今朝の通勤電車の中でとても勇ましい論文を読んだ。従来の研究をことごとく、強く否定する。その否定されている研究書のひとつを読もうと買っていたので、興味深く読んだ。
しかし、知り合いの研究動向論文を引いて、それも批判している。その人が言いそうもないことなので、ちょっと気になった。なので、読んでみた。朝読んでいた論文が肯定的に記述している部分は確かに書かれていたが、批判している部分は知り合いの論文に明確な記述はない。そう読み取れるところはないではないが、あくまでもそれはそう読み取れるという程度でしかない。
ほかの人の研究を批判することで研究は進んでいくのではあるが、それは正当な批判でなければならない。したがって、批判するときこそ、その対象を時間をおいて何度も確認し、自らの誤読や思い込みでないことを確認しなければならない。自戒をこめて。