「クマのプーさん」のはなし。ネタバレといえばネタバレ。長いのでたたむ。
「クマのプーさん」を読んでいます。こどものころ買ってもらった、こども向け名作シリーズみたいな円本に入っていて読んだはずだけど、その頃には気に入らなかったことは覚えています。岸本佐知子著「わからない」のなかでの「クマのプーさん」に関するエッセイが楽しくて、つい購入。
今読むと登場動物たちが愛しくってしかたない。ちょっとしったかぶったり、欲を隠しきれなかったり、怖くなったり、あまりに違うのに全然気づいていなかったり。とくにイーヨーがいい。
イーヨーの誕生日にプーさんが「ちょうほうなつぼ」を、コブタが途中で割れちゃった風船の残骸をあげて、イーヨーが喜ぶ場面をちょっと引用します。ニコニコしちゃうよ。
"イーヨーは、風船を歯にはさんでつまみあげ、ていねいにつぼのなかにいれました。それから、それをつまんでだすと、地面へおき、またつまみあげて、ていねいにしまいました。
「なるほど。」と、プーがいいました。「はいる、はいる!」
「なるほど。」と、コブタがいいました。「そして、出てくる!」
「それね。」と、イーヨーはいいました。「とても出たりはいったりするじゃろが?」"
A.A.ミルン著 石井桃子訳「クマのプーさん プー横丁にたった家」岩波書店
ヤマザキOKコンピュータさんの記事「食べられる商店街への道! 沖縄のグリーンゲリラ多発地帯」(2022)を思い出した。
カインズ(ホームセンター)の自社メディアに掲載されていたもの。
https://https://magazine.cainz.com/article/112245
ゲリラ・ガーデンの本出るんか。
夫がマイコプラズマという細菌性のひどめの風邪をひいてしまってたんだけど、コロナのときの二の舞(数日後にまんまと移り、二人で苦しんだ)を防ぐため、寝室は分け、次亜塩素酸うすめ液でいろいろ拭く、食事は時間をずらし、テーブルも変えて無言で食う、ドアは半開きにしておいて足で開け閉め、照明のスイッチは肘で押す、などの対策をしたので今のところうつってないです! でもマイコプラズマは潜伏期間が二、三週間とのこと。まだわからないか……
トカゲをわりと近所の病院に連れて行きました。自分の病気でもそうだけど、病院に行っただけで不安は7割くらいは消えますね。原因やはっきりとした病名はわからなくても、治療方針やこれからの話をしてもらえるから。あと、家から近いというだけで人間もトカゲも楽。人間だけで歩いているときは気にしていない、なるべく静かそうな道を…とか、すれ違う人にキャリーを絶対ぶつけたくない…とかを考える時間が短くて済みます。
東京の病院はCTスキャンまであって、検査にはとても頼もしいんです。しかし、この間は予約でいっぱいのところをねじ込んでもらったのもあったし、病院自体が忙しいのもあって、診察まで5時間くらい待たされました。そのあいだにトカゲは預けておいて、検査もしてもらったけど数値や画像に異常ないからなんもできないという結果で、こちらも悪い感じに気が抜けてしまいました。
今回は目の前で口の中や手脚の動きを診てくれたので、検査のたぐいは一切していないけど、かえって獣医の見立てに納得できました。
担当獣医師がフトアゴヒゲトカゲを実際に飼っていて、最近亡くした、という話をしてくれたのも信頼度アップでした。
漢方も混ぜた関節炎とかに効く薬を出してもらい、また一週間後に行きます。人間にも看病のやる気が出てきました。ありがたい。