最近、ちまたではいままでにない著者名が跋扈しているのと、出版社を寡聞ながら知らなかったのと、テキスタイルみたいな装丁画で題名がカモフラージュされているみたいに見えるのとで、著者名・出版社名・題名のどれがどれなのか店頭でしばらくわからなかった。
文字の大きさ自体は題名>著者名>出版社で、一般的なんだけど、題名が模様に近く、それぞれの配置がイレギュラーなのがややこしさにひと役かっている。
ちなみにホラー小説のようです。もしかしたらこの混乱するかんじの装丁がぴったりなストーリーなのかも。
https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784768317839
親に対するただの愚痴です
医者が楽観的なこと(大丈夫だと思いますよー、くらい)しか言わなくて信用できないので手術したくない!とずーっと言い続けている父親に、怖いのはわかるけど、具体的にできれば数字で可能性をこちらから聞いてみたらいいよ、たぶんあなたは具体的なほうが安心できるタイプでは?とこちらも言い続けているのだけど、ぜんぜんわかってもらえない。
そんなこと聞いたら先生は気を悪くするのではないか? と返してくるばかり。
なぜ心配なことを尋ねただけで医者がへそを曲げると思いこんでいるのか、さっぱりわからない。
直接、楽観視がムカつく、と言ってはいないものの、あやふやに手術したくないと逃げ回っている今のままでは信用してないことが伝わってしまうだろうし、そのほうが気を悪くする可能性があるよねえ、とわたしは思ってしまう。
もしかしたら父親としては、昔の医者のように「やるべきです!まかせてください!」くらいの強い言い方をしてほしいのかも。
それは現代ではなかなか難しい要求だ……
靴下裏返しで歯医者行ってた…
気になる展示 その3
「Tameshigaki(lignes de vies)」@ INS Studio(東京・渋谷)
2023.6.30 fri. - 7.16 sun
http://dailypress.org/wordpress2017/wp-content/uploads/2023/06/tameshigaki_release.pdf
文房具屋のペンの試し書きを収集し、サンプリング、リミックスして絵に仕立てるシャルル・ムンカ(Charles Munka)の個展。同時に代官山のコンランショップでも開催されているそう。同時開催って渋谷のギャラリーとは違う作品が展示されてるってことなんだろか…ちょっとわかりにくい。このギャラリーのサイトも、スマホから見るとなにがなんだかわからない作りで展示情報にたどりつけなかったので、上のURLはプレスリリースのpdfです。
展示される作品は、試し書きが拡大されて大きな一枚絵になっているという感じ。芸術を意識しないものを集めて絵にしていく、という考えかたが好きなので、見てみたいなーと思っています。
気になる展示 その2
「中園孔二 ソウルメイト」@丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(香川県)
2023.6.17 sat.-9.18 mon.
https://www.mimoca.org/ja/exhibitions/2023/06/17/2829/
2015年に瀬戸内海で亡くなった中園孔二の回顧展。絵の雰囲気や描画法も多彩で、25歳で没していながらたくさんの作品を残しているそう。
人間なのかわからないけど、顔のある生き物がさまざまなかたちで絵に紛れ込んでいる作品が多くあります。なにを描いたのか、鑑賞者側でも多様な解釈をできそうです。
サイトのトップ画像の「ソウルメイト」の文字がぐるぐる回るアニメーションになってるの、かっこいい。
気になる展示 その1
「走泥社再考 前衛陶芸が生まれた時代」@京都国立近代美術館
2023.07.19 wed. - 09.24 sun.
https://www.ktv.jp/event/sodeisha/
「オブジェ焼」を世間に認知させたと言われる走泥社の前半25年間の活動と、同時代に前衛陶芸運動をくりひろげた他の作家をともにふりかえる展示、だそうです。
歩きそうな陶芸作品がたくさんでめちゃくちゃツボ!
おそらくスペイン語で、わたしにはなにを話しているかわからないんだけど、一緒に暮らしている犬2猫1ニワトリ1インコ1トカゲ1とキッチンの定位置で会合する人のtiktokが最高です。他の動画を見るとべつのメンバーもいるらしいことがわかる。犬なんてちゃんと耳を傾けているように見えます。
近くの畑の用水路からいろいろな生き物を獲ってきました!
どこになにがいるのかよくわからないけど周りをシオカラトンボが飛んでるし、もしかしたらヤゴがいるかもと期待して、落ち葉が積もってるあたりを網で適当にすくってみたところ、(たぶん)マメゲンゴロウやカゲロウの幼虫、ミズムシ(水生のダンゴムシ)、カワニナなどが獲れました。ヤゴはたぶんいなかったけど、当てずっぽうなひとすくいでこんなにたくさん獲れるとは。
セリも生えていたのでついでに貰ってきて植えました。
なるべく生き物の自然発生や来訪を待ちたかったのですが、ボウフラが湧きすぎると近隣にも申し訳ないので、ゲンゴロウたちに頼みます。
初めから水生植物は植えておくほうがエコトーンも早くできて、ボウフラ対策にいいのかもしれません。
PMCという新素材を使った、首につけるタイプの緊箍児(きんこじ)みたいな冷却剤を使ってみてるんだけど、けっこういいぐあい!
まだつけて外出したことはなくて庭仕事くらいだけど、めちゃくちゃヒンヤリするわけではないものの、ほどよい冷たさを保っていて快適だし、結露もしないから汚れや服の濡れも心配ありません。
昔は夏が好きだったのに、年々、暑さがつらく感じて外出したくなくなっていたから助かります。
トライアール PCMクールバンド(ブルー) Mサイズ https://amzn.asia/d/cuUzf08
2023年6月28日発売の『ユリイカ2023年7月号 特集=奇書の世界』に寄稿しています。
小説の奇妙と驚異を分解し、「奇」の効能と危険性を考え、「奇」のたすきをかけたり・かけられたりした小説のことを考えてみました。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3822