明日は私の送別会第一弾があるから休むわけにはいかない。
「本屋を応援するために新刊書店で本を買おう」が実質的に「パンかバラか選べ。バラを選ばないお前は心がない。花屋がなくなってもいいのか」という暴力的な要請になっていることに無自覚な者が、本を愛する者には多い。パンすら選べない者がたくさんいることは、まったくもって頭にない。ゆえに「パンもバラも買えるようにしよう」という道筋が浮かばない。
岡真理先生が「ガザでどれだけ人が死んでも非日常が日常になってしまうと報道されない」というようなことを仰言ってて、本当にそうだと思うし、特に日本では「非日常に慣れて日常化してしまう」というより「非日常を受け入れられず力業で日常にしてしまおうとする」ような力学が強く働いている気がする。
シェア型本屋も本質は無人書店ですからね。もうすでにやってるようなものですよ。本屋の未来はここにあるとか言って。
https://twitter.com/solar1964/status/1792701915337494993?s=46&t=chyQfs6W2RfeREPFeTQ2mA
「福嶋さんをひとりにしない」は狙って言いました。結局のところ、アリーナ論が業界の正解となってしまってから10年ほど、福嶋さんのほかにチェーン書店員でこの問題に関して公の場でなにか意見を発してきた者がほぼいなかったことがよろしくなかったということ(その福嶋さんですらアリーナ論に自信があったわけでもなく、アリーナ論を言い出した当時も差別やヘイトの問題にそこまで意識があったわけではなかったらしいし)。そしてこういうエモいことを言えば福嶋さんを権威とみなす者らが「動く」可能性があるということ。こんなやりかたをしないとならないこと自体が最悪だと思ったけど、現状が認識できただけでも収穫だと思うことにしました。
アーカイブ販売が開始してるようです。念のため先にことわっておくと、会場の雰囲気的にバチバチやりあえるものではなかったのと、かなしいかなマジョリティは「持ち上げ」ないとそっぽを向くのでそれを避けつつ話をもっていく必要があったのと、あと福嶋さんがこちらの話についていけるだけの知識も経験も体力もなさそうだったので、だいぶ甘々なイベントになっています。
(そのなかでも言うべきことは言えたと思う、なんとか)
https://twitter.com/mukadeyabooks/status/1793606046923272546?s=46&t=chyQfs6W2RfeREPFeTQ2mA
スナック社会科というトークイベントを不定期で開催しています。