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR2L6QMWR2LUTIL00Q.html
「緊急避妊薬のパブコメ送ったから安心〜」と思ってたら「経口中絶薬」についてのパブコメがまたこっそりと始まってそして終わろうとしてんのね!? びっくりしたわ。2月1日から始まって28日に終わってしまう。
リスクの伴う(世界でも時代遅れの)搔爬法という中絶手術の利権を守るために、経口中絶薬が『危険視』されてることに私は怒る。
【経口中絶薬「メフィーゴパック」の医薬品製造販売承認等に関する御意見の募集について】
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495220368&Mode=0
塚原久美氏によるコラム
【世界的にスタンダードな経口中絶薬を厳重管理の対象にしてはならない 安全な中絶へのアクセスを妨げないために
朝日論座 2022年11月25日 リプロダクティブ・ヘルス&ライツ|中絶|女性の権利
朝日新聞のご厚意で文章のみブログへの転載をさせていただく】
https://okumi.hatenablog.com/entry/2023/01/21/100458
マイナカード保険証リーダーの件。
マイナ保険証のデータベース更新が間に合ってないとのこと。だから保険情報の不一致があった時に、患者さんの持ってる保険証が期限切れなのか、患者さんの保険証が正しくてデータベースの更新が間に合ってなくて古いままなのか、保険組合に聞かないとわからない。
つまり、機械の誤作動以前に、データベースが不完全という、ありえない状況のよう。
年金の時に大量の入力ミスで大混乱したのがまた起きるのかと、気が重いです。
さらに、マイナ保険証のデータベースには公費負担番号は入らないとのこと。ほんと中途半端で。なんのためにやるのか本当にわからない。
マイナンバーカード作らせるために医療を混乱させるのはやめてほしい。
マイナンバーカードリーダーを保険証リーダーに転用してほしいです。
夢の記録をつけていた、SNSを始める前は暇だったから
というトゥートをされてるかたがいて、突如「ああ!!」って思い出した。
アイデンティティが確立してなくて自分の中がぐちゃぐちゃで、どうにもこうにも生きるのが下手だった若かりし頃。
夢の記録もつけたし、自分のぐちゃぐちゃもノートに書き付けていた。
起きたことや自分の感情を、文章として自分の外に出してみて、近い形になったと思えるところまでいじくる。対象化しながら内面化していく。
何冊も書いた。
誰にも見られていないからできる、内面ダイブだ。
気が散らないでそれをできたのは、SNSがなかったからだ。
自分の感情を代弁してくれる、都合のいいパーツのようなどこかの誰かたちが居なかったから。
今、若さゆえのぐちゃぐちゃに苦しんでいる子の手元には、いつもSNSがあるんだろう。
SNSでは時々、これはすごく若い子なのかな?というアカウントが暴走しているのをみるけれど、もしかしたら、内面へダイブし損ねて境界を見失っているんじゃないかなと、思った。
顔のない誰かたちが無責任な感情やそれらしい説明をぼんぼん投下するSNSにダイブして、それらで自分を説明しようとして余計に自我はバラバラになる。溺れてるのかもしれないな。
RT @nana77rey1@twitter.com
積極的に結婚したいと思わない理由について、独身者に聞いた内閣府調査。
20-30代の未婚女性25.6%、
40-60代未婚女性に至っては35.3%が
「名字が変わるのが嫌・面倒」
と答えているのに「聞いたことがない」と。
それは、あなたに本音を打ち明けたい適齢期の女性はいなかった、ということでしょう。 https://twitter.com/lindberg_ikupy/status/1624280392894394368
🐦🔗: https://twitter.com/nana77rey1/status/1624284058904846336